クランズオブカレドニア戦略(4)ゲームプラン編
この章ではゲームを通した具体的な動き方について解説する。
(1)序章
(2)アクション編
(3)リソース編
(4)ゲームプラン編
(5)氏族編
(6)港編
氏族選び
基本ルールでは、手番の遅い順に氏族を選ぶ。このゲームは氏族の強弱が激しく、また先手有利だ。そのため、後手を取った場合できるだけ強い氏族を選びたい。氏族の強弱については氏族編で解説する。
ただ、どの氏族を使ったから絶対に勝てないということはないので好みで選ぶのもアリだ。どの氏族を使っても170点以上は取れる。
また、強い氏族を取っても使いこなせなければ意味がないので始めのうちは使い慣れた/使いやすい氏族を選ぶのもいいだろう。
初期配置
初期配置についてだが、戦術としては
・真ん中に置くパターン
・端っこに置くパターン
の2つに分かれる。
真ん中に置くメリットとしては動きやすいことと接続数を伸ばしやすいことがあげられる。
端っこに置くメリットとしては港ボーナスが近いことがあげられる。
結論からいうと初期配置の2つとも端っこに置く方が強い。港ボーナスを1ラウンド目に使用する重要性が高すぎるためだ。港ボーナスにすぐにアクセスしやすい四隅付近の土地に配置しよう。どの港を優先するかについては港ボーナスの頁で解説する。
置く土地はできるだけ安い土地に配置したいが、1金の場所にこだわる必要はない。港付近は激戦区になるため、多少土地代が高くても港へのアクセスと今後の拡大がしやすい場所を選ぼう。
木こりと炭鉱夫についてはどちらを置いても構わない。どちらを置くかよりもどこに置くかの方が重要だ。
1ラウンド目
1ラウンド目の動きについて解説する。1ラウンド目にやらなければいけないことは大きく以下の4つだ。
契約タイルの取得
船舶能力の向上
ユニットの拡大
港ボーナスの使用
契約タイルの取得
まず最終手番以外のプレイヤーは最初に契約タイルを取ろう。ここで最初に契約タイルを選べることが先手の最大の優位点と言っても過言ではない。最終手番のプレイヤーは急ぐ必要はないため、拡大を優先しよう。
選ぶ契約タイルは要求値が2資材以内のもの(できるだけ安いもの)でかつ現金が報酬として付いているものを選ぼう。
該当するタイルがない場合は、できるだけ安いタイルを優先して取ろう。現金が付いているからといって要求値が重いものを1ラウンド目から取るのはオススメしない。
取った契約タイルは要求値が2資材以内のものの場合1ラウンド中での達成を目指す。3資材以上のものについては負担が大きいため基本的には3ラウンド目以降での達成になる。
ユニットの拡大
契約タイルを取った後はユニットの拡大を行う。この時使用できる港ボーナスがある場合は最優先で取りに行く。港を取る際に船舶能力が+3程度必要になることが多いためここで一気に上げてしまおう。
港を取った後は今後の拡大のために真ん中の湖を目指して拡大を行う。入植地数のために有利な土地を確保しつつ第3,第4の港を目指そう。
初期資材についてだが、加工品は基本的には売って拡大の資金にしよう。ただし、契約タイルを履行する場合は使ってしまっても構わない。
配置するユニットだが、前の章で解説した通り相手の置いていない加工品工場を置こう。迷ったら木こり/炭鉱夫を置いておけば良い。
ただし、小麦に関しては1ラウンド目に置くのは非常に難しい。小麦を置く場合無駄にしないためにパン/ウイスキーも2つ置かないといけないためだ。1ラウンド目は初期資産の小麦を利用したり、購入したりすることも検討した方が良い。
パスは早く行った方が資金や手番の面で得だが、序盤は誤差なので無理に狙う必要はない。
1手でも多くできることは早いラウンドでやってしまおう。
ラウンドボーナスについて
ラウンドボーナスについてだが、クランズではそれほど重要度は高くない。
基本的に30〜40点程度になることが多いため、150点を目標点とすると、全体の20%くらいだろうか。無視できる値ではないが、躍起になって狙う必要のある割合でもない。
そもそも30点くらいなら特に意識しなくてもなんとなく取れていることが多い。
慣れないうちは考えることが多く、ラウンドボーナスにまで意識が回らないことが多いため、余裕があったら意識する程度で構わない。メインの点数源は契約タイルであることを忘れないでおこう。
2〜3ラウンド目
ここでは1ラウンド目の忙しさは少し減る。生産した資材を売って更なる拡大を目指そう。残っている港ボーナスの使用も目指そう。
契約タイルについてだが、基本的には達成せずに使える資金は全て拡大に投資しよう。
資材の購入は基本的にはNGだが、値段の落ちている資材を隣接ボーナスで購入できる時は積極的に狙っていこう。自分で生産するよりも圧倒的にお得に手に入れることができる。
4〜5ラウンド目
ここからは契約の履行に移っていく。生産した加工品に合う契約タイルを取り、足りない資材は買って揃えよう。
また、綿花/タバコ/サトウキビのレートにも注意しよう。ここでレートに大きく差がついている場合、多少手を歪めてでも高い輸入品を選んだ方が良い。
4〜5ラウンド目の契約タイルは奪い合いになるため、早めにパスをするのも手だ。特に5ラウンド目に先手を取ることは非常に大きなアドバンテージになる。4ラウンド目にめぼしいタイルがない場合はあえて契約を空けたままにしてパスをすることも考慮しよう。
拡大は投資分を取り返すことができないため基本的にはしたくないが、入植地数を伸ばす、隣接ボーナスを使う、置き切りガチャを狙う、肉を置くなどのためにすることはある。最小限にとどめよう。
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