物語の続きを話そうか。「ファイナルファンタジーⅦ」
ファイナルファンタジーⅦをクリアした当初、
ぼくは正直混乱してました。
ストーリーがよくわからなかったのと、
ディスクが傷ついていたせいで唐突にエンディングが流れたことが原因です。(PSあるある)
物語を整理するためにすぐ2周目を開始。
吸い込まれるようなムービー、壮大なBGM。
細かい演出。アツいバトル。
どれをとっても異次元な世界。
未来のゲームはファイナルファンタジーⅦが
スタンダードになるのではとワクワクしながら
何度も何度ものめり込みました。
"クリスタル"を思わせるオープニング。
ファイナルファンタジーと切っても切れないのが
ゲームのキーワードとして大事な「クリスタル」があります。
ファイナルファンタジーはクリスタルを巡る冒険が主にあったと思いますが、ファイナルファンタジーⅦにはクリスタルが登場しません。
まったく無縁なのかと言うとそうでもなくて。
ファイナルファンタジーⅦのメインテーマとクリスタルのテーマがミキシングされた楽曲がこの
"プレリュード"
ぼくはゲームのオープニングを毎回見るのが好きでして、早くやりたい気持ちをおさえて、あえてオープニングを見てからゲームを始めるのも、
このファイナルファンタジーⅦから。
すごく癒されるし、清々しい気持ち。
2周目に入ったからこそ伝わるFFⅦの温かみ。
ファイナルファンタジーⅦの全部がオープニングに詰まっていると言ってもいいのかも知れない。
世界にひとつだけの物語を作った。
ザックリ言うとストーリーは暗めですが、それでも明るく展開していく"人間くさい"世界はファイナルファンタジーの魅力。
いきなり爆破とか言い出しますしね。
そもそもストーリー自体長いので、まるまるっと覚えておくには限界がありました。
レベルやマテリアの成長や収集にも燃えるタイプなので、手が抜けない。
どうにか物語を記憶させる方法がないかと
思いついたのがビデオに録る。
これがだけ見応えのあるストーリーを記録していけば面白いのではないか!?と当時ビデオにストーリーパートだけ録画して、バトルパートは編集したりカットしたりして、
世界にひとつだけのFFⅦの物語を作りました。
これがけっこう面白くて、ゲームしたら編集、
ゲームして編集。なんとか2周目もクリアしてビデオテープが13本分の長さに。
さすがに長いわぁとすぐ3周目。
不慣れな部分があってすごくスキだったところが抜けていたり、入れたはずのイベントが切れてしまっていたりと、毎日格闘してました。
特に入れたかったのがこのイベント。
ストーリー序盤、主人公たちは敵本拠地に乗り込むのですが、ここ、ただの職場なんです。
兵士とかいる割には本社ビルでパソコンとあくせく戦っているサラリーマンがいて、薄暗いあかりだけで働いている。
ゲームっぽいのに生々しい。
ゲームがリアルになったってそう言うことかと。
夜景ってキレイだけど働いている人がいるんだと思わせてくれましたね。
撮り忘れてすぐリセット。
またリスタート。
興味ないね。
主人公のクラウドは人格的にアレなので、序盤は特にクール。熱量がないと言うか、人を受け付けないダークサイドの主人公。
"興味ないね"はクラウドを象徴するセリフ。
ビデオに撮ってみるとクラウドは興味ないねってそれほど言ってなかった。全部で何回言っているのか検証するため何度もストーリーを再生。
ただでさえ"オレⅦ"を作り寝ても覚めてもストーリーが脳内再生される日々なのに。
おかげでかもうストーリー見たくない!と思えるほど(テキストさえ読みたくなくなるまで)ファイナルファンタジーⅦのストーリーを追いかけていました。
やっぱり抜けている。
ゲームもⅦで学校が休みやアルバイトの休日でもとにかくファイナルファンタジーⅦ。
なん100時間過ごしたか分からない中、ストーリーだけを追っているビデオに違和感が生まれました。だってやっぱバトル欲しい。
バトルが今までの縦一列に並んで、左右で敵味方に分かれるスタイルから横一列になったファイナルファンタジーⅦのバトル画面。
参加キャラが4人がデフォルトから3人へ変更。
少し寂しい気持ちと1人いなくなった不安も当初はありました。
3人になったことでバトルはスピード感が増しました。結局必要十分。BGMも今まで開幕時にベース音が入っていたけどそれもナシ。
新しいファイナルファンタジーの始まり。
カメラワークがコマンド選択時に切り替わるので目が回り、慣れなかっただけは辛かったなぁ。
なにより"かっこいい"演出が途切れてしまうので
ビデオ映えしないんですよ。
もっと寄せたい!!みたいな時にバトルに熱くなってしまって"録画中"ってことをスッポリ忘れて。
再生したら「これあかんわ」とNG出して録画し直し。バトルも入れるとなると、かっこいい方がいいじゃないですか。
特にボス戦なんて。
なるべくカメラが寄った時なんてコマンド入れないようにとか、ワザとキツイ展開にして再生した時燃えるようにしてみたりとか。
自分を楽しませるためにとにかくファイナルファンタジーⅦと向き合っていました。
実はみんな"弱さ"と向き合う。
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