ナポリタンと打ち上げ花火と七夕と
こたつの中で暮らしたい…こたつの中にワープゾーンがあったらいいのに…そんな季節がやってきましたね…!そこで今回は夏に作った詩を集めてみました。夏の暑さを思い出せば少しは温かく…なるかも…!
今回はオリジナルお題の詩を2編、Payao様が企画されている「#深夜の二時間作詩」に参加した詩を2編お送りいたします。
七夕(オリジナルお題)
2000億個の星の大河に
笹舟の船団が踊る夜
願いましょう願いましょう
笹舟の船頭の歌が聞こえましょう
どんな願い事も笹の葉に乗せれば
浮かばれましょう
2000億個目の願い事が気になります
笹舟はワルツを踊るばかり
2枚目の短冊はどうしよう
君は書いたかな
ナポリタン(オリジナルお題)
ナポリタンタタタン
オニオン、ピーマン、ソーセージ
淡々と薄切りなるべく
炒めてジュージュー鳴るべし
ナポリタンタタタン
甘酸っぱいケチャップはピャッと
やわな麺は音もなく
ナポリタンタタタン
適当な出来映えナポリタン
それがいいよねタンバリン
打ち上げ花火(#深夜の二時間作詩様のお題)
燃えて光って
水を打ったよう
心音一つを追いかけてくる
破裂音と衝撃波
ちりりりと落ちる火花は
夜風に身を任せて消える
涼しい去り際に
目が離せなくて
焦げた匂いが
心を巻き取る
夏の記憶(#深夜の二時間作詩様のお題)
真っ赤な顔で
粗挽きかき氷を口いっぱいに
暑いの暑いの飛んでけ
キーンとオクターブ飛んで
そういえば昔は鳥だった
そのまた昔は虫だった
そうだ昔は君だった
ミーンとオクターブ戻って
粗挽きかき氷を少しだけ口に
暑いの暑いの溶けてく
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