その一歩を踏みだす勇気が試される!ローグライクRPG「ドラゴンファングZ 竜者ロゼと宿り木の迷宮」
あまり周囲には緊張している風には見えないのが悩みのタネでもあるのだけど、実は結構キンチョーしい性格でして。
ちょっとしたことでも割と固まることも多いのですよ。バス乗る時とかね。
高速道路のETCレーンくぐる時に思わず頭の中で「界王拳」使う悟空がよぎってしまい、アクセル踏み込んでレーン上がんなくって係員のおじさんに怒られたのがトラウマでいまだにETC緊張します。
さまざまなゲームにおいても、ボスとたたかう時とか、まだみたことない高レベルのモンスターがいる大地に行く時なんてそれこそ「好きな子に告白するぞ!」くらい勇気ふりしぼっているんです。
当たって砕けるとも言いますけど、なるべくなら砕けたくないし。
2度と同じ地形が作られず、「自動生成ダンジョン」と呼ばれるダンジョンの中を、ランダムに現れるアイテムを駆使しながら進めるローグライクゲームというジャンルがあります。
有名なところでは「トルネコの不思議なダンジョン」ですかね。
基本、ローグライクでは一期一会的な遊び方が向いていると思います。
ダンジョンに潜るたびに本気でクリアを目指す気でいないと、
「そんなぁ…」ってことの繰り返し。
ローグライク系は全然得意ではないんです。
ダンジョン行くたびに「告白」しなくてはならないので、いつも緊張感がMAX。
気が抜けないのが魅力でもあるんですけどね。
TOYDEAから発売されている
「ドラゴンファングZ 竜者ロゼと宿り木の迷宮」
は、なんとなく、肩ひじはらずに「やってみよう」と思えるゲームでした。
オーソドックスなローグライク系で、懐かしいなぁと思う反面、イラストがちょいかわで今っぽさも忘れていないのがナイス。
ストーリーも、「時の宿り木」と呼ばれる異世界にまよいこんでしまった、竜と人のハーフ・竜人「ロゼ」と里親の妖精さんが、最奥に眠る秘宝のチカラを使って、お家に帰るのが目的。
なんだかほっこりする設定でとっつきやすいですね。
強い装備とか防具、便利なアイテム、ローグライクでは「備えあれば憂なし」がスタンダードではあり、それはこのゲームでも同じですが、一番のブレイクポイントはなんと言ってもこの「竜人結界システム」。
ローグライクでは、敵に囲まれないよう「通路でたたく」のがセオリーですが、結界のおかげでグイグイ攻め込むことが出来ます。
竜人結界とは、ロゼの周囲8マスに壁や障害物がない開けたところで戦うと、結界が展開され、さまざまな恩恵を受けます。
一番のありがたポイントは
「クリティカルがでやすくなる」ことですかね。
ローグライクでは敵と自分が交互に行動する「ターン制」なので、戦いが長引けば長引くほど不利になりやすい。
回復しても1ターン使うので、気がついたら囲まれていてあっという間にフクロダタキに。
攻撃は最大の防御。
ならば敵がいなくなればいいだけ。
だからクリティカルが出るのはとってもありがたい。
そしてプレイしてなんとなしに感じるのは
「回避してくれる」確率が高い。
回避とはノーダメージです。
どこかの赤い彗星さんもいってたじゃないですか。「どんなスゴい攻撃でも当たらなければ意味がない」と。
当たっても感触的には防御も上がっているんじゃないかな。通路では4くらうのも1とかっだったりしますし。
クリティカル率&回避・防御アップ。
また、結界をはった状態で敵を倒すと「ファング」の入手率が上がるのグッド!
「ファング」とはモンスターを倒した時に手に入る「カケラ」のようなもの。
このファング、装着してスキル(呪文のようなもの)にするか「サクリ」と呼ばれる「ささげる」かで用途が変わります!
例えば画面の「アロエスライムの牙」では装着すると「ヒーリング1」というHP回復のスキルと最大HP+5ですが、ささげるとHP最大値+3に変わります。
スキル装着は「アイテム」扱いなので、持てるカバンの中身が制限されているローグライクでは、アイテム数が圧迫するのはちと考えもの。
また、スキル枠は3つしかないので、
「回復系」に充てるのかも悩ましい。
ファングは完全ランダムなので、この先違うファングが手に入るかもわかりません。
しかし、ささげるとファングは壊れて無くなってしまいます。HPアップはいただけますが、この先回復系が手に入らないかも…と考えるのが楽しいですよね。
無難に装着か、思い切ってささげてしまうか。
とっておきたいか〜使ってしまうか〜。
楽天のお買い物マラソンですね。
お得なうちに買ってしまうか、
今はその時ではないのか。
どんなことにも「決断」するには「勇気」がいりますね。
そして装備品とファングとの兼ね合いで、思い通りの立ち回りができるようになります。ファングにはそれぞれと特徴があり、竜人結界の段階、「BREAVE」の段階に応じて、これまた自動スキルが発動することもたくさん。
ドラファンZではコソコソした戦いは向いていないのです。
竜人結界には段階があり、結界がはられた状態で戦うと「BREVE」がたまっていき、MAXではクリティカルもよーく出やすくなります。
で、このBREVE、何が重要かって、「装備品」や「ファング」でも大切なことなんですね。
例えば「竜の大剣」という武器の解説をみますと。「ハート2個以上で前方3マス攻撃に変化」とあります。通常では目の前のモンスターしか攻撃できませんが、ハートが増えると、まとめて攻撃することができるようになります。
囲まれた時なんかは非常にありがたい。
また、防具である盾も「ハート2個以上でBREVEが減らない」などもあり、結界の管理はとっても大切。装備品の性能とファングの組み合わせで自由なロゼのカスタマイズがいいですね!
場合によってはとんでもないロゼも出来上がったりしますから。
僕のお気に入りは「ハート2以上で攻撃してスキル1チャージ」できる剣と「ハート2以上で攻撃された時BREVEが減らない盾」、そして「8回無敵になるスキル!」ですね!
やってみろやコラァ!って気になりますわ。
最初は「時のゆりかご」という30階構成のダンジョンに挑みますが、10階ごとにそれはそれは本当に強いボスがいましてですね。
単品でもエラくどうしようもないのに、取り巻きモンスターの数もやばいやばい。
「どうすんのコレ。リンチ必須じゃないコレ」
でもね、ここで引いちゃダメなんです。
全ては「一歩を踏み出せるか」にかかっています。この状況下では、何よりも「決断」しなくてはなりません。
あえて下がるのもいいでしょう。
結界を張れるように戦うのもいいでしょう。
やぶれかぶれに効果がわからない、識別されていない杖を振ってみるのもいいと思います。
この難局を乗り切るには、勇気がなくてはなりません。ボス倒さないと先に進めませんし。負けたらやり直しだし。
でも、下がる一歩も勇気です。
時と場合によっては
通路で叩く方が有利な時もあります。
どっちがどっち、ということではありません。
上がるのも下がるのも両方あって
はじめて「勇気」とよべます。
どちらにしてもたった一歩進めるだけで、
状況は大きく動きます。
先を怖がるのはよーくわかりますが、
何事も怖いのは
「最初の一歩」だけなんです。
踏み出しちゃったら、あとはやるだけです。
最初に一歩を踏みさせたあなたこそ、
とても勇気のある人。
真の勇者です。
ゲーム中では「竜者」と呼ばれていますけどね。
よーく考えて、「コレかも!」というタイミングで勇気(BREVE)を絞り出して
一歩進む。
停滞は後退と同じ。
人生なんて踏み出したもの次第ですから。
ま、僕はよく踏み外すんですけどね。
イケると思ったんだけどなぁ…。
イケるはずだったよなぁ…。
勇気と無謀は取り間違えちゃいけませんね!!
今回のお話はおしまいです。
最後まで読んでくださりありがとうございます!
コケでした〜。