(45)ムラサキシキブ
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このシリーズは散歩中に見た300種くらいの植物を紹介していくシリーズです。
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和名の由来は、紫色に熟す重なり合った美しい実を、平安時代の女性作家である紫式部に例えたものだと言われている。
英語名も”Beautiy Berry"である。
北海道(南部)、本州、四国、九州、琉球列島(沖縄)まで広く見られ、日本国外では朝鮮半島、中国、台湾に分布する。山野や低山の森林にごく普通に見られ、林道の林縁などにも生える。
実が美しいので、人為的に植えられることもある。
近縁種のコムラサキ(写真右)は、ムラサキシキブよりももっと、カズノコのように、
まとまって房状の実がつく。
見栄えがより鮮やかなので、ムラサキシキブよりも観賞用に植えられることが多い。
しかし、自生しているものは、数が減り、都道府県のレッドリストで、絶滅危惧種に指定されている。