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あらためて視点を変えるということ

ひさしぶりに帰省しながら、いろいろ子どもの時に行ったなつかしい場所を訪れています。

生まれ育って、結婚するまでは関西にいて、そこから徳島県で暮らして、数年前に広島県で住むようになりました。

姓はそれとともに、変わって、また結婚前の元の姓に戻ってきました。

いま生まれた時と同じ姓だけど、いろいろ経て、またちがう感覚を感じている、そんないまです。

なんで、姓って、女偏に生きるなんだろう?

たしかに、日本では、結婚すると、姓を変えるのは、女性が多い気がする。

姓を変えると、手続き、本当に大変ですよね。

戸籍、住民票、免許証、パスポート、銀行口座、クレジットカード、いろいろ。

結婚して、離婚して、手続きにうんざりしました。 

そうそう、わたし、大学のときの卒論は、名前について書いたんです。

専門は文化史学、ゼミはヨーロッパ中世だった。

大学受験するとき、ほんと悩みました。はっきりこれがしたい、というのがわからなかったから。

だから小さい頃から好きだった、動物たちがいる、ケニアとかで使われているアフリカのスワヒリ語科を受けたり

文化カルチャーが好きだから、西洋文化史学を受けたりしました。

どっちに行くか悩んだけど、高校の先生に相談して、大学卒業してからも、進路の可能性が広い方を選びました。

文化史学は面白かったです。

日本の文化史の授業も取れたので、古代の銅鏡のひとつ、三角縁神獣鏡について、古墳を見に行って文献読んでレポート書いたりもしたなぁ。

博物館の学芸員の資格も取れるコースだったのに、授業がとれなくて、学芸員はとらないまま。

でも、大学のとき、たまたま、大阪の民族博物館で夏休みバイトもしました。収集された収蔵品の倉庫で、点検するバイト。

民族博物館、通称「みんぱく」って呼ばれたりするんですけど、いろんな国の民族のものがあって、変なものもあったし、呪術師が使っていたという呪いの7点セットとか笑

状態チェックして、スケッチして、修理箇所とか点検する作業を、シーンとした広い倉庫の中で、何人かで、それぞれ作業していました。

たまに他の人が休みで、わたしだけで倉庫に入るのは、ちょっとこわかった。呪いの七点セットとか、こわい系統のものもあるし笑!

これは展示室に出しにくい系統のものとか(ご想像におまかせします笑)もあったり。

まぁ、わたしは、そういう日常に出会えないものを、時間や場所を超えて触れられる時間は楽しかったです。

いろんな国に行きたいと思ってたし、いろんな文化風習に興味があったんでしょうね。

民族衣装とか、民族音楽とか大好き!

民族衣装を着るの、好きでした笑 今まで着た民族衣装、チャイナドレス、着物、バリ、モンゴル、オランダぐらいかな?!サリーとかも好き。ここだけのはなし、仮装とか好きでした、コスプレじゃなく!!

民族音楽も好きだな、サリーガーデンズって言う、アイリッシュ音楽が好きで、アイリッシュ音楽にはまって、フィドルしたくて、バイオリン習ったり、アイリッシュパブに行って、セッション聞きに行って、ギネス飲んでみたいな独身時代笑 ケルト音楽とか、沖縄音楽とか、モンゴルの馬頭琴とか、中世の吟遊詩人みたいなやつとか好きでした。

あぁ、名前の話からだいぶそれていますが、どのゼミにしようって思ったときも、今ひとつ決めかねていたけど、なんで中世ヨーロッパにしたんだろう?

わたしの母は、趣味で絵を描く人なんですが、テンペラ画というのをある時習い始めた。

テンペラ画は、油絵具以前に使われていたもので、ざっくりした説明でいうと、卵の黄身を顔料でとくんですが、中世ヨーロッパとかで使われていた技法。ボッティチェリの「ヴィーナスの誕生」(ヴィーナスが貝にのってる絵ね)とか。

母は、なぜか知らないけど、ケルズの書とか、中世ヨーロッパのロマネスク様式の石でできた彫刻や絵が好きだったから、うちにそんな写真集がいっぱいあって、いつのまにかわたしもそれを見て、おもしろいなぁと思っていた。

ざっくりした説明でいうと、ロマネスクというのは、、古代ローマや、さらには、ケルトとか、ビザンチン(古代トルコ)、エジプトとか古代の美術様式の影響を受けて、中世ヨーロッパの修道院で見られる絵画や彫刻や建築かなぁ。

だから、中世ヨーロッパのゼミに入ったのかも。中世ヨーロッパは、けっこうカオスでめちゃくちゃおもしろい時代だったんだな、って、ゼミの先生の話を聞いて思った。

うろ覚えだけど、、ヨーロッパも、最初からキリスト教があったわけじゃなくて、古代からのその土地の信仰や自然崇拝があったところに、キリスト教が入ってきて、キリスト教信者を増やすために、もともと自然崇拝されていた土地の神さまも、キリスト教の聖人にしちゃえみたいな話とかをゼミで聞いたかな。

なんせ、ゼミの先生が、キリスト教が大嫌いで、キリスト教批判みたいな話の展開をしてました、キリスト教系の大学なんやけど、さすがアカデミックは自由です笑

大学の自由な雰囲気が好きだったな。

で、卒論のテーマ、何にするかはめちゃくちゃ悩んで、最終なんでか知らないけど、名前について書きました。

中世ヨーロッパにおける姓について

だったかな。卒論もう手放したから、ないんだけど!

ゼミの先生からは、おもしろいけど、これは文化人類学だね、っていやみかわからないけど、言われた笑

ジンベイくんのことを書こうとしたのに、だいぶ寄り道のまま2000字こえたから、今日はこのへんにしようかな。

ジンベイザメくんは、優雅にゆっくり泳ぐので、ゆっくり書いてほしいそうです。

たぶん、つづく◎

長々と読んでくださって、ありがとうございます♪

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かやの
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