脳内イメージを言葉に変換する行為
こんにちわ、ねこまねきです。
noteに投稿し始めてやっと25記事が書けました。
すらすら書けた文章もあれば、3行くらい書いて3日くらい悩む、という文章もあります。
この違いって何だろう?
実は似たような経験が、自助グループ(GA)での「分かち合い」でもあります。
「分かち合い」?
聞き慣れない言葉ですよね。
依存症の自助グループでは、自分の体験を話すことを
「分かち合い」と呼んでいます。
誰かが話している間は、ただ聞くだけ。口を挟まない。
話した内容に対しても、コメントや評価はしない。
「話しっぱなし」「聞きっぱなし」というスタイルをとっています。
分かち合いはテーマが決まっていたりフリーだったり。
すらすら話せるときと、なかなか言葉にできないとき。
やっぱり、あります。そういうこと。
どうやって伝えたら良いんだろう?
音声で話すのも、文字にして書くのも
頭の中にあるものを言語化して
他人に伝えるって、案外難しいんですよね。
頭の中にあるのは イメージ画像。
それをどう説明するのか?
例えば、こんな画像はどうでしょうか?
うん、水戸黄門ですね。
みんな知ってる・・・のかな?世代によって差はあるかな。
ここでちょっと考えてみてください。
テレビで水戸黄門を見たことのない人に、「水戸黄門だよ」って説明して
わかると思いますか?
何それ? で終わりますよね。
では、この画像を説明するとしたらどんな言葉になるでしょうか?
日本で育って歴史を知ってる人相手なら、
「水戸黄門ってのは江戸時代の副将軍だった人がお供と全国を旅しながら、悪い奴を懲らしめる時代劇だよ。
水戸黄門はお爺さんで、お供は助さん、角さん。この場面は決め台詞を言うシーン。
徳川家の家紋が入った印籠っていうものを見せびらかして、先の副将軍であることを伝える場面だね。」
こんな説明で伝わりますかね。
ここで大切なのは、相手が
江戸時代、将軍、時代劇、徳川家、印籠
などというワードを知っている、ということ。
これがわからないと、この説明では伝わらないですよね。
じゃぁ、日本の歴史を知らない外国の方が相手だったら?
江戸時代、徳川家、家紋とは何か?などを更に説明しないと伝わらないかもしれないですね。
外国の似たようなものに例えるとわかりやすいかも。
頭の中のイメージを伝える作業
相手に説明するというのは当たり前にやっているけど
実はけっこう複雑な行程があるのかな?と思っています。
多分、こんな作業をしてるんじゃないかな。
頭の中でイメージする
イメージを言語化する
相手に合わせて例えや言い回しを考える
実際に相手に伝えてみる
相手の反応を見ながら補足説明をする
こんな作業を自然にやってるんじゃないかな。
上手く言葉にできないときは、だいたい1〜3のどこかで止まってるんだと思います。
何度も同じテーマで話したり書いたりしてると、スムーズになりますよね?
これはだんだん頭の中が整理されていき、上手く言語化できるようになるから。
上手く言葉を紡げるようになったら、相手の知識のバックボーンを考える。
この説明で伝わるかな?理解できるかな?
普段からそんな事を意識してると、うまく伝わるようになるんじゃないかな
まぁ、そう思いながらこの文章も伝わるのかどうか・・・
なにごとも練習が大切ですね。