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ネガティブ中学生が陽クラスで生き抜いた戦記 ー自分史中学生編ー

このnoteに出会ってくださった貴方様こんばんは。
タイトル長いんで形式変えました。無駄が多い。ねこほんと申します。

人生への静かな焦りだけは感じつついざ思い切って動くことができない。
社会で働いている自分が、内定をもらう自分すら、思い描くことができない中、半年先のライブの情報解禁だけが進む。同級生だけでなく推しライブからも後れをとるのか。せめて推しよ。待ってはくれまいか。

嘆いていてもしかたない。今できることを。そう、自己分析noteの続きである。ということでねこほん中学生の記録。

「ネガティブ内気弱気オタク中学生はある日突然"陽99%クラス"に飛ばされた」

中学2年生になって1週間が経過した頃か、私は今後2年間の絶望を予見して打ちひしがれていた。

当時の私は抱く感情すべてネガティブといっても過言ではないほど、悲観的でめんどくさい人間だった。
どのクラスにも中心的な明るいグループっていますよね?それらを丁寧につまんでぎゅっと固めたようなクラスに私はいた。
ノリとテンションに加え、一致団結、俺たちのクラス最強!最高!の風潮。
無理に笑って必死でついていく日々。

逃げ場所は音楽室と図書室だった。

中1の春、小学校に引き続き吹奏楽部に所属した私は楽器の変更による思い通りに吹けない苦しみがありながらも、明るい顧問指導のもと楽しく部活をしていた。このときのクラスは同じ部活の友人も多く平和にやれていた。

しかし中学2年生時の新顧問出現によって、音楽室の平穏は灰色に陰る。
本番のたびに演奏だけでなく動きについても怒られることが目に見えていたので、本番が嫌いになった。先生の顔色を窺ううちに、道行く人全ての顔が気になるようになった。自分がどう思われているのか気になる。嫌われたくない。

逃げ場所は図書室のみとなる。

これまた小学校に続いてたくさんの本を読んだ。中でも東野圭吾さんの作品が大好きで、図書室の東野圭吾本はほぼ読破した。ミステリーに魅せられ、「アリバイ」「トリック」「密室」「事件」…。これらの言葉に心躍らずにはいられない!
スマホを持っていなかった私は多くの時間を読書に費やした。
図書委員長になったり、当番の曜日以外もほぼ毎日昼休みを図書室で過ごしたりした。司書の先生はいつも笑顔で優しく、同じ目線で本について話してくれて心から助けになった。今一番会って感謝を伝えたい人。お元気だろうか。私は大学で司書課程を取っています。尚テストの出来は微妙です。

こうして図書室に住まう女子中学生は慣れない「陽」という土地で毎日なんとかぎりぎりで生きていた。
本の存在も大きなものだが、ここで何より強い支えとなったのは「アニメ」だった。
中学生の私が最も楽しかったのは、部活から帰宅して録画リストをつける瞬間。昨日の深夜に放送していたあの作品を、または溜めていたのを一気見。日常生活の全てを忘れて没頭できる時間。続きが気になって一週間を頑張れた。どれほど支えとなったことか。

これが、私がエンタメを誰かに届ける仕事がしたいと夢見る原点だ。

図書委員長をしていた頃、こんなにおもしろい本がたくさんあるのだからもっと図書室に来てほしい。でも来館者が少ない。どうしたら増やせるかの参考にしようと、全校生徒を対象にアンケートを実施したことがあった。図書室を自分の拠り所としていたい一方で、自分の好きなものがこんなにおもしろいのだとわかってほしい自分もいた。それが、エンタメを届けたいと思う今にもつながるなと思った。

アニメは絵を動かして、効果音やCGも加えて、好奇心や欲求や何もかもを無限大に表現することができる。それを人の手で作り、人の心を動かし、ときに人生ひっくり返すところが好きだと感じる。

なぜ好きなのか伝えられるようにしておきたくて言語化を試みたが、言いたいことはたくさんあるのに単純な言葉の羅列にしかならない。くぅ。動かされた感情をそのまま言葉に変換できるようになりたい。そしたら受かりますか??しょるいせんこう。


と、話が志望動機へとシフトしてしまったが、以上のように本やアニメに力をもらいつつ無事に陽クラスを生き抜くことはできた。
ふとした瞬間クラスでの黒歴史を思い出して静かに倒れる夜もあるが、吹奏楽コンクールやアンサンブルコンテストで金賞を受賞したときや新着図書の貸出優先券を見事引き当てたときなど、心から楽しくて嬉しかった瞬間を思い出してにんまりする昼間もある。良くも悪くもいろいろな自分ができた3年間だった。クラスなんぞ名簿に名前を入れておくくらいでいいのだ。

ちなみに成人式も同窓会も当日は流れのままに着いていきなんとなく笑って過ごし変わらないな自分…となった。少しは物事をポジティブに捉えられるようになった今楽しかったとは思えたが、しっかり黒歴史も作ったのでもう会うことはないでしょう。さらば中学生の自分。あでぃおす中学生の黒歴史。私は短く手を挙げ去っていった。(どこに)



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