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『人とゴミは共存できんのじゃ・・・』
にほんブログ村「シンプルライフ 」カテゴリーで、ブログを書いてる『なぜ猫』です。
猫好きアラフィフ主婦が、母の認知症をきっかけにブログを始めて、もうすぐ2年になります。
母と父の事、娘の不登校の事、飼ってる猫の事、片付けや断捨離の事など、妄想多めで書いてます。
その中から、最近の記事をご紹介させて頂きます。↓
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この前、子供達(全員アラフィフね。)4人で夫の実家の断捨離をしました。
車二台で処理場へ。
9月のシルバーウィークの時も、車3台分の断捨離をしました。
これで、トラック5台分のゴミを捨てた事になる。
だけど、古い大きな家には、まだまだ沢山の物が溢れています。
実家のお義母さんは、物が捨てれないタイプ。
ただ、物を大切にして捨てれないタイプかと思っていたけど、
それだけではない事が、わかりました。
子供達から見ると、「不用品」(ぶっちゃけゴミ)でも、
お母さんから見ると、
家の中に入ってきた物は、基本全てが財産だし、
自分の世界を、卵の殻のように守ってくれている守り神。
それを捨てると、悪いことが起こると信じています。
物があることで、本当にそうなら、
私達ももちろん、そのままにして置いてあげたいけれど、
タコ足配線の周りには埃のボールがいくつもあったり、
崩れそうなダーボールや紙類に、『火事』や、『地震』の心配が抑えきれない。そのほかにも、母が歳を重ねればさらに物の数は増えるし、衛生的にも危険。
何十年も前に結婚して、他県で暮らしているお義父さんの兄弟(夫の叔父叔母)達が置いていった物、
子供達(夫の兄弟)が置いていった物も、たくさんある。
「〇〇さんの物だから勝手に捨てたら怒られる。」
古いおもちゃを「いつか〇〇(孫の誰か)の子供が使える」と、
守護神の如く、ゴミ(失礼!)の山の前に立ち塞がる母を、
まるで、王蟲を背に庇うナウシカから無理やり王蟲の子を取り上げた父「ジル」のように、「人とゴミは共存できんのじゃ〜。」と、さっさとトラックに積み込みました。
断捨離の本などでは、「親の家を断捨離する時は、『本人の納得』が大事」とあります。読んだ時は「なるほどね」と思ったけど、
実戦となると、そうはいきません。
そんなことしていたら、私達が「おじいちゃん」、「おばあちゃん」になってまう!
地層のように、積み重なった実家の物置。
下に行くに連れ、「令和」「平成」「昭和」「大正」「明治」「江戸」「弥生」「縄文」「ジュラ紀」「カンブリア紀」「創世記」・・と時代が遡る。
「教授!これを見てください!これは、この骨の形は一体なんでしょう?」
「う〜む、リンゴ大の頭部に大きな耳・・『猫』にも見える・・・・『これ』がもし、考古学者の間でまことしやかに噂されている『10億年前に超高度文明で繁栄を極めた【ネコチャン一族】の骨だとすると、今まで噂の域を出なかった仮説が、本当になるかもしれん・・・人類はおろか、恐竜が繁栄を極めたはるか昔に、高い知能で集団生活を営み、神を作り、王を作り、法を作り、栄華を極めた果てに、突然なんらかの原因で絶滅したと言われていた。しかし、それを証明する物証はあまりにも少なかった【ネコチャン一族】。田村くん、これはもしかして、世紀の大発見かもしれないよ。」
「あ!教授!こっちにはまるで『マルチーズ』のような形の化石が!」
妄想が暴走したことを、深くお詫びします。 m(_ _)m
お義母さんは、この『断捨離テロ』のような暴力を前に、
抵抗も虚しく、寝込んでしまいました。
「頭痛くなってきた・・・」と。
それでも処理場に行く時間になり(受付は、4時まで)、
「処理場行ってから、ついでに焼き鳥屋さん行くよ~!」と、声をかけると、『行く!』と起き上がった。
その後、あとの処理でお義母さんと2人で台所にいると、
「捨てんと、溜まる一方やもんね。」と、呟いたことが救いになりました。
今日も、お義母さんは元気です。