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【ゲームエッセイ】彼らを繋ぎ止めるゲームの在り方。

無機質な空間に敷き詰められた
賑やかなパッケージ群。

ゲームを取り扱うお店は
ゲームのプロモーション映像や店内放送、
最新のJ-POPらしきもので360度囲まれている。

お仕事帰りに余力がある場合、
ぼくはいつもご近所さんのゲームショップで
レトロゲームをアサリに向かう。

昔遊んだことのあるもの
まだタイトルさえ知らないものもあるし
基本的には中古ショップなので
パッケージに年季が入り、ツルツルだったであろうプラスチックの表面がザラついていたり。

それだけ"やりこんだ"ものなのだろうか。
個人個人のゲームに対する思入れが、所狭しと
列をなしている。まるで異界。

ゲーマーだった人やそうでもない人、
なんとなく遊んだソフト、くたびれているゲーム機たちが、人々の思い出を担いでいる。

特に"これが欲しい!"と言う目的がない時は
端から端までチェックする時もある。

じっくりとパッケージを眺めて
裏面に書かれたコピーを目にしていく。

かすれて読めないものも
日に当たりすぎて色焼けが激しいものも
とりあえず読んでみて、気になればゲットン。

そうこうしているうちに、
元気なワカモノたちが集まってきた。

4人いて、みんな背が高くて若い。
内側から溢れる生命力を解き放っている。
そのエネルギーは360度のあらゆる音声を
かき消すほどだった。

だから自然と彼らの声は耳に入るのです。

テンション高めで楽しそうではある一方、
年代特有の路地裏のような暗さも感じさせる。

4人全員でゲームを査定していく。
言葉が悪く、ぼくには正直受け入れ難い。
まぁ彼らの価値観だしね。
どうこう言うわけにもいかん。

でもふと思うのです。

"ゲームを否定すること"が
彼らを繋ぎ止めているのだとしたら…。

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195字
ゲーマー歴もほどほどでウデマエもほどほど。ためになるお話しも、元気のでることばもかけられない。けどゲームだけはやっている。ゲームをすることで元気もでるのさ。忙しいあなたのエリクサーになりたい。いつでもゲームがある人生を送ってほしい。HPがなくなる前にエリクサーを使うんだ。え?もったいない?んで?そのエリクサー、いつ使うのさ?

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