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猫の在る酒場🍶一軒め
ご存知の方も多いかもしれない。我ら有限会社猫新聞社は昨年2023年5月に前社長を突然に失い、その後は「てんやわんや!てんやわんや!」と心内ずっと叫び続けてきたようなもんだ。寝言じゃうっかり絶叫してた可能性さえある。そんな状態だったので筆者Sも、仕事終わりニッコニコで酒場寄り道などしている場合ではなくなった。
葬儀が終わりすこし肩の荷が軽くなったある祝日、気晴らし散歩のついでにどこかアウトローな香りある古い飲食店ビルに久々寄ってみれば。奥まった渋いのれんの下で。
猫がめっちゃ良い顔で飲んでんの。
こんな美味そうに飲んでんの!
![](https://assets.st-note.com/img/1711387606123-oEr1c2spFA.jpg?width=1200)
入るよ。そりゃ入るだろ。つって飛び込んだら、通されたカウンターの目の前で、さらに二匹で飲んでんの。
![](https://assets.st-note.com/img/1711387797013-O03nyrZGBT.jpg?width=1200)
はい、いちげんです!つってご常連と見える二匹の輝く飲み姿を凝視。
店員さんが筆者の尋常でない様子に「裏にタイトルもありますよ」と笑顔で見せてくださる。
![](https://assets.st-note.com/img/1711388064307-XgAOq4CWym.jpg?width=1200)
枝豆ちょうだい!
「すみません、生中、あと枝豆をください」
そりゃ勝手に口も動くさ。あんな美味そうに飲んでる猫がそこにいるんだから。
そのあと、この画家さんが川和千鶴さんとおっしゃることや、店の常連さんがファンで広めたいと激推ししていることなど、大将や店員さんに色々と教えていただきつつ久々に機嫌の良い酒をたのしみ ―― 気づいたらめちゃくちゃ美味いカツオで一ノ蔵、というどっぷり状態になっちまったけども。
写真などいつか記事にさせてもらう了承をいただき、ゆくゆくは紙面にこの絵が使えればと考えているうち、また忙殺の日々に押し流されて。
気づけばあれから半年以上経ってしまった。
また行けるようになりたいと心底願っている。
お店の名前は『戸塚 はしごや』。
https://s.tabelog.com/kanagawa/A1401/A140305/14008727/dtlphotolst/
緩い空気で居心地よく、そのうえのんべの猫絵がカウンターでゴキゲンにしている酒場。
料理はみな美味いが、特に筆者が大好きだったのは、大根皮を干し、たしか昆布と千に細く切って、酢だれに和えた小鉢。正式名称はなんだったか…メモしときゃよかった…カリコリした歯触りもあいまって、めちゃんこサワヤカ美味い。
もしお行きになるその日、お品書きにあったら是非。
こんな猫在る良き酒場に出会ったら、またここにてお知らせ申し上げる。(s)