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ほかほかのにくまん
こんばんは、ねこです。
このエッセイを書いているのは10月13日水曜日、天気は一日雨。最高気温が20℃を切り、夏日が続いていた10月もどこか冬に近づいてきたような日で、いそげいそげと長袖を引っ張り出し、ジャケットを羽織って外へ出ました。
そんな日に書いている今回のエッセイ、陽だまりのかけらがはじまってからちょうど100本目の記事だそうです。(おめでとう!わーい!やったね!)
3人であたたかいメディアを作りましょうとはじめてから約9ヶ月、あっという間のような気もするし、ついにかという気もしています。
それぞれが毎週うーんうーんと言いながら書き進めて、書かれたエッセイは100本。(展示でおやすみしていたり書けなかったりでわたしのエッセイはお二人より少ないですが…)
すごいことです。一人ではなかなかできないことも、信頼できる優しい人たちと一緒ならゆるゆると続けられて、ここに辿り着いたことはほんとうにすごいことだと思っています。お二人がいたからこそです。
また、これからもあたらしい光に辿り着けるように、一歩ずつ踏み進めていきたいな。ここからなら、どこへだっていける気がします。
今日、さむいさむいと言いながらコンビニへ入り「肉まんひとつください」と200円を出し、ほかほかの肉まんをひとり駅のホームで電車を待ちながら「はふっはふっ」と言いながら食べていました。
その時間はどこかほっとして、こんな寒い日にこんなあったかい肉まんを食べられるなんて、わたしはなんてしあわせなんだろう。このぐらいの幸せが日々にいくつかあったらわたしは幸せだな、きっとそのくらいがいい。
そんな風に思って、陽だまりのかけらもそんなちいさな幸せのひとつになったらいいなと、誰かにとって頬がほころぶ瞬間になったらいいなとあらためて考えていました。
101本目も200本目もその先も、きっとここにはほかほかの肉まんみたいに温かくて、ふかふかでやさしい味のするエッセイが生まれます。
もしあなたが現実につかれて心がすこし寒くなったら、ここに来てお腹いっぱいになるまでそれを頬張ってください。大丈夫。お腹いっぱいになってたくさん眠ったら、光の方へまた一歩進めます。
少ししたら、光の向こうでまた会いましょう。
そこでまた、ほかほかの肉まんを食べましょう。
冬のくる前、そんな約束をここにします。
最後に、この場所のことを想いながら書いた「陽だまりの花」という詩をここに載せます。100本目の節目に、読んでいただけたら幸いです。
ではまた、ここで会いましょう。
夜はとても寒くなってきましたから、毛布やホットミルクを用意して、あたたかくして過ごしてくださいね。おやすみなさい、よい夜を。