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(58)デイジー(ヒナギク)
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このシリーズは散歩中に見た300種くらいの植物を紹介していくシリーズです。
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デイジー
ヨーロッパが原産地で
原種は芝生の雑草扱いだそうだ。
本来は一年草だが
暑さに弱く
日本では夏越しが難しいため
最初は北海道に持ち込まれ
冬の花として楽しまれていることが多い。
そんなデイジーの英語名は
「day's eye(デイズアイ)」が語源とされている。
これは太陽の光を浴びると花を開き
中心の黄色い部分が見え、
太陽の目のように見えたことからついたらしい。
また
和名「雛菊」の由来は、かわいらしい小さな菊ということからだ。
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「~デイジー」と名前がつく植物の中には、本来のヒナギクとは違う種類もあり、注意を要する。
植物の名前は「形が似ている」というだけで、違う種類の植物の名前をくっつけて呼ぶことが往々にしてあり、種類を正確に知りたい場合にはきちんと確認する必要がある。
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デイジーは
イタリアの国花でもあり、
イタリア語ではマルゲリータという。
様々な国で女の子に、花の名前をつけることがよくあるが
マルゲリータも女性の名前として使われている。
日本人の多くは
マルゲリータと聞くと、ピザを思い浮かべるのではないだろうか。
実はこのピザの名前
イタリア国王ウンベルト1世の王妃が、マルゲリータという名前で、国王夫妻がナポリを訪れたときに献上された、ピザの中の一つ
――トマト、モッツァレラチーズ、バジルをトッピングしたもの――
を彼女が大変気に入り、それを「マルゲリータ」と呼ぶようになったと言われている。
と、これでしめくくるとピザの話をしたかったような終わりになってしまうので
可愛らしいデイジーを
今お聴きになっている方々にも見ていただきたいと付け加えて今回はしめとさせていただきます。
ナレーション台本化協力
人外薙魔様 Special Thanks!
参考文献