人事図書館って実際にどうなの?会員のわたしが4カ月通ってみつけた魅力と活用方法
「“人事図書館”って最近人事界隈で話題で聞いたことはあるけれど実際どうなの?」
開館から約4カ月経ち、入会を躊躇したり初訪問に踏ん切りがつかない方も増えていると聞いています。そこで、いち会員として活用してみた私が魅力と活用方法を勝手にご紹介します。
熱量高く紹介していますが、運営側は全く関わっておらずただの会員です(笑)
※人事図書館って何それ?という方は、下記リンクのWebページと館長のよっさんの発信などをセットでご確認ください!
会員になって4カ月、いち会員として感じる人事図書館の魅力3選
まずは、いち会員である私の目線で感じている魅力を簡単に紹介します!
学びの機会の豊富さ
まずはなによりも人事領域を中心とした書籍の充実度の高さ!
蔵書リストを見ると1800冊を越えています(2024年7月現在)。人事関連書籍が古いものから、最新のものまで仕事の役に立つ情報がもりだくさんなので、だいたいの探し物は見つかるはずです。
個人的には特定の領域の書籍をまとめて試読して自費で購入する本を選ぶような使い方をさせてもらっています。
さらに多彩なセミナーが毎週複数回開催されており、テーマは多岐にわたります。人事界隈で有名なあの方が講師で来てくれることもしばしば。コミュニティのルールで営業が禁止されているので気軽に参加できます。
複数の目的を実現する空間設計
こじんまりしたスペースながら、もくもくと集中して学んだり作業をしたい人が自然と選ぶエリア、会員同士がリラックスして交流するエリアが緩やかに分かれています。
私は日常的には作業をしたくてデスクでもくもくとしていますが、セミナー参加の際は自然と交流を意識したスペース側に座ることが多いです。
安心&集中できる環境
人事図書館では、社名と本名の公開・名刺交換・営業行為を全て禁止しており、人事の方が警戒しがちな環境を前もってブロックしてくれています。さらにコミュニティ運営スタッフ(以後CETさん)が安心して活動できるよう、会員同士の交流をはじめとしてサポートしてくれています。
また、ここに集まる会員の方は皆さん熱量が高い方ばかりですが、程よい距離感を大切にしてくださるので、はじめましてには毎回緊張する私も「ウッ」とくることなく安心して関わることができています。
個人的に人事図書館に来ると妙に集中できると感じているのは、近しい目的を持つメンバーの雰囲気や空間設計、コミュニティの運営方針が混ざりあって出来上がっているのかもしれないと感じています。
人事図書館との出会い
ここで、私自身のことを少し紹介しつつ人事図書館との出会いを書いていきます。
人事へのキャリアチェンジは、知識不足を痛感した悩みの日々だった
私はコロナ禍の2021年に転職し、職種もセールスから人事に転向しました。月並みかもしれませんが、本当に日々多くの課題に直面して苦労をしていました。
直面する課題に対して、会社や社員のみんなの役に立つことができないと知識不足に焦りを感じる日々を過ごしていたのです。
人事の専門書籍がまとまって読める場所をずっと求めていた
転職してから、生活の動線上に人事関連書籍が豊富な書店がありません。仕事でつまずくたびにAmazonで本をまとめ買いしては「これじゃなかったなぁ」と積み増した書籍を前に頭を悩ませることも多々…
ずっと書籍をまとめて試読できる場所がもっと身近に欲しいと思っていました。
人事図書館は、私の求めていた場がそのまま形になったものだった
そんな時に、X(旧Twitter)にたまたま流れてきた人事図書館の早期会員申込者を募集している館長のよっさんのPostを見て「私が欲しかった場所そのものがもう形になっている!」と即入会しました。
思い返してみるとCETさんの存在が、安心材料の1つでもあり入会を後押ししました。後述しますが、この感覚は正しかったことを後々実感することになります。
私の人事図書館活用方法
では実際に人事図書館に入会した後、どう活用しているのかの一例として活用方法をご紹介します。
ワークスペース利用
ありがたいことに会社からのアクセスが悪くないので、週に1〜3回の頻度で訪問しています。
たいていは本を探したり、勉強したり、note記事を書いたりしています。この際、混雑状況とセミナー日程を把握しておき、訪問タイミングを調整することも。
日常のワークスペース利用時は、それほどがっつりと交流はしないことの方が個人的には多いですが、ふとしたきっかけでお話することもそれなりの頻度であります。
そしてファンが多い返却棚コーナーは、訪問している日はその場で手に取ったりします。またSlackでも共有してもらえるので「あ、今度読んでみよう」と目星をつけたりしています。
セミナー・勉強会への参加
関心があるテーマのセミナーや勉強会にはどんどん参加しています。「まだ駆け出しの自分が参加していいんだろうか?」と思う分野もありますが、実際にはまっさらな状態だからこそ学びの場に影響を与えることができることも多いことに気づかされています。
早速自社の業務改善に活かしていることもいくつか出てきており、相当活用させてもらっていると思います。
交流
人事図書館の醍醐味はワークスペース兼コミュニティでもありますので交流も少しずつ進めています。
私の場合は、開催されるセミナーで知り合った方とその場での交流が8割くらい、セミナー以外の場での交流が2割くらいです。
私の性格的に毎回「よし交流するぞ」という気合いで行ってしまうと、疲れて長続きしません。なので、セミナー終わりも「今日は受けるだけでおしまい」と割り切ることも多いです。
一方で複数回顔を出すと知り合いが増え、セミナー以外の場でもコミュニケーションを取る機会も出てきたなと実感しています。
また、Slackチャンネルでは相互に相談をし合う場所があります。 自分自身が答えられる内容であれば、積極的に回答することでコミュニケーションが活性化する貢献はしようと意識しています。
そこで詳しい人を観測したり、自分の質問に答えてもらえたらニックネームとアイコンをなるべく覚えておくようにします。リアルでお会い出来たときに「あの時の○○さん!ありがとうございます!やっとお会いできた」とお伝えすることが交流のきっかけになることも。
この辺りの交流に関しては、CETさんがいろんな仕掛けを打ち出してくれていて今後もアップデートされていくでしょう。先行して会員になっている立場としては、新しく入会してくださる皆さんが安心できるように、自分自身もコミュニティを活性させる役割を持っていると意識して取り組んでいけたらいいなと思っています。
もし初心者さんや入会に不安に感じている人がいれば…ささやかな情報提供
いくら「よさそう」と思っても、本当に大丈夫?と不安に思いますよね。私も即申し込んだのに、繁忙期でオープンから1カ月間訪問できず、心的ハードルが上がってしまい悩んでいました。その経験から少しだけ情報提供させてください。
人事図書館訪問へのハードルの下げ方
入会済みなのに訪問タイミングを逃している方へ
もしタイミングが合えば、月に1回は実施しているおひとり様歓迎デーを利用するといいと思います。私もこのイベントを活用して、予約をしているから行かなきゃというモードで初訪問を果たすことができました。
1度訪問できてしまうと一気に安心レベルが上がりますし、初訪問だとわかってくれている状態なので他の会員さんとつないでもらいやすく「すぐにまた来なきゃ」という気持ちにさせられました。
また、セミナーや勉強会も「予約したし行かなきゃ」という理由付けで活用するのもいいと思います。本当にたくさんやっているので、何かしら予定を合わせられると思います。イベント時はいつもと雰囲気が違うので、時間が許せば開始前か終了後に1-2時間滞在してみましょう。
さらに2回目以降にも訪問しやすいような工夫もあります。
Slackの現在の利用状況という訪問者数を把握できるチャンネルの観察とセミナー開催予定を把握して「自分のニーズにあった時間に訪問」を意識するのがオススメです。
これによって、初訪問を果たしたあとに自分が居心地の良い訪問体験を重ねるといつの間にか慣れていると思います。
入会しようか迷っている方へ
体験利用・もしくはセミナーの参加がオススメです。
個人的には自分が実際によく訪問するであろう時間帯で体験を申し込むことがいいと思います。平日の日中と夜間、休日の日中と夜間それぞれ大分雰囲気が違うというのが、私の感触です。
もし、体験利用時に自身が目的としたことが実現できなそうな違和感を覚えたら、率直にCETさんに聞いてみるのがいいと思います。
先に入会した人が交流では有利な場なんじゃないかと不安な方へ
少なくとも、私自身は入会時期の速さでコミュニティが分断されることはないように見えています。入会した時期は関係なく、良い関係性を築いていきたい人が多いと感じています。
むしろ交流の活性化は、これからどんどんアップデートしていく所なので、全然遅くないし有利不利はないと思います。
自分にはもしかして入会資格はないんじゃないか?と不安な方へ
ルールをしっかり守れば、人事領域に関心を持っている全ての方がメンバーになれるので安心してください。
個人的に他の人事系の勉強会では中々お会いできない労務領域の方や、社労士さんや産業医さん、人材系企業で人事を支援している立場、さらには人事ではないけれども関心を持っている現場サイドの職種の方と関われることが魅力と安心感につながっている思っています。
入会後に何かトラブルや不安なことが起こったらどうするればいいの?と思っている方へ
実は私も入会後に不安なことが発生しCETさんに相談したことがあります。とても親身になって解決の手段を考えてくださり、安心したことを覚えています。
一般論的なアドバイスだけを返すこともできたと思うのですが、CETさん自身がこのコミュニティを良くしていきたいという想いから対応してくださっていることが伝わってきました。
いまは全く不安なく過ごさせてもらっています。何か不安があったら貯めこまずにCETさんに相談したりSlackチャンネルで問い合わせてみちゃいましょう。
※私自身の相談内容は、コミュニティ内でトラブルがあったわけではないので安心してください!
以上が私が4カ月経験して感じていることのまとめです。
なにかヒントになるものはありましたでしょうか?自分の思っている事の半分くらいしか文字に出来ていない気がするのですが、少しでも伝わるものがあればうれしく思います。
以上、来月はスクラムフェス仙台への登壇リポートをnoteでご報告する予定です!
余談
よくよく思い返してみたら会員募集の2カ月前にクラウドファンディングの募集があり、それを少し目の端に捉えていました。当時はチーム体制変更に必死で「人事図書館」というキーワードだけ頭に残っていたのです。
当時賛同して支援してくださった多くの方がたくさんいてくださったことで、いま安心した学びの場にどっぷりと浸かることができていて感謝の気持ちでいっぱいです。
欲を言えば、クラウドファンディング募集時にもう少し余裕をもって支援者になる決断をしたかったですが(笑)
残念ながらクラウドファンディングの支援者にはなれなかったのですが、この数か月を過ごす中で、コミュニティを大事に育てていくのはCETさんだけではなく、会員1人1人の行動から生み出されるものだとも思えています。
いち会員として、コミュニティの成長に貢献したいと思っています。
もし、現地やSlackでご一緒することがあったら、その際はよろしくお願いします!
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