今日も知らないどこかにいるあなた、わたしはその愛を切符にする

こんにちは、金曜日のねこです。いつもは木曜日に載せているのですが、昨日は予定があったので今回は金曜日に載せることになりました。
来週はいつも通り木曜日の予定なので、ぜひよろしくお願いします。
(全く関係ありませんが、水曜日のネコってビール美味しいですよね…とても好きです…)

昨日、3月25日の木曜日は曇り、16°くらいの暖かくもなければ寒くもない気温でした。途中で雨に降られましたがそれもまた春らしいということで…。

コートを羽織らなくてもよくなったので、新しく買った春のセットアップを着て、るんるんとお出かけしました。だんだんあったかくなってきて嬉しいですね。(それに伴い花粉も増えるので手放しでは喜べませんが…)

今日はこんな軽い感じでエッセイを書いていきたいなと思っています。ただ長いツイートみたいに、日記みたいに。

最近、だんだん作品を作りたい気持ちが溜まってきて、いくつか詩を書いたり写真を撮ったりしていました。絵も描かなきゃなと思っていますが、今は言葉に落とし込みたいような気持ちで。
作品たちを読んでくださった方、見てくださった方、ありがとうございます。

さて、この前ツイートしましたが、作品を作ることは珈琲を淹れることに似ています。少しずつお湯を入れて、ポタポタと一粒ずつ集めたカップ一杯分の珈琲たちを、大好きな美しいカップに注ぐような感覚。

時間さえかかりますが、だからこそ美しいものが出来上がると信じています。作り上げた後は、注ぎ終わった後みたいに空っぽな気持ちになって。まさに今その気持ちです。

また作品を作るためにいろんな日々を過ごしていかなきゃと思うのですが、大変だったことや嫌なことが原動力になったりするので、作りたいかと言われると微妙なところです。

誰かへの愛や美しいものや楽しかった思い出だけ作品になればいいな、でも美味しい珈琲には苦味も必要ですよね。なので、それも拾い集めながら、またカップ一杯分溜まるのを待つ時間です。

SNSに作品をあげた時、どんな人が読んだんだろう、いいねしてくれた人はどんな人なんだろう、読んだことで少しでも心がやわらかくなったり、美しいと感じてもらえたら嬉しいなと思っています。作品が完成するのは、そんな気持ちを受け取っていただいたときだと思うので…。

去年の個展のとき、足を運んでくださった方たちはみんな心優しい人だったので、お会いできないSNSの向こうにいるあなたも、きっと心優しい人なのでしょう。その存在が、わたしはとても嬉しいです。

「優しさの形」は、そんな詩。

今日も知らないどこかにいるあなたが、あなたのするなんでもないようなツイートだったり文章が、意外と誰かの救いになっていたりします。

あまりにもいろんなことを考えすぎて飲み込まれそうになった時、心をほぐしてくれるのはなんでもない日々のこと。
例えば、夕日が赤く燃えているように美しい色だよとか、今日は晴れていたから月が綺麗だねとか、辛いときに救われるのは、誰かの呟いたそんなこと。

目の前のことに焦りすぎずに、景色を見ながらゆっくり進みましょう。鈍行列車でもいい。
その切符をくれるのは、周りの人だけじゃない人だったり、誰かの作った作品だったりします。きっと世界は思っているより広いです。

もしも、わたしの書いた詩や作品が、そんな切符に形を変えたのなら、それはあなたのための作品で、わたしはそれがあなたの元に届いてとても嬉しくなります。

もしできたら、フィルムカメラでもいいし、デジカメでもいい、スマホだっていいから、見てきた世界の写真を少しだけ写してきてください。あとはあなたの目で見て記憶してほしい。あ、お土産話でもいいですよ。

そんなことを考えながら、今日もお仕事に行ってきます。読んでくださってありがとうございました。

また、今度はいつもの木曜日に。この一週間が、優しくて美しい日々でありますように。