『女の顔は2度変わる』
にほんブログ村「シンプルライフ」カテゴリーで、ブログを書いてる『なぜ猫』です。母の認知症をきっかけに始めて、もうすぐ2年になります。母と父の事、娘の不登校の事、飼ってる猫の事、片付けや断捨離の事など、1000記事以上書いてきました。
その中から一つをリライトしてご紹介させて頂きます。
↓
美容ジャーナリスト『斎藤薫』さんのエッセイを、SNSで読みました。
美容に関する膨大な知識と、
独自の哲学と、
物事の本質を見抜く観察眼の、三拍子揃った文章。
美容のことについて、語っていても、
人生や生き方に、繋がっている・・・、
いや、
結局、顔の美醜や、
メイク、
綺麗になりたい願望は、
生き方の一部なんだと、気づかせてくれる本です。
生きとし生ける全ての生命は、美しさに憧れるのが宇宙の摂理。
エッセイでは、
相変わらずの『独自の哲学』を、展開されています。
面白くて、
次々と、ページをめくりました。
『女の顔は、2度変わる。』と、書いてあった時は、
はぁ~、そうなんだ~。しばし放心・・・
『成長する時』と、『衰える時』の、2回。
成長する時は、「もう少し、鼻が高かったら、目が大きかったら、くちびるが厚かったら・・・」と願望し、意識するだけで、
顔は変わる。
間違いなく、粘土のように顔は変えられる。と、書いてあります。
憧れのタレントやモデルのメイクを研究して真似る。
アーティストへの最初の一歩は、『模写』する事から。
今は、『模写の模写』『模写からの模写』、『トドメの模写』、
『滑り込みセーフ模写』『模写し過ぎて、訳分からなくなった模写』
・・・と、とにかく『模写』美人、『模写』イケメンが溢れています。
しかも、人類の『美しくなりたい』と言う願いは、
遺伝子レベルで変化を起こしていて、今や、
小顔で7頭身は標準装備。尖った顎に、大きな目、形のいい鼻、
が溢れている。羨ましいな!くそ!(失礼!)
衰える時に、顔が変わるのは、
「それまでの生き方で、身につけたセンスが美醜を分ける。」と。
簡単に言うとこう書いてあります。
「センス」とは、メイク道具の選び方や流行りの服に敏感と言った、
表面的な事ではなく、何を感じてきたか?
何を美しいと思ってきたか?
人に優しくしてきたか?
自分を大事にしてきたか?と言う、
生まれてから今現在までに、自分が経験してきた事全てが、
清濁いっしょになって存在する『海』の様なもの。
メイクやファッションは、その海に浮かぶ『船』。
美しくなりたいと、願うのは、
美しく生きたいと、願っているという事。
『生命力』を、自分の内に感じている証拠なんだと、
思います。
『美しさ』は、自己肯定感の高い人生を送る上で、大切な要素だけど、
『美しさ』に軸足を置いてはいけないと思う。
それは『非美しさ』にも同じ事が言える。
ようは『バランス』。
美しく咲き誇る薔薇も、「花」だけ宙に浮かんできるわけではないですね。茎があり、棘があり、葉があり、
しっかりと地に根を張っている。
そして、いつか必ず枯れる。
枯れた薔薇の花は、私たちの価値基準では「商品」として使えない。
けれど、枯れてなお「すっく」と立ち、『薔薇』を表現している命。
自然界は、『美しさ』のお手本が溢れていると思う。
美しくなる、最初のステップは、鏡を見る事だそうです。
鏡を見ると、人は、顔を「キリッ」とする。
それが、リフトアップになるとありました。
手鏡を、買おうかな~。