自分が食べてるモノを勧めてくる人。
自分が食べているモノを、人に勧めてくる人っていますよね。
美味しいと思ったのなら、黙って全部食べればいいのに、勧められる方は、まさにありがた迷惑です。
晩ご飯の後、食後の「雪見だいふく」を食べている私に、ビールを飲みながらスーパーのお惣菜を食べていた夫が、「このコロッケ美味しい!食べて〜」と勧めてきますが、
「雪見だいふく」を食べている私の舌、および、食道、および胃は、絶頂期のヴェルサイユ宮殿のパーティのように、「雪見だいふく」のアイスクリーム王子と餅王女が、オーケストラの生演奏に合わせて、くるくる回りながら、鏡の間(消化器官)を通り過ぎていて、そのアイスクリームを味わうことに、全細胞の意識を集中させている、まさにその時に、口元まで、コロッケをぐいっと近づけてくるお節介さんの夫。
「いや、大丈夫。いらない」
「ほんとに美味しいから、食べた方がいいって!」ぐいぐいっ!
「今、口の中、ヴェルサイユだからいらない!」
「ヴェルサイユ?? なにそれ?・・遠慮しないでさ〜」ぐいぐい〜!
私の鏡の間(消化器官)のパーティに無理やり「くまモンの着ぐるみ」を乱入させようとする夫。(※くまモンに意味はありません。わかりやすくするための例えです!くまモン、大好きです!)
「くまモン、お断りです!い・ら・な・い!」
ここまで言わないと、引き下がらない夫。
夫の弟はもっとすごいです。
何年か前に、夫の実家にみんなが集まった時、料理の途中で茹で上がったカニが出てきました。すでに食事が済んで、隣に建っている自分の家に帰っていたうちの息子にカニを食べさせようと、カニを持って外まで出て行った夫の弟。
しばらくして、カニを手に持ったまま帰ってきて一言、「いらないって言われた。人がせっかく持ってってあげたのに!」
勧めてくる人は、それを受け入れない相手を責めるからやなんだよ〜。
小さな親切、大きなお世話ってやつですね。
美味しいと思う舌の味覚は、人それぞれ個性があるし、体調やアレルギーなんかもあるからね〜。
相手のことが大好きで、しかも自分の価値観に自信がある人は食べ物に限らず、いろんなモノを勧めてきます。
優しいっちゃ優しい人。
そういう私も、息子にはめちゃめちゃ勧めます (*゚∀゚*)
「このチーズケーキ、めちゃめちゃ美味しいよ〜!食べて食べて〜」
「いや、いい・・・」
「ほんと、最高だからマジで!一口でいいから!」
「いいって。美味しいんでしょ?だったら一人で食べな。」
「絶対後悔させないから!この量じゃ足りないなら、買ってくるよ!」
「・・・」
「お金出すから食べて〜!お代官様、おねげ〜でごぜますだ〜!頼む!ちょっとくらいいいじゃん!ケチ!ドケチ!」
まぁ、控えめに言ってこんな感じです。
愛する人には、自分が美味しいものをわかって欲しい乙女心です。
世の中の皆さん、勧められたら食べてあげましょう (^^)