神々のトライフォースの主役たち。
ゼルダハイ症候群にかかってから、ホソボソ続けていた「ゼルダの伝説 神々のトライフォース」。
3日でクリアしてやるぜ〜!と意気込んだものの、終わってみれば1週間がっつり楽しんでました。ハイ。
ハートMAX、全アイテム所持、ルピーカンスト、バクダン&矢所持数99など高すぎる目標がアダになりプレイ時間がかさんでいく沼。
ま、楽しかったからいーさ!
とくに意識してないのだけど、毎年一回は絶対クリアしていた。ゲームをクリアしたら手帳に書くことをしていたぼくは、2018年から毎年一回はクリアしていたみたい。
よくもまぁ飽きずにほんと…。
ゼルダシリーズっていわゆる「名前のない街の人」的な人がいないんです。また、プレイヤーにやたらに親切にしてくれる人もいない。兵士に告げ口する村人とか。しかもリンクとは知り合いなのに…。あかんやろって思いますけど、少なからずそういう行動って人間誰しもありますよね。それぞれにドラマがあり、なにかしらしでかしているから、愛しく感じていくのでしょう。
でも、覚えていなかった…って言うのが本音なのですね。クリアするとぼくの記憶からはセーブデータが消えてしまうので、エンディングを見るたび毎回新鮮な気分は味わえます。
ゼルダの伝説シリーズには明確な歴史があり、かの有名な「時のオカリナ」から3つの歴史に分岐します。
「時の勇者が勝った」「時の勇者が負けた」「時の勇者とゼルダ姫がハイラル王に告訴しガノンドロフが処刑された」
その内の「時の勇者が負けた」歴史です。
時の勇者がガノンに負け、トライフォースを手にしてしまい、闇の世界を作ったお話し。そして光の世界も征服してしまおうと、司祭を操り、賢者の血をひく7人のムスメたちを使って光と闇を繋ごうと画策する物語。
いつも思うのですが、「物語」って主人公を軸に描いているようで実は「敵の」物語なんですよね。
ガノンドロフがトライフォースを手にして行動に移さなければ、リンクは家を出ることもなかった。
ゼルダ姫が捕われることもなく、リンク一家にメッセージを送ることもなかった。
あくまで主人公は「受け身」で行動を起こすのは宿敵側。物語を理解するには「敵のこと」を知るとよくわかります。往年の名作「MOTHER」が、まさにそうです。
ガノンドロフがトライフォースを手にした物語がこの「神々のトラフォース」。
知恵と力と勇気の3つの因果の中で力のトライフォースのガノンドロフが「勝った」世界。
「終焉の者」から長い長い年月かけてようやく手にしたのに、ここぞでリンクに負けてしまうなんて、さぞかし悔しいでしょうね。
しかしガノンの敗因はやっぱりリンクだけが相手ではないことでしょう。
ゼルダ姫を含めたハイラル国民全員が
ガノンの敵として現れたことが彼の誤算だと思います。
壮大な因果関係抜きにしても、ゲーム中に出てくるキャラクターたちが最後の最後みんな救われるだけでも温かい気持ちになります。
閉じ込められてマモノに配られたムスメたちも無事にハイラルに戻ってますし。
また、途中で闇まみれの展開になりながらも、最後の最後はハッピーエンドになだれ込み!なストーリー!
リンクもガノンも、橋の下で寝てるおじさんもほうきのおばあさんもみんなが主役。
病気で寝込んでいたカカリコ村の少年。自分が外にでられないからリンクに虫とりアミを貸してくれます。
アミのおかげでどれだけの妖精にお世話になったことか!アミなかったら世界救えなかったよ。アミありがと〜!!
で。
欲望という名の悪夢に取り憑かれ平和を投げ捨てた「オカリナ少年」あっちの世界で木になってしまい、そのまま行き倒れてしまったと毎回思うのですが…。
生きてたんですね!!
なんで何回もエンディング見てるのに記憶がエラー起こすのでしょうね…。頭のGoogleがアプデされない…。
そしてリンクは「退魔の剣」である「マスターソード」を森に返します。退魔の剣と台座自体が「魔物を封印する」意味あいがあり、引き抜いたことで魔物たちが活性化します。
魔物を倒すのにマスターソードが必要なのに、引き抜いたら暴れ出すって…。
それに「オレ世界を救ったんだぜ」って意味でも持ち続けていてもいいと思うんですよ。
そうしないところが彼のいいところなのかも知れません。
いつかこの身のリンクもいつか年老いて
新たな勇者が必要になる時が来る。
その時まで「マスターソード」を眠らせて
次の厄災に備えて準備している。
戦いはすでに始まっているのかも知れませんね。
この時は「ファイ」たんも
眠っているのかな?
スカウォもやったるぜ!!
今回のお話しはおしまいです。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
コケでした〜。