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ある土曜日の日記
こんにちは、ねこです。
いまは土曜日の3時過ぎ、日が少し落ちてきた頃。
今日は仕事が休みなのでお昼過ぎに起きて、せっかくいい天気だから観たかった映画を観に行こうとチケットを取って、夕暮れの光が差す電車に揺られているところです。
休日はいつもどこかに行きたいと思いながらも、人に会いたくないからと家で過ごすことを選んでしまうのですが、いつも夜になると「今日はなにもできなかったなぁ」とどこか後悔してしまうので、思い立ったが吉日!とすぐに準備をして家を飛び出ました。
外に出てみると、お日さまがあたたかくてマフラーもいらないくらい、年末に近づいてきた空気が肺に落ちて、すごくいい休日だと一人るんるんしていました。
家にいることは大好きですが、やっぱり外に出ることも大好きです。部屋のなかにないたくさんのものがこの世界にはあって、それに触れたときとてもうれしくなります。
電車の窓から見えた街並みとか、買い物帰りの人とか、公園で遊ぶ子どもとか、それぞれに日々の営みがあって、一本の映画やドキュメンタリーを観るみたいに、あの人たちはどんな人生を生きてきたのかなと考えたり。
わたしたちは同じようでみんな違うから、同じことをして、同じことを話して、同じだと感じて安心したがるけれど、違うからこそきっとたのしい。景色だって光だって、時期や時間でみんな違うんだから。
違いを互いに突き放すよりも、分かり合えていっしょに楽しめたらいい。窓の外を眺めながら、そんなことを考えていました。
なんだか内容があるようでないような、不思議なエッセイになってしまいましたが、今日はなんだかほわほわしているのでこれでいい気もします。
明日は日曜日ですね。おやすみの人はゆっくり休んでください、おしごとの人は無理せずほどほどにいきましょう。
ではまたここで、今日もあったかくして眠ってくださいね。いい夢を見られますように。
おやすみなさい。