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記録すること
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おはようございます。
皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
昨日は、自転車がパンクして、押して歩かなくてはいけなくて大変でした。
タイヤがだいぶすり減っているので、交換しようと思っています。
今日、自転車屋さんに行かなければなりません。
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友人と動画編集の勉強会のようなことをやっています。
私は、ほんの少しだけ動画編集ソフトの使い方とシナリオの書き方はわかるのですが、デザインとかイラストのセンスが無い。
友人は、イラストやデザインの感覚が素晴らしいし、画像をどう組み合わせたらいいのかということを考えてもらったら、私よりも格段に表現力がある。
それで、一緒に、やり方や知っていることなどをシェアして、いろいろやっているのですが、こういう違う分野に長けた人と交流できるのは、凄くありがたいです。
違う分野のやり方やセンスを学べるし、こちらも誰かにお役に立てているのですから。
それと、人に伝えるということは、物凄く勉強になります。
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その中で、友人に言われたことなのですが、
構成表を作ったり、人に伝えたりするのに関して
「感覚的にやっているから、なかなか言語化するのが難しい」
と言われたのです。
なるほど。
私は、一つのことを思い出しました。
叔父が、エンジニアだったのですが、まあ、叔父は学生時代は、成績の悪い人だし、とっぴなことをする人だったようです。
もちろん、国語の成績もぼろぼろ。
でも、あるきっかけで、良い師匠に出会い、いろいろなことが展開していったようです。
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のちに、ある会社の技術開発の長になった叔父が言っていたのです。
「頭脳明晰で技術は凄いんだけど、きちんと文章化して伝えられないから、重要な部署につけられない部下がいる」というようなことを。
私が学生時代の頃だから、随分、昔に聞いた話です。
「頭良くて、技術が凄いのに、なんで使えないのだろう」
とピンと来なかったのを思い出します。
今ならわかります。
当たり前のことなのですが、言葉にできないと人に伝えることができない。それはビジネスにおいては、非常に不利なことです。
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叔父は、数字とか空間に関する情報処理能力が凄い人でした。
子どもの頃、住んでいた家を空間的に思い出せるし、間取りも描けると言っていました。
それから、運転をするのに、助手席に地図が置いてあれば、ちらちら、それを見ながら運転できるというのです。
普通、地図で道を確認するためには、地図を進行方向に合わせて回転させながら使うものです。しかし叔父は、地図を記憶・把握して頭の中で、回転させて再現させられるということ。
ナビなんか必要無いかもしれないと思うような話です。
私は、方向音痴で頭の中の空間処理が、相当ダメな人なので、その話を聞いて、凄いなと思ったのを覚えています。
叔父は、頭がいいのに、学生時代酷かったのは、単にやる気が無かっただけだったのでしょうね。
叔父は理数系については卓説したセンスのある人ですが、前述のように、学生時代に相当、国語の成績が悪かった。
でも、ひょんなことから出入りするようになった、大学の研究室の先生が、とても、いい先生で、
「一回しかやらないからな」
と言って、叔父の書いた論文なのかな……文章を真っ赤になるくらい、赤ペンで訂正する書き込みをして指導してくれたそうです。
それで、文章の書き方や表現の仕方の重要性がわかったと叔父は、言っていました。
理数系の技術においても、頭の中の処理が凄いだけじゃなくて、ちゃんと人に伝えられなきゃダメなんだと。
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当たり前のことかもしれませんが、プレゼン以前の問題で、どんなに脳の中での処理が優秀でも、ちゃんと記録を取ったり、言語化・図表化して伝えられないと情報のシェアができない。
誰かと組んだり、チームで何かをしたとき、広げていったり、積み重ねたりということが難しくなる。
そういうことが、叔父に「技術は凄いのに使えない部下」の話を聞いた頃の私には、わかりませんでした。
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私は、趣味で、ボイスドラマなんかを作ることがあるのですが、長かったり複雑になってきたりすると、さかんに、整理番号やら模式図を使っています。
ビジネスではないことも、人と何かやるには、伝わるようにしないとできない。
ネット上でのやり取りだと、ますます、文字や図表が重要になる。
どういう設定で、どういう場所や距離や姿勢で話している演技になるのかということを、演者の方に伝えなきゃいけない。
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人に伝えるということも大事ですが、記録を残しておくというのも重要だと感じています。
過去に使った方法……うまくいった方法、やったらまずいことになった方法というのがあって、凄く実感のあった大事なことなのに、時間が経つと忘れてしまうのです。
だから、記録を取って、いいタイトル、いいキーワードをつけて、
データベースを作るのは大事だと思います。
そんな、大層なものでなくてもいいです。
複雑なことをやろうとすると続けられないから、Wordみたいなソフトの記録に箇条書きでもいい。
1単語だけでも、キーワード検索ができるソフトの文章ならば。
最後まで読んで頂いてありがとうございます。