「意思」から「願いへ…」「デュープリズム」ルウ編。
おはようございます。コケと申します。
毎日ゲームしてます。台風が来ようとも
無人島に流れ着こうとも、ゲームだけは手放しません。
先日、いつもお世話になっているフォロワーさんの記事の中で「デュープリズム」みたいとの文面を発見し、そそくさとプレイしました。
いや、いいですか?
「デュープリズム」!!
今まで散々ゲームしてきましたが、ゲーム人生に
おいて、これほどまでにプレイし尽くしたゲームは他にありません!
もう、これだけは…!これだけは…!!
語り尽くしても語り尽くせない…!!
長々とあれやこれやを書いても、みなさまのお時間をいただくわけにもいきません。なにより、
「プレイしてほしい!!」
世に溢れる、動画で見るのではなく、
ぼくの記事で読み流すのではなく、
その手に実際に手に取り、
この「感動しすぎて涙腺おかしくなる」
体験をぜひしていただきたい…!!
ただ、すでに20年以上前にに発売された
「レトロゲーム」の部類です。手に入れるにも
むずかしい部分も否めない。
しかし、このゲームが埋もれてしまうことなく、
世に残したい気持ちだけは
誰にも負けたくありません。
なるべく丁寧に、
そして大切に書かせていただきます。
最後までお付き合いください。
よろしくおねがいします。
デュープリズムとは。
ノストラダムスが残した予言になにも起きなくて世界がホッとした1999年10月14日に発売された、フル3Dアクションゲーム。
当時最先端だったPSで「3Dポリゴン」をフルに使ったゲームです。
当時はゲーム中に「ムービー」が入り、
「ムービー」中のキャラクターと、
実際動かすフィールドのキャラクターに、
ちがいがあるのが常識でした。
「デュープリズム」では、そのギャップがまったくありません。常に同じキャラクターがイベントで会話し、そのままフィールドで動かすことができます。
キャッチコピーは
「ひとつの世界で ふたつのファンタジー」
「デュープリズム」では主人公が2人いて、同じ世界で異なる冒険ができます。
まるで別のゲームをしているかのように、
異なる物語。バージョン違いとかではないのです。もう世界線がちがうんじゃないかってくらいに変わるのです。
個性しかない魅力的な2人の主人公。
主人公は男の子の「ルウ」と
もう1人の主人公「ミント」から選べます。
手に入れたものの「願い」を叶えると言う
「デュープリズム」を探すため、
2人の主人公はそれぞれ巡り会います。
どちらからプレイしても物語が大きく変わることはありません。ただ、側面が全然変わります。
ルウ編をプレイしている時、
ミントはなにをしていたのだろうか。
ミント編では明かされない、
ルウのひみつとはなんなのだろう…。
と、ついつい気になるワードが散りばめられていて、お互い2周ずつプレイする事でより、ピースがはまり、深い物語の理解につながります。
強いて言うならば、「ルウ」は重め、「ミント」はコミカルですが、どちらもアツい。
お互い種類が違う感動があります。
でも推しはやっぱり「ミント様」ですかね。
彼女の欲望は果てしないのですが、なんか応援したくなるんですよ。そしてどこまでもアツい。
ブレなさすぎて、カッコいい。
あぁ言う人間でいたいなぁって思います。
斬新な成長システム。
デュープリズムには「レベル」がありません。
モンスターを倒しても、経験値などはないのです。どうやって強くなるのかと言うと、まずは
HPですが、「敵からダメージを受ける」ことで最大HPがジョジョにあがります。
HPはなくなってしまうとゲームオーバーになってしまう、大切なポイント。敵からガンガンダメージを受けてHPの底上げを狙いましょう。
ん?ウデにおぼえがある?
OK。
それならば「ダメージを受けない」立ち回りで戦いましょう。クリア時にHPが低ければ低いほど、あなたは「上手い」ことになります。
ちなみにぼくは「ルウ編」では160前後でした。
これがすごいのかどうかは分かりませんが、まあまあな記録だとは思います。
次に「MP」ですが
MPは、ルウなら特殊能力、ミントなら「魔法」を使えば使うほど上がります。カラッカラになるまで使うと上がりやすい。
そこで気になる回復方法ですが、
RPGにおける「宿屋」での宿泊では「HP」しか回復しません。
物語の拠点である「カローナの街」の裏路地にある「バー」でジュースを飲むか(有料)、冒険に出てモンスターを攻撃することで回復します。
また、敵キャラクターがドロップする、「青いビン」はHP、赤いビンはMPを少しだけ回復します。積極的に倒し、ビン回収して常に「まんたん」にしておきましょう。
物語を彩る極上サウンド。
デュープリズムの世界で外せないのが「サウンドの良さ」です。全般にシンセサイザーで耳触りのいい音声で、ずっと聴いていても疲れない魅力。
特に「デュープリズムのテーマ」や
物語の回想シーン、ここぞと言う時に流れる
「邂逅」は、何度聞いても癒されます。
ゲームの音楽って猛々しいものが多かったものですが、全体的にサラサラと流れ、ひんやりして美味しい、カラダに沁み渡るミネラルウォーターのようなサウンド。
かと言って軽すぎることもなく、締めるところはガッツリ締めてくれる、とてもゲームにマッチしていて、音を聞くだけで「あのシーンのあの曲だ!」ってすぐわかってしまいます。
iTunes ではサントラも販売されてますので、
「デュープリズム」で検索かけるとすぐ引っかかりますよ。ぜひ試聴してみてくださいね。
抜群のカメラワーク。
あまりこの言葉を使いたくはないのですが…
「古き良き」って言葉があります。
「古いものはいい」って意味だと思いますが、
「デュープリズム」ではイベントシーンでカメラがよく動きます。
心地いい風が流れる空を眺めながら会話。
した斜めから見上げるような視点。途端にアップしてビシっとカメラが止まる。
最近のゲームでは固定のイベントシーン以外カメラは「フリーカメラ」になっていて、会話中でもグリグリ動かせるものがほとんど。
だからプレイヤーによって見るところが違かったりして面白いのですが、「デュープリズム」では固定カメラなので製作者が「魅せたい」アングルがくっきりとみて取れるのですね。
また、失われた手法として、会話と会話の間に「間」があります。
この「間」がプレイヤーがゲームの世界に感情移入させるんですよ。
キャラクターとキャラクターが見つめあうとか
敵キャラクターがワザと斬られたりするシーンに「なにも言わず立ち去る主人公」ですとか。
引きのカメラが劇中のキャラクターに「命」を
与えているかのようです。人間くさいと言いますかね。ぜひこの「間」にも注目していただきたいです。
「ルウ編」の物語。
実はミント編、現役中は(今も現役ですが)は100回程クリアしていて、それこそボスなんかワンパンで倒せるくらいやりこんでいました。そのデータはとっくにないのですが(物理的なメモリーカードでしたから…)、ミントは今年もプレイしていましたけど、「ルウ」ってぜんっぜん覚えていなくって。たぶん、一回しかやってないかも…。
なので、先週からプレイしておよそ7時間ほどプレイして無事クリアいたしました。
ルウはゲームの冒頭、「クレア」と言う女性と静かに暮らしていましたが、何者かの襲撃に遭い、命を落とします。もう一度クレアに会いたい…そのためならなんだってする!と決意し、各地に散らばる「遺産」を求めて旅に出ます。
そこで「カローナの街」に辿り着き、「デュープリズム」の噂を聞きつけ、物語が大きく動きます。デュープリズムを巡る壮大で悲壮な物語。
ルウに隠された悲しい事実。
また、ミント編では単なる悪参謀官的立ち位置だった「ドールマスター」の明かされる宿命。
どれもがほんとに悲しくて涙腺崩壊必須。
ラスボスがこれまた嫌なヤツでして、しかも
「おい!!」って言いたくなる姿で現れるものだから、自然とルウに同情してしまいました。
マジでイカリMAXで叩きのめしてましたよ。
今だから読みたい極上テキスト。
デュープリズムはなにを読んでも「テキストが素晴らしい」です。物語中のセリフでもテンポがいいですし、一行が短いのですんなりと読み進めることが出来ます。
でもやっぱりいいゲームに名言あり。
ルウ編における名言、それとなく残しておきます。うろ覚えなので、あしからず。と言いますか、実際読んでほしい。ボイスは入ってないのに、キャラクターの声が聞こえてくるんですよ。
それだけインパクトのある声、ぜひとも一度は読んでみてほしいですね。
そして、物語は続く。
長くなりましたが、デュープリズムのご紹介はここまでです。デュープリズムは2人の主人公で異なる物語が紡がれます。
そして…2人の冒険を見終わると…
真エンド!です。
このストーリーでは、「これから始まる新たな冒険」を物語っていまして。これは1年以内に「2」来るか!?と期待して20年以上経ちました。
「20年って…待たせすぎだよね(リーバル風)」
スクエニさん、ぜひともあの時の続きを!!
それまで何度でも「ミント様」強くしておきますんで!!(ルウじゃないんか)
ミント編もクリアしたら書きますね!
今回のお話しはおしまいです。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
コケでした〜。