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Nature Based XXX~対面ではじめまして~

コロナ前にオフ会をして、その後ツイートしたことを覚えている。
オンラインでのつながりはオフラインで繋がった。
この後どうするか…。

そう考えながらコロナになり、オンラインの仲間に助けられ、自分なりにオンラインのメンバーと交流をしてきたけれども、自分の中では周りのオンラインメンバーよりアウトプットできていない間隔をずっと抱いていた。
誰かと比べるものでもないけれども、自分の中で自分の表現として語ることがすごく難しく思えた。

何となく転職のnoteも書いてきたけれども、まだなんかイマイチな内容。そのような時、訃報で実家へ帰省した際に自然に癒されたことを思い出した。自然が私の苦しみや葛藤の負担を手放させてくれ、また都会でも働ける強さを授けてくれた感覚があったのだ。

以前からのり先生と自然を活用する研究の話をしていた。
のり先生とやり取りする上で、先生なら私が伝えたいことを分かってくれる方かもしれないと、研究室メンバーに先生をご紹介した経緯がある。
そして、メンバーとのり先生と調整し、檜原へ行くことが決まった。

檜原は実家を彷彿する空間であった(ただ檜原村はもっと地域をどうにかしたい人達が集まっているように感じた)。

のり先生のライフスタイルラボは手仕事が詰まった空間であった。
オンラインではお互いどういう人かは分かっていたものの、なぜNBX(プロジェクト名)に関心を寄せてくれているのかは先生の言語表現に限局されていたため、先生が檜原で一体どのような衣食住をしているのかは分からなかったが、ラボに入り、ああなるほどと納得した。
足元から伝わる冬の空気の冷たさ、ストーブの温かさやエアコンが寒さを中和する。私の住まいは比較的新しい住まいであり、住居は温かいため、冬の空気は窓を開けないと一定の温かさは保障されている。
ラボはビジネス書に交じり、檜原の100年の歴史が詰まった本もあった。本の好きな私からすると、入って早々、この空間に入り浸りたくなった。

「そういえば対面では初めてだったよね!」
面白い世界観である。
今までの交流といえば、先に世間話や仕事の話といった表層的な部分から次第に自分の内面に触れるものであるが、私達のきっかけはTwitterだ。
しかもコロナで身体的に接触することは難しかった(特に私は自身の大学の制限が厳しく、昨年は家族(それも夫)以外とはほぼ逢っていなかった)こともあり、初めましてが新鮮なようで、懐かしさもある気がした。

この日に集まったのはのり先生、I先生、私の3人で、年代も資格も違うけれども、同じ課題意識を持った者であった。I先生とのり先生はほぼ初対面に近いこともあったが、いざ檜原で自然を活用するぜという話になると、研究者魂というか、熱量がすごかった。

23時半であることを確認したが(いつもなら寝る時間)、そこからコーヒーとザッハトルテを食べながら、檜原村のmapを取り出し、どこに何があるか、どういうプログラムが良いか等々、ディスカッションをした。

深夜のザッハトルテ

【写真:23時半からのザッハトルテ~ディスカッションでエネルギー使ったから実質0キロカロリー~】

檜原マッピング

【写真:のり先生mapで檜原を解説するの巻】

話を聞きながら、宮沢賢治の羅須地人協会っぽいやあと思いながら、それぞれの先生の話に聞き入っていた。のり先生は檜原村や医療マネジメントに精通しており、政策に強い。I先生はスウェーデンで実際自然を活用したリハビリテーションの知見がある。ディスカッションを通じて、専門性が融合していく面白さを感じた。

気が付けば、深夜の2時半まで話していたようであった。

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