喫茶コケの巣。「あつまれどうぶつの森」
ここは、ゲーム好きがあつまる喫茶店。
ゲームを遊ぶひと、ゲームをみる人
ゲームを作るひと・・・
なにかと"ゲーム"に関わりのある人々が
いつのまにか、あつまるようになった場所。
「喫茶コケの巣」と彼らは呼ぶだなも。
コケの巣の、"マスター・コケ"は
ゲームとコーヒーをこよなく愛する。
口数もすくなく、最低限にしか言葉は
交わさないが、なみなみならぬ情熱に
うかされたお人柄は多くの客人たちに愛された。
今日も、ゲームを語ろう。
お客さんは、いつもの常連。
マスターもいつも通りに挨拶。
「お待ちしておりましたよ・・・
・・・コーヒーいかがです?
一杯200ベルですけど・・・」
「おねがいしますだなも!」
「かしこまりました・・・」
マスターとは必要最低限のやりとりでしか
言葉を交わせない。しかしそれがいい。
今日はひとりになりたいのだなも。
ひとりになりたいとか言いながら、
マスターがいるお店に来てしまうのも
なんだか変な話しだけど、まぁいいだなもね。
コーヒーのいい香りが、仕事で張り詰めた
緊張の糸をほぐす。コーヒー、まだかな・・・。
「お待たせいたしました・・・」
マスターとは長い付き合いだけど、
このやりとりだけは今でも変わらないだなも。
そろそろくだけた口調でもいいだなもに。
ここがマスターのいいところだなもだけど、
ちょっぴりさびしいだなもね・・・。
淹れおわったようだなも。
コーヒーが入ったサイフォンから
カップに注がれ、ソーサーにセット。
カップを一度おき、
片手で差し出す見慣れた作法。
ススっと手元に置かれたコーヒーから
極上の香りが運ばれてくる・・・。
「あなただけの特別な一杯・・・
お楽しみあれ・・・」
なんかいつもとちがうだなもね・・・。
まぁマスターのコーヒーが、美味しいことには
変わりはないのだなもだけど。
でもコーヒーもいつもとちがう気もする。
「マスター、コーヒー変えただなもか?」
「ネスカフェ・ゴールドブレンドです。」
「・・・」
「・・・」
「・・・」
今日もコーヒー片手に、朝まで語ろう。
ゲーマーの夜は長いだなも!
ファミマにあつまれ!!
・・・コケでした・・・。