考えすぎをやめるとやりたいことが動き出す!〜シンプル・ルールでいこう〜
「選択や決断に迷っているうちに、やることは増えていくばかり。でも、時間が足りない。処理しきれなくて頭も心もパンクしそう……」と悩んでいませんか?
忙しい毎日を送っていると、やらなければならないことが少しずつ溜まっていきます。
・やらねばならないことで頭がいっぱいで、しっかり取り組みたいタスクに集中できない。
・落ち着いたらやろうと放置してあることが増えていく。
・数年経ってもやりたいことリストの一番大きな目標が変わっていない。
こういった悩みを抱えている方にお伝えしたいのが、迷いや決断ストレスを軽減するための『シンプル・ルール』です。
このルールを知ることで、本当に大事なことに取り組むための心の余白を作り出せます。誰でも簡単にできるシンプルな方法で頭と心の負担を減らし、やりたいことを実現しませんか?
「どうしようか?をやめる5つのシンプル・ルール」
「どうしようか?をやめる5つのシンプル・ルール」は、日々の選択や迷いが多い方が、判断を簡潔にし、心を軽くするための考え方です。
このルールは「迷いを減らし、決断をシンプルにする」ための効果的な考え方として、特に仏教の「執着を手放す」視点や「必要なものだけに集中する」マインドフルネスに基づいています。
本当にやりたいことに集中するには、机の上に散らかったものを片付けるように、脳の作業スペースを片付ける必要があります。パソコンを使って仕事をしたいのに、広げるスペースがなかったら、何もできません。
同じように、小さな用事が無数にピン止めしてあると、脳の作業スペースはどんどん狭くなってしまいます。覚えておかねばならないことや、決断しなければならないことを減らし、集中できるスペースを作りましょう。
具体的な実践方法
1. 判断に迷ったら「3つの基準」でフィルターをかける
例えば、ネットショッピングでどれを買おうか?と悩んでしまうことがあります。そんな時は「そもそも本当に今買う必要があるのか?」「本当は何について悩んでいるのか?」と問いかけ、すぐに答えが出ないものは一旦見送ります。
迷うには理由があります。
欲しいけれど予算が合わない・平日は仕事だからど着る回数が少ない・値段に見合った品質かわからない・似合うかわからない・色が決められない、など無数の悩みが生まれ収集がつかなくなります。
しかし、本当の理由は「欲しいけれどこれ以上洋服や物が増えるのがいやだ」かもしれません。
こういった本心に気づかずに、色が決められないなどの「悩みの外周」を延々を回っていることはよくあります。
2. 日常の小さな決断に「5秒ルール」を使う
例えば、カフェでメニューに迷ったら、最初に「これがいいかも」と思ったものを注文してください。深く考えず、直感で決めます。小さな決断は「完璧」より「スピード重視」にする練習をしましょう。迷いにくくなり、時間の節約にもなります。
決められないのは欲だ」と気づくことが大事です。
あれもこれも叶えたいと思うのは過剰な欲ですから、「自分にはそういう考え方の癖があるんだな」と気づいて受け入れることが第一歩です。だからこそ、「今日のカフェで叶える欲は一つだけ」と決めておくと練習しやすくなります。その一つが決められなくて悩むかもしれませんが、「欲を捨てて今一番大事なことだけに集中する練習」なのですから、あみだくじで決めてもいいのです。
3. 「優先事項」は1日につき3つに絞る
朝、今日絶対にやりたい仕事や家事を3つメモします。これを「クローズ・リスト」と呼びます。書いたことのみを「完了する」ことを最優先し、残りは気力が余っていれば対応することにしましょう。「すべて完璧にやる」ではなく、限られたエネルギーを本当に重要なものに注ぎます。
「あれもこれも」ではなくて「一つに集中して完了させる」
未完了のリストを減らせば、脳内の無駄なノイズが減ります。電車の中にいると小さな声が聞こえないのと同じです。
4. 「迷ったら一旦手放す」習慣をつける
物やサービスを買おうか迷ったら、一旦お店を出るか、1週間考えてみます。それでも欲しければ購入、そうでなければ不要、と決めておきます。
足りないのは覚悟かもしれません。
選択に疲れた時は、決断を先延ばしにすることも選択肢の一つとなります。ポイントは、バックグラウンドで延々を動き続けるパソコンのように脳内でずっと考えないことが大事です。
決断を先延ばしにするとは、「悩む時間を増やす」ことではなくて、「この件に関しては一旦考えることを完全にやめる」という覚悟を持つことです。
本当に一番大切なことに力を使いたいのであれば、それ以外はしないと覚悟を決めることが重要な態度です。悟りを覚えると書いて「覚悟」といいますね。今一番すべきことを深く理解して、それ以外は重要でないと決めることかもしれませんね。
5. 「心地よさ」を優先して選択する
休日の予定が複数ある時には、行きたい気持ちが強い方を選びます。無理に他人に合わせないことを意識しましょう。「楽しさ」や「心地よさ」を基準にすることで、自己満足度が高まります。自分の本音に耳を傾けましょう。
他人にどう思われるか気になるのは執着です。
休日の予定がたくさんある時、「こう思われたらどうしよう」「こうしておかないといけない」などの無数の思考が生まれています。
実際には「一人でゆっくり休みたい」が本音かもしれないけど、他人からの評価に執着していると自分がわからなくなってしまいます。
執着から離れる成功体験を積めば、自分に自信が生まれます。
実践してみるための小さな目標
毎日5分の見直しがポイントです。
夜寝る前に、「今日はどれだけシンプル・ルールが実践できたか?」を振り返り、次の日に意識したいポイントを決めます。
シンプル・ルールを使って良かった経験や気づきをメモすることも大事です。例えば「優先事項を3つに絞って、達成感が増えた」「心地よい選択で無理せず過ごせた」などです。
できたという実感をしっかりと感じて、今日は達成できたという感情をどれだけ持つことができるのか?が継続のポイントなのです。
一つ一つ小さな仕事を片付けていくと、余分なノイズが本当に減っていきます。だんだんと頭が軽くなって、本当にやるべきことに集中できますから、実際に計画が進んでいくことが実感できます。
「やらなければならないのに、でも」という思いが増えていくと、本当に使いたいことに頭や心が使えません。だからこそ、ノイズが減るだけで、本当にやりたいことを叶える力が生まれてくるのです。
さっそく、今日から少しずつ試してみてください。新しい習慣があなたの日常を豊かにしてくれることを願っています。