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「未知の数字」を書くきっかけになったこと

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私が所属しているHEARシナリオ部で、
「電話帳」というお題で作品を書くことになったとき
何も思い浮かばなくて、
「数字」ということと、
昔、ピタゴラスが登場する変な詩を見たのを思い出したのです。
それで、「ピタゴラス」「弟子」で検索したら、
なんとも、恐いというか「そこで、そうなっていくのか……」という話が出て来たので、そちらの方を作品にしました。
それが、「未知の数字」です。
ピタゴラスの弟子がある、新しい数字を発見するのですが、それが、どのような悲喜劇を生んだかにまつわる話です。
真実を探求するって何なんでしょうね……

本当のもっと、穏やかなギリシア詞華集に載っていたといわれる話はこれです。

才たけしピタゴラスよ
ミューズの女神の直系よ
お教えくだされ
あなたの弟子の人数を

わたしの弟子の半数は
数の美しさを探究し
自然の理を求める者が4分の1
7分の1の弟子たちは
かたく口を閉ざして
深い思慮にふけっています
ほかに女の弟子が3人いて
それらが弟子のすべてです

ギリシア詞華集より

なんだか、なぞなぞみたいは詩ですが、方程式立てれば、すぐに答えは出ると思います。
ピタゴラス教団とか、ピタゴラス学派と呼ばれた人たちは、秘密主義だったので、ピタゴラスに関して、なんだか、おとぎ話や神話みたいなエピドードがあるそうで。全然、弟子の数はこんなもんじゃなかったと思ったのですが、子どもの頃に、こんな変な問題を良く解いていたのを覚えています。

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