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【日系/大企業/総合職という罠】就活時に知っておくべき企業の実態

1.はじめに

こんにちは、ネコイです。
以前に書いた下記の記事では、私の転職活動全般の活動記録や転職活動時に感じた注意点、そこから得たノウハウなどについて、僭越ながらお伝えさせていただきました。その中で「新卒で入社した会社(前職)」についてあまり記載できてなかったので、本記事では前職について少し紹介とそれを踏まえて日系大企業に就職するとどういことが起きるのかについて記載しているので、転職を考えている方に加えて就活生にもぜひ読んで頂きたい内容となっております。


2.新卒で入社した会社(前職)について

私が新卒で入社したのは「日系」「大企業」「総合職」といういわゆる「JTC(Japanese Traditional Company)に就職しました(JTCという言葉を最近になって知りました)。ここからは日系や外資、大企業や中小企業という言葉についてみていきます。

まず、企業には大きく分けて「日系」と「外資系」があり、違いについてはこちらが分かりやすいのでご参照頂ければと思いますが、かなりざっくり言うと日本の会社か外国の会社かという違いがありますね。

次に「大企業」についてですが、こちらがすごく分かりやすかったのでご参照頂ければと思いますが、中小企業は「中小企業基本法」で定義されていて、大企業はその定義から外れた会社ということだそうです(調べるまで知らなかったです)。私が新卒で入社した会社の資本金は1億円を超えていて従業員も5,000人以上いたので「大企業」に該当します。

ここで、なぜ「日系大企業」に就職したかというとずばり「ホワイトで、安定した会社で、給料が高い(と、思っていた)」からです。就活の面接のときには「御社の経営理念に強く共感した」「御社に入社して社会に貢献したい」などと言いましたがそれは建前です。当時、新卒で入社する会社を選ぶことで精一杯で、その先の転職なんてもちろん考えていなかったです。まさか、入社した会社を数年で辞めるなんて発想がそもそもなく、新卒で入社した会社に定年まで働き続けるものだと思っていたので、必然と「ホワイトで給料が高い日系大企業」の一択でした。今思うと、ある意味これは日本社会の洗脳に近いかもしれませんね(全然違う?)。

ちなみに「日系」か「外資系」かについてですが、英語もあまり話せなかったし「外資系ってなんかリストラとか怖い」という理屈も根拠も何もなイメージだけで選考の候補にすら入れてなかったです。

また「総合職」か「一般職」かについてですが「大学出たしまあ総合職でしょ」という、これも安直な考えしか当時していなかったです。「総合職」ということ自体は全然良いことなのですが、ここに「日系」と「大企業」が掛け合わさり「日系×大企業×総合職」になると、とんでもないことがおきます。

今回は「日系大企業総合職」という、日本の就活生のほとんどが志望するこちらの実態について深堀っていきます。

ちなみにですが、誤解のないよう先に言っておくと、私は「日系大企業総合職」を否定しません。むしろ推奨します(ただし新卒で入社するなら)。もし、もう一度就活するなら、ほぼ間違いなく「日系大企業総合職」を受けます(前の会社を受けるか分かりませんが)。こちらの理由についても、次の章で詳しく説明したいと思います。


3.JTCの実態

JTCには罠があるような書き方を前章ではしましたが、具体的なところを見ていきましょう。

JTCの罠「自分の希望は多くの場合に叶わない」

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