【枷を外す】
邪念を捨てて
ただありのままを感じ取りたい
拙くとも
懸命で
真っ直ぐで
ひたむきで
受信のためのアンテナを
ピンと立てておきたい
耳をそばだてて
目を見開いて
自分の心が何に
動かされたのかをつぶさに
自由であるためには
時に闘わなければならない
助かるために
時に逃げることも必要だけれど
護りたい
護られたい
それすらも囚われだ
自然体で呼吸して
余計な力を抜いて
自由でいたい
どんな形でも
愛は尊い
歪ませて
過ちだと解釈をして
薄暗い瞳
片頬の笑顔
その群衆の
責任を負わない
興味本位から
自由でいたいなら
自分に正直であるべきだ
誰よりも自分に
過ちを正したいのなら
やり直すべきだ
直ぐにでも
刻は戻らない
誰しもに平等に
幸せな未来を願う権利も
誰しもに平等に
愛するべきだ
誰よりも自分を
他を害することは
自由とは違う
闇に囚われたら
羽が折れてしまう
闘うのは
自己を守るため
時には文字にして
時には沈黙で
何故闘わなければならぬのか
何故闘わなければならぬのか
何故
それを知った時
皆が戦慄する
最初に刃を向けたのは
享楽が目的の
狂人だと
いつの間にか
鉾となり盾となり
イデオロギーを盲信し
闘うことの享楽に魅せられ
自由を奪われた人よ
間違うな
あなたが手にするべきは
盾でも鉾でも剣でも槍でもない
それらの武器を捨てること
それが自由への第一歩だ
私は闘う
私の自由を奪う心の闇と
今日も闘う