(53)サルトリイバラ
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このシリーズは散歩中に見た300種くらいの植物を紹介していくシリーズです。
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サルトリイバラ
山野や丘陵に自生する。
雄の木と雌の木がある。
秋に赤い果実をつける 。地中に肥大化して横たわる根茎があり薬用にされる。
またツル性であること。
美しい赤い実がつくこと。
実の付き方も独特でインパクトがあること。
乾いても形が崩れにくいこと。
などの特注があるため。リースなどによく使われる。
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秋に掘り上げて日干し乾燥させた根茎は薬用に使われる。
利尿、解毒、皮膚病に効果があり、リウマチの体質改善に役立つと考えられてきた。
漢方では菝葜(ばつかつ)とよんで、膀胱炎や腫れ物の治療薬として使われる。
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若葉は5 ~6月、果実は10 ~11月ころに採取し、食用にできる 若葉はくせがなく、軽く茹でて水にさらし、おひたしや和え物、炒め物などに調理できる 赤い果実は、そのまま生食したり、焼酎に果糖を加えて漬け込んで果実酒にもできる。