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コロナ融資とVUCAと老後資金問題の散文 ~あなたは老後に月56,000円稼げますか?~
2022年も明けて2カ月が経過していますが、未だ日本はコロナの影響から脱出できる兆しもありません。
私は金融機関に勤めているのでわかりますが、いよいよコロナ赤字の補填融資も打ち止めといた空気が出てきています。支店長と面談しても「来季のネタが無い…」との発言が非常に多い。赤字の先にコロナ融資をジャンジャン出せるのならこんな発言はでないんですよね。これからの我々の仕事は、終わりなき条件変更の嵐です。
コロナ融資のツケを払うのはこれからです。コロナ後はコロナ前より経済が大きく飛躍しないとツケを払うことができません。
コロナ前の水準に戻ったとしても、すべてが元通りになるわけではありません。企業はたまったツケ(コロナ融資)の支払いが始まります。
コロナ前は景気が良かったとはいえ、キャッシュが余りまくってしゃーないという企業はそんなに多くはありませんでした。
なので、コロナ前の水準にキレイに戻ったとしても、余剰のキャッシュが多く出るわけではありません。
ですが、返済しなければならない借金は膨らんでいる。これがキツイ。
本来であれば、企業の借入はその後の売上の増加・利益の増加を見込んで借りるものです。(ザクっと話してます。金融の方ご容赦を)
なので借金が膨らんでも、そのぶん売上・利益も増加するので問題なし。これがあるべき形です。
しかし、コロナ融資は完全に「赤字補填」の借金でただの延命のための輸血ですので、その後の売上等を増加させるわけではないのです。完全なロスといえます。
コロナ前の世界に戻っただけではコロナ融資は返済できません。コロナ前よりもっと景気が良くならないといけない。でないと返せない。
ですので、多くの企業はコロナ融資の返済の目途がつくまで新たな設備投資を控えると思います。これで更に経済が鈍化する。
加えて、インフレ問題も出てきています。そしてインフレはロシア・ウクライナ戦争で加速する可能性もある。
戦争により世界の混沌の度合いは一気に増しました。戦争の当事者国の片方が大国であるインパクトは絶大であり、今後どうなるかわからなくなっています。
一昨年から『VUCAの時代』と言われるようになりました。
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