必ず
ひしめき合う花々は美しい
草も葉も木も全てが愛おしい
必ずそうなるとは限らない
不安定な風 波打ち際の砂浜の
小粒さえも隣り合わせにぶつかり合って死んでゆく
窓際に佇む一匹の猫が
明日この道を通る人すらも考えずに眺めている
昨日話したことさえも
酒は激流にて大海の深淵へと誘い込む
同じ目線で見たかった
「もう終わりだね」そう言った
君の乾いた目を見たく
「もう終わりだね」
潤んだ声で言ってみる
あるはずもない壁作り
あたかも敵対していると
作った構造現れれば、
頬は潤い花が咲く
知りたくないことばかりだし
更に知ってみたいこと
あっては君が分からない
流れる涙をすくいとり
花に注いで
枯らしてみたい。
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