ギャンブルをやる理由って何だろう？

こんにちわ、ねこまねきです。前回の記事ではギャンブルのスイッチが入るトリガーについて書きました。

今回の記事では、そもそも私がFXをやろうと思った理由って何だっけ？ということについて書いてみたいと思います。

私がFXをやろうと思った理由とは

私がFXをやろうと思ったのはどんな理由だったのか？
その理由を思い出してみます。

「投資の勉強」　私はそのつもりでFXを始めました。

残業が減り、収入が年収で１００万ほど減って、家計の将来が不安。
これがFXを始めた理由です。つまり、「お金」です。

じゃぁ、お金を手に入れて何かを買いたかったのか？
いや、よく考えてみるとそんなに欲しかったものってないんですよね。

結婚して、マンション買って、猫もいる。
欲しかったものは、この時全部持っていた気がします。

住宅ローンや生活費の支払いもあるけど、払えなかったわけじゃない。

じゃぁ、お金を増やして何したかったのか？

一つ目は　漠然とした将来への資金の不安
２つ目は　仕事を辞めたい
３つ目は　時間が欲しい

この３つの理由だったと思います。

全部の理由を詰め込んだ箱

当時のことを思い出して出てきた３つの理由。

落ち着いて考えられる今だからこそ、３つに分かれていますが当時は

「金さえあれば全部解決する」

こんな風に考えていたと思います。

つまり、色々なジャンルの問題を一つの箱に詰め込んで
「大丈夫、勝ったら全部解決するから」
そんな風に思っていたんですね。

実はこの考え方、よくよく考えてみると
「FXで経済的自由を手に入れよう！」というFX教材を売る会社の
キャッチコピーだったことに気が付きました。

• 仕事も時間もお金もFXで全部手に入る！

• 今日からあなたは経済的自由人です。

• いつでもどこでもスマホ一つで稼げる！

• 日本でも海外でもすぐ稼げる。

• 相場がATM。

• 好きな時に遊んで、好きな時に稼ぐ。

• もう満員電車に揺られる必要はありません

こんな感じの広告を何度も見ているうちに、洗脳されてしまったのかもしれません。

確かに、仕事も大変だったし、時間もあんまりなかった。
お金ももっとあったら、もっといい生活ができるかも・・・。

ちょうどそんなことを思っている時に、すっと入ってきたこの手の広告。
いつの間にか、自分の考えのようになったのではないでしょうか。

FXでなきゃいけなかった理由は何だろ？

お金、仕事、時間。この３つを手に入れるためにやっていたはずのFX。

９年やって、結果はどうだったのか？

まず、お金。
これは１０００万を溶かして、借金３００万円　なので　ダメですね。

次に仕事。
実はストレスが溜まりすぎたせいか、あっさり辞めて転職してしまいました。
丁度、２０年という節目だったのと年齢がきっかけだったのかな、と思います。
別にFXをやっていなくても、仕事は辞められたんですね。

最後に時間。
これは転職をしたことで働く時間が短くなったのと、休みがしっかりある会社になったことで一気に解決してしまいました。
これも、FXでなくても良かったのです。

こうやって見ていくと、３つの理由はFXで何も解決しなかったことがわかります。

じゃぁなんでFXをやっていたんだろう？

３つの理由は実際にFXで解決していなかったんです。
ではなんで、FXを続けていたんでしょうか？

これは途中でFXをやる理由が変わったのではないか、とも考えられます。
改めて思い出してみると、

最初の頃・・・３つの理由をかなえるため。
中盤・・・ゲームとして攻略法を探す楽しみ。
終盤・・・負けた金額を取り戻すため。惰性。

こんな風に理由が変わっていったのかな？と思います。

中盤の攻略法探しは仕組み探しが好きな性格のせい。
実はこの時期が一番楽しかったのかもしれません。
数式を組んだり、色々なやり方を試してみたり。
答えが見つからないからこそ、楽しかったのかも。

終盤は負けを取り返そうとやってただけ。もはや楽しくもなく、むしろ苦痛。
苦痛を取り除きたくてやってるのにまた苦痛。

こうやって考えてみると、
理由が変わって、楽しさから苦痛へシフトチェンジしていくのが依存症という病気なのかな？と思います。