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風がはこんだ冒険は今も続いている。「ゼルダの伝説 風のタクト」
おはようございます。コケと申します。
毎日ゲームばかりしており、もれなく
「ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム」もプレイしております。
ワイルドすぎる舞台、ハイラルが「空」までもを冒険できるようになり、無限の可能性がある
「スクラビルド」に「ウルトラハンド」・・・
プレイを終えた後には
「なんであれとあれがくっつくのかふしぎに思う」毎日。
わり箸ってなんでくっついているのでしょうか。
ウルトラハンドみたいにべちょっと接着剤がくっついているわけじゃないのに(笑
ティアキンでは空からダイブする時、
リンクは「風」をモロに受けます。
前作
「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」ではゲームジャンルを
「オープンエアー(開けた空気感)」を謳っておりました。
「空気」「風」と言えば・・・
「ゼルダの伝説 風のタクト」
と言うゲームが
2002年、
ゲームキューブから発売されています。
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プロロ島でのんびり暮らす主人公リンク(名前は変えられます)は
謎の怪鳥につれさられた妹を助けるため、
言葉を話す赤い船、「赤獅子」とともに
冒険に旅立つアクションアドベンチャーゲーム。
穏やかな海を吹き抜けるそよ風のように爽やかなストーリーとトゥーンレンダリングと言う技法で描かれたグラフィックは
「動かせるアニメーション」でした。
「目は口ほどにものを言う」と言いますが、
大きな目とアニメタッチで描かれたリンクは、
まるでプレイヤーの心情を映しだす鏡でもあり、
「トゥーンリンク」とも「猫目リンク」とも呼ばれ親しまれていました。
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冒険の舞台は「ハイラル」ですが
、全てが「海」にしずんでしまった世界。
何もない海を「風のタクト」と言う指揮棒で風の方向を操り、点在する島々を探検します。
風のうわさを頼りに、
どこまでも行けそうなほど、広い広い海を
昇り行く朝陽を背に西へ東へと船を走らせ、
月明かりを頼りに夜風を受け、
ひとり孤独に海を渡るヤンチャ少年。
高台から風を読み、「デクの葉」で大空を滑空することもありました。
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見渡すかぎりの青い空、蒼い海。
遠い遠い遙かな地平線を見つ続けることで、
プレイヤーの心も洗われるかのよう。
アニメならではの、リアルではないからこそ
胸に響く感動があります。
水に沈んでしまった繁栄と衰退。
風化してしまった勇者の伝説。
そして「これから」を生きる
リンクとゼルダたちの物語。
激闘を終えた後の、
「これから探せばいいじゃないか!船ならあるんだ!」と必死の説得さえも受け入れられず、
過去に生きる選択をしたハイラル王。
ままならないことも良いことも
全てを水に流すかのように、
旅立つリンクの最後の笑顔が
「風の勇者」にふさわしい「目」をしていました。
風の勇者は、あれからも続いていく伝説の中で
様々な冒険をしますが、トゥーンリンクの物語は一度幕を閉じます。
人々が忘れかけていた2017年、
「風の伝説」が新しいカタチで
生まれ変わります。
それが
「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」
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フルトゥーンレンダリングではないものの、
キャラクターはアニメ調で、
フィールドは半リアル、と言う
今と昔の「良いところをつなぎ合わせた」
アクションアドベンチャーゲーム。
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どこまでも行ける広い広い台地が紡ぎだす、
おおらかなでダイナミックな
風の息吹を感じながら
プレイヤーはホントにどこまででも行けてしまう自由なフィールド。
台地に降り立つのに欠かせない「パラセール」で風を受けるのも、飛んでいけるのも特徴。
「風のタクト」のDNAが蘇り、
台地は陸地に描き起こされ、
ヤンチャなトゥーンリンクはそのままに
、大人になって帰ってきた!と激しく嬉しかったのを覚えております。
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「風のうわさ話」もありますし、
風タクで登場した「コログ」
カタコトな喋りで憎めないヤツ代表「テリー」
そして風タク1位の人気曲
「竜の島」が「リト族」の村で使われている。
全部が全部ではないのですが
「風タク」がキーになっている
気がしてなりません。
なくなったものもありますけどね。
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アイテムかかげるポーズ!
ゼルダ、と言ったらBGMに合わせ
ジャ・ジャ・ジャジャーン!と見せてくれる
シンボル的モーション。
もう今の時代画面も大きく、
「なにを取ったのかわからない」こともないので
かかげて見せてくれることも必要ないのかもしれませんね。
コログもテリーもリト族も嬉しいですが
共通点が多い中で、これが一番やばかった・・・
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「青いエビシャツ」と呼ばれる
真ん中に描かれたエビが特徴の長そでシャツ!
風のタクトでは、物語の冒頭で、リンクの象徴である「緑色の勇者服」を
おばあちゃんにすぐ着せられますので、
ほんと少ししか見かけることができません。
クリア後データではエビシャツ着れるのですが。
これ着て冒険したい!とかねがね感じていたら
「ブレス オブ ザ ワイルド」で
リンク着れるようになっているじゃないですか。
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それまでは「英傑の服」でトゥーンリンクに似せて冒険していただけにまじで泣けてくる仕様。
ちなみに、この青いエビシャツ、
「リアルである」んですよ。
風のタクトがWiiUでリリースされた時、
「クラブニンテンドー」と言う
ポイント制でグッズ交換できる仕組みがありまして。
血を吐く思いでポイント貯めて
「交換」しました。
もう崇め奉るしかできないのでいまだに
着たことないのですが・・・。
(というかそんなグッズで溢れている)
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「風の冒険」からはじまり
オープンエアー」と言う新たなジャンルで
ついにはもう「空飛んじゃっている」
ぜんぶ「つながっている」
としてしか思えません。
そういえば・・・
「ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム」が発売3日で
全世界1000万本出荷!!
(国内販売本数224万本!)
「3日」!!ってこともすごいですが、それだけみなさんが待ちに待ったゲームとのことでしょう!
ふつうゲームってシリーズが続けば続くほど
売り上げ落ちるのが「アタリマエ」でしたが、
「ゼルダの伝説」はそのアタリマエさえ書き換えてしまいましたね!
全世界1000万人分の「リンク」が
ハイラルを冒険し、1000万人分の体験があの空で起きているのです!
いちファンとして、これは感動!!
見渡す限りの大空、
「風のタクト」から続くオープンエアー
「風の冒険」は、まだまだこれから!
「ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム」でどれほどの
一大旋風が巻き起こるのか、
ワクワクしちゃいます。
「ゼルダの伝説 風のタクト」からはじまった
「風がはこんだ冒険」は、
今もこれからも、海の底に
沈むことなくずっと続いているのです。
今回のお話はおしまいです。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
わり箸くっついている理由、探してきます。
コケでした〜。
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