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スタエフ収益化とコラボ配信のトラブル危惧(朗読とかボイスドラマとか)

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最近は、闘病エッセイを書くことが多かったのですが、今回は、ちょっと違う話です。



今日から、stand.FMという音声配信サービスで、収益化プログラムキャンペーンというのがありまして、それで、ちょっと注意した方がいいなと感じたことがあったので、書きたいと思います。

私もstand.FMで、雑談や朗読・ボイスドラマを配信しています。

今までは、stand.FMでは、フォロワーが〇〇人以上とか、収益化のプログラムに参加するには、厳しい条件がありました。

それが、変えられて幅広い配信者が参加できる様子です。
ただ、いいことというのも、難しいことも一緒につきまとうのが常です。

私は、シナリオを書いたり、朗読したり、声劇をしたりしているので、その辺のことで収益化のはざまでトラブルが起きないかという危惧をしています。

まず、朗読についてです。
青空文庫など、完全に著作権が消滅している作品を朗読・配信するならば、全然問題無いと思います。

ただ、フリーの朗読シナリオなどを拝借して朗読・配信している場合です。

わずかでも収益が上がるものであれば「商用」ということになります。

フリー素材も商売に関係なく配信に使うのはかまわないけれど、
「商用で使う場合は、有料になります。もしくは、作者に相談してください」という条件で公開している方もいます。

私も朗読配信フリーの作品書いてますが、商用で使う場合は、作者に相談してくださいと規約に書いてます。
まあ、私の作品は、トラブルになるような人気作品ではないですが、ルール無用の杜撰な使われ方をされたくないので、規約を設けています。

でも、その辺がルーズな人が作品を利用した場合「まあ、堅いこと言うなよ」という感じで、収益化プログラムで配信してしまいそうなことが、一つ。

それから、声の演劇などコラボ作品の配信に関しても、

・シナリオの作者
・演じ手
・監督
・編集

だいたいの場合こういう分業をしていることが多いです。

やっぱり、それぞれの得意分野を合わせて作品にした方が、素晴らしいものになるし、
アクセス数、配信を聞いてもらえる時間の長さは、一人だけで作るものと、チームで作るものは、全然、桁が違ってきます。

それであがった収益をきちんと、コラボしてくれたみんなが、納得できるような分配の仕組み・契約を作っておかないと、非常に揉めると思います。

声の演劇に関しても「利用された!!」といって、激怒して喧嘩という話を聞くことがあります。

何をするにしても、コラボの場合は、技術が必要だったり、手間・時間をかける必要があることを持ち寄ってやっています。

それで、それを悪用しないという紳士協定でやっているわけです。
変な話、ネットだと、コンテンツのデータを勝手に持ち逃げしちゃう人もいるわけで。

何かを配信することで、簡単に収益を得られるのは素晴らしいことなのですが、
何かに参加するハードルを下げると、マナーが悪い人、悪質な人も参加する確率もあがります。
それをとても危惧します。

中には、ルールを違反しても「生活の知恵」くらいにしか思わない人もいるし、
重大な違反をした人をつかまえてみたら、ネットを通してたからわからなかったけど「子ども」だった、なんていうこともあると聞きました。
判断能力がある年齢なのかどうかも、ネットだとわかりにくい場合があります。

収益化のハードルが下がったことで、著作権や、コラボした方への分配・配慮の無い配信が起こらないといいけれどと、思いました。

そして、それを防ぐためには、

・コラボの配信を収益化できる状態での配信に使うのか、そうじゃないのかのお互いの確認。

・収益化するのだったら、分配をどうするのか。あるいは、収益の分は、こういうふうに使わせてもらう、という取り決めをする。

収益化プログラムに参加する配信で、他人の作品・他人の労力を使わせてもらうような形でやるなら、
ちゃんと話し合ってコラボする必要があるなと、私は感じています。

私は、とかく悪い方向ばかりを考えがちですが、

でも、逆に、著作権もクリアし、きちんと話し合って、参加したみんなが納得できるようなコラボ配信ができるなら、今までにない形で、収益化を目指せるチャンスが、開かれたということでもあるかもしれませんね。

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