ペース配分ができない話
前回の脳疲れを起こす内容の延長にもなるが、
作業時のペース配分ができない。
特に絵を描くとき。「これを描こう!」と思って意気込んで描き始めると、今日使うエネルギー分の85%ほど消耗してしまうのだ。
あと15%も残ってたら余裕じゃんと思われるかもしれないが、
主婦の残り15%の体力はほぼ一日終了したのも同然なのだ。
作業を終えた時点で残り15%。
そこから家族の夕飯を作り、洗濯物を整理し、風呂の準備、片付け、明日朝の仕込みetc…
泣きたい…できない…自業自得…
もっと効率よくやりなよ〜という声が聞こえてくる…
自分でもそう思う。
絵の話に戻そう。
お客さんのオーダーのために描くデッサンや、モノの形を確認するためのデッサンやクロッキーは肩肘張らずにメモのようにスルスル描き始められる。
しかし、「自分の描きたい世界観やモチーフ」を描こうとするとどんなにシンプルな絵柄であろうとエネルギーの消耗が激しいのだ。なんなのこれえ。
「好きなことを好きだということはコワイ」みたいなセリフがブルーピリオドにあったけど、こういうことなんだろうなと少し腑に落ちる。
描きたいものを描こうとした時に「なんか違う…描けない…」となった時の絶望感。
「今の自分じゃ駄目だ」と力不足を実感する瞬間。
考えただけでもひいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!
ま、そこをどう乗り越えていくかなんだけどねー
「自分の描きたい世界」の正解を持っているのは自分だけだし、
どうしていけばいいのか、の指針を握っているのも自分。
力不足を感じるなら、方法は二つしかない。
・描いて描いて描きまくって経験値を上げるか
・力不足と感じるそのままの自分を全肯定してそれでどう戦うかを考えるか
いずれにせよ「描くことの経験値」を上げることができれば、もっとペース配分はうまくいきそうな気がする。
あとは「描き始めることがコワイ」症候群に打ち勝つメンタルを持つことだなー。
クロッキー帳をかなり多めに購入して
「描かないと無駄になるゾ……」という無言の圧を
自分自身に課せるという方法で、
描きはじめのハードルを半ば強制的に下げる粗治療でやっていこうと思う。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?