『ちょっと変かも?』の名前を知る:発達障害・感覚特性のまとめ
「なんか変?」の正体を知るためのまとめ
「普通の人と違う。自分や周りがちょっと変かも?」と思ったことはありませんか?その違和感に名前をつけるヒントです。
ADHD(注意欠陥・多動性障害)、ASD(自閉スペクトラム症)、HSP(高感受性)といった特性や、それに関連するさまざまな特徴・障害があります。
よくある勘違い、「私はADHDかもしれないしASDかもしれない」
→ ADHD+ASDの併発するケースもあります。
→ HSPは障害ではなく気質とされていますが人口の15~20%が該当するともいわれています。つまり、感覚特性のちょっと変だながある人は少なくありません。
→箇条書きじゃわからないよという方へ:
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神経発達や感覚の「特性」に関連するもの
注意欠如・多動症(ADHD: Attention-Deficit/Hyperactivity Disorder)
自閉スペクトラム症(ASD: Autism Spectrum Disorder)
高感受性(HSP: Highly Sensitive Person,別名:繊細さん)
感覚処理障害(SPD: Sensory Processing Disorder)
聴覚情報処理障害(APD: Auditory Processing Disorder)
失感情症(アレキシサイミア: Alexithymia)
失笑恐怖症(しっしょうきょうふしょう/Geliophobia)
行動・気質に関連するもの
ハイパーフォーカス(Hyperfocus:過集中)
ポリフォーカス(Polyfocus:多集中)
バーンアウト(Burnout:燃え尽き症候群)
多動性(Hyperactivity, ハイパーアクティビティ)
衝動性(Impulsivity, インパルシビティ)
実行機能障害(Executive Function Disorder, エグゼクティブファンクションディスオーダー)
自己多動性(Self-Stimulatory Behavior: Stimming)
社会的スキルに関連するもの
選択性緘黙(SM: Selective Mutism)
失笑(Pathological Laughter)
社会的コミュニケーション障害(SCD: Social Communication Disorder)
感情や行動の障害に関連するもの
潔癖症(Obsessive-Compulsive Disorder, OCD)
不安症(Anxiety Disorders)
愛着障害(Attachment Disorder)
境界性パーソナリティ障害(BPD: Borderline Personality Disorder)
神経発達障害・特性に関連するもの
学習障害(LD: Learning Disabilities)
トゥレット症候群(Tourette Syndrome)
発達性協調運動障害(DCD: Developmental Coordination Disorder)
感情調節障害(DMDD: Disruptive Mood Dysregulation Disorder)
非言語学習障害(NVLD: Non-Verbal Learning Disabilities)
感覚に関連するもの
感覚探求(Sensory Seeking)
感覚過負荷(Sensory Overload)
感覚過敏(Sensory Sensitivity)
高機能聴覚過敏(Hyperacusis)
低感覚反応(Hypo-responsiveness)
感覚プロファイルの多様性(Sensory Profile Diversity)
その他の関連概念
高知能・ギフテッド(Giftedness)
知的障害(Intellectual Disability, ID)
未整理のドキュメント:
失笑恐怖症
痛みへの敏感性
名前を知る=言葉は知識である
神経発達障害や感覚特性は複雑に絡み合っており、一人ひとりの状況が異なります。この記事では代表的なものを体系的にまとめましたが、個々の特性を深く理解し、必要に応じた支援や環境整備を行うことが重要です。
この複雑性を知れば、なぜ、精神科医の医師が診察に慎重に様々な可能性を思案しながら治療にあたっておられるか推察つくと思います。
研究の進展に伴い、新たな治療法や支援策が登場しています。自分や周囲の特性を正しく把握し、適切な対策を取ることが、より良い生活への第一歩です。
また特性や障害の名称を知っておくと正確な情報へのアクセスが瞬時に行え、医療機関でのコミュニケーション時間の短縮にもつながります。
自分(あるいは身近な誰か)の特性を確認したいですか?
下記より今回、列挙した特性の特徴・利点・課題・発達障害との関連性などをまとめた本(無料、メールアドレス登録なども不要)へアクセスできますので気になる方はご確認ください。
本をシェアしたりnoteで紹介いただけると嬉しいです。
発達障害や感覚特性の多様性の理解はまだまだ世間の認知度が低いため、症状に苦しむ人は「そもそも自分に何が起きているのか言語化できない」ケースも珍しくありません。
自分でも説明できない状態からの治療は時間を要し、回復の時間もかかるようになってしまいます。私自身、発達障害ADHDと判明するまで、色々な病院にたらい回しにされて苦しんだ経験があり、そのような思いをする人が一人でも減って欲しいと考えてnoteを書き続けています。
もしご協力いただける方は、下記の記事をご自身のnoteやSNSなどで紹介してください。
本の情報が過大でもう少し落ち着いて考えたい方へ
ADHDが中心ですが、発達障害と私が診断されたときに「これを知りたかった!」と後々になって思った数々の悔しい知らなかったことをまとめた記事を書きました。
本を読むのはしんどいなーという場合はこちらからどうぞ。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
この記事は情報提供に特化した記事ですが、私は日々「見えない障害」の分かりにくさ、理解の難しさに、何とかできないかなと思案しています。
小さな一歩でもいい、前に進んでいることに変わりはないのだから。それが私の考え方です。
またね~🥤