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2 バレエ 「自然のターンアウト」で 「最強の体幹」 を作る

ようこそ ♪ イメージするだけで上達する「あられちゃんのバレエ教室」です。

みなさんは、身体の中を感じることはできますか? 身体の中を感じること、イメージすること、このことを【内観力】と名付けました。

身体の中の【内観力】を育てることで、運動能力は上がるんですよ。是非、イメージを膨らませて素敵に踊れるようになりましょうね。

今回は自然にターンアウトができる身体になって、最強の体幹を作ろうと思います。
これはもう秘策というより秘密兵器といってもいいんじゃないかしら?ってくらい!
あられ、スゴイこと考えちゃった。フフフ。

ではでは早速、みなさんの頭の中にイメージしてもらうわよ
準備はいいかしら?

今回はこれ、

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・・・ なんだかドラえもんの声が聞こえてきそう。

まぁとにかく、みなさん、この棒の形をイメージできますか?
横の棒は、背中の脇のカーブに沿って少し丸みがあります。

では、横棒を両脇の下あてて、背中にセットしてみて下さい。

イメージできましたか?

では、その状態で1番に立ってみて下さい。

真ん中の棒は、仙骨のしっぽにあたっている感じね。
この棒の中に、あなたの背中は入ってますよ。

このイメージだけで、

両脇がしっかり抱えられて背中が安定した気がしませんか? 両脇が平行を保っているということが、バランスを保つ絶対条件よ。

「足だけで立たないで!」と注意される人は、この背中誘導棒が仙骨からあなたの背中を持ち上げてくれているってイメージして、上に上にと空中にいようとしてみて。ピケで立つ時にも、回転の時にも、きっと力を貸してくれる思うわ。

でも、この棒の凄さはこれだけではないのよ。
最強の5番を作る秘密兵器って感じ。フフフ。

ではここから、足の形を 1番から ⇒ 5番に していきますね。

まず1番で立った状態で、両脇と両足のつま先の感覚をつなげておきましょう。
   
イメージできましたか?
 
そこから右足が前の5番にしていきます。

その時、足だけを移動させるのではなく、
両脇の棒に誘導されながら、
左右の脇を中心に集めるようにして、5番に組み立てて下さい。

背中誘導棒の中に、細く自分の身体を集めるんですよ。         まるで左右の背中が一つに集まって、身体が半分になる位に感じる位、左右の脇を集めて下さいね。

イメージするとこんな感じかな?

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左右の背中にそれぞれ『板』をあてていたとすると、5番に集めると、板がまるで2枚重なる位のイメージを持ちます。肋骨の大きさは変らないのですが、身体の中は半分になっちゃった!って位にね。

どうですか?

いつもの5番と背中の感覚が違いませんか?

胸が開いて、脇が締まった感じ?
中心に集まった感じ? 

いつもより背中がしっかりしているように感じませんか?

そして、この5番の感覚をもっと感じてみて下さい。
5番の足がいつもより上から集まっている感じはしませんか?
極端なことをいえば、脇の下から脚になっているような、そんな気がしませんか?

そしてそして、もっと観察してみると

足がしっかりとターンアウトしていませんか?

あられはいつも思っていたことなんだけど、人間は足を股関節からだと考えているみたいね。そして、骨盤の外で足を考えている人もいるみたい。
確かに骨の作りとしては、そうだわ。
でも動きとなったら脚を動かす筋肉は、骨盤の中から。そして、もっ上半身の骨格の内側からよ。
もっと身体全体の筋肉の連動で動いているはず。

細かくパーツパーツを考えすぎると、全体を連動させることが大変になると思うわ。
あられはもう、頭のてっぺんから全身でワォ~!!って感じで動いてる。
あっ、バレエだから、ワォはないわよね。
失礼しました。

つまり、ターンアウトを足の股関節やそのまわりの筋肉だけで考えると、難しいと思ったの。

肩と脇の位置からターンアウトが始まると、胸も開いて背中もしっかりするし、足も開きやすいと思うのだけど、どうかしら?

ではここから、もう少しターンアウトを深めていきますよ。

5番の状態で、さらに左右の身体(2枚の板)を中心に集めてみましょうか。

そうすると骨盤もしっかり立っていませんか? 更に、座骨とおへそを近づけると、お膝も上へ持ち上げられたような気がしませんか?

もしあなたが骨盤の形を注意されたとしたら、身体を中心に集める感覚が足りなかったのかもしれないわ。あられはこれが引き上げの感覚だと思うの。身体の左右を集めることによって、中心に引き上がるって感じ

では今度は、顔の向きに注目してみましょう。

もう一度、右足前の5番の形をイメージして下さい。
肩と脇からターンアウトが始まってますよ。

どうですか?
顔が自然と右を向きたくなりませんか?

あられちゃんバーレッスン


エポールマンがしやすくないですか?

(*エポールマンとは腰の位置は変えずに、上体をひねるようにして立体的に見せること)

バレエって、なぜか出す足に対して、お顔の向きが決まっているでしょ。
みんなのお顔がそろっていたら、とってもキレイよね。

でもそれはただの見ばえではなくて、「その顔の向きが一番身体の中が絞られる方向だから」 じゃないかしら? 回転する時には、特にお顔の位置は大切だわ。

バレエは優雅なだけではなくて、とても考えられた形がつながって踊りになっているのね。
ホント、素敵。

さぁ、ではここから前回の復習も入れて、ターンアウトを深めていきますよ。

前回のあられ玉を憶えていますか?
肋骨の中に入れたあられ玉は、重心でしたよね。
重心は高く常に浮かせておいて下さいね。そして脇からターンアウトして足を使うと、背中からつながった立体的な脚をイメージできると思うわ。

つま先って、足首から先だけで作るのではなくて、もっと上、「内ももとお尻から作る」感覚で伸ばすと足の形もきれいになるし、足裏も床をすりやすくなると思うの。
背中の高いところから動きがはじまると、見栄えも技術もきっと上がるはず。

あられは、いつも窓からバレエのレッスンをのぞいていて、どうしてターンアウトが必要なんだろう?ってズーッと考えていたの。
今回は、『背中誘導棒』 を使ってターンアウトした5番を導いてみましたが、いかがでしたか?

タンジュをする時にも、軸側に左右の脇がターンアウトして集まっているととても安定するわよ。

プリエする時にも、足からプリエが始まるのではなく、集まった背中がまっすぐ下に降りていくことから始めてね。バーの時だけではなく、常に背中からプリエする気持ちが大切だわ。

5番以外の時にも、この『背中誘導棒』をイメージすると、いつもよりはターンアウトがしやすく、両脇も並行を保てるので、体幹も強く感じられると思います。

バランスを崩す原因として、両脇が平行を保っていない場合が多いと思うのね。
ピケで立つ時にも、回転に入る時にも、鎖骨を平行にして、背中誘導棒をあてたイメージをもって両脇を平行に保つと、成功する確率が上がると思うわ。
よかったらレッスンでも、試してみてね。

次回は、このターンアウトをもっと深めていこうと思ってます。

フフフ、ターンアウトってまだまだ先があるのよ。
でも、まずは今日のことを忘れないでいてね。

あっ、そうだ! せっかくだから、あられの家族も紹介しちゃおうかな。これは、2019年の思い出のショットよ。ラクビーの試合をTVで見て、みんなで応援したの。「ワンチーム!」って叫んで、みんなで盛り上がったの。楽しかったなぁ。

名前入りワンチーム

とってもにぎやかでしょ。いつもおいしいご飯を作ってくれるみっちゃんを囲んで、ワイワイ騒いでいるのよ。ウフフ。

じゃあ、また!  次回にお会いしましょうね~♪

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