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子育てでもビジネスでも大事なのはアンガーマネジメント

こんばんは。ベビーシッター兼保育士のねこばすです。

私はおっとり・のんびりしているように見られつつ実は短気です。

子どもという存在が大好きですが、彼らの「欲望と感情にもろ素直な言動」にイライラすることがあります。

ただ、それを子どもにストレートにぶつけるのは良くないのを知っているので、必死にガマン。

そうはいってもガマンすること自体がストレスだし、そもそも子ども相手にイライラしたことに罪悪感を持ってしまいます。

そんな時に知ったアンガーマネジメントという言葉。

今回は「子育てにイライラして疲れちゃう」という方にアンガーマネジメントを紹介します。

そもそも何で子育てでイライラするの?

子どもはとても可愛くて何よりも大切な存在なのに、同時にとてもイライラしてしまう。

それは当たり前のことです。
親子と言っても別の人間ですし、その人格を尊重しつつ日々時間に終われながら子どもの世話全般を担っているのですから。

ワンオペ育児でキャパオーバー
◆子どもの気質や特徴に手を焼く
◆パートナーとの方針の違い
◆自分の時間がない
◆親自身の過去の経験や完璧主義に子どもを照らし合わせてしまう

などなど、イライラする原因はたくさんあるでしょう。

何が辛いって「イライラ」という感情に自分が振り回されることです。

アンガーマネジメントとは?

アンガーマネジメントは1970年代のアメリカで生まれました。元々、犯罪者のための矯正プログラムだったのものが、企業研修や教育にも派生していったのが現在の姿です。

人は、自分が大事にしてきた価値観や理想と違うことが起きた時に、「裏切られた」と感じて怒ります。

元々の理想が高かったり完璧主義だと、その分怒りの沸点も低くなりがちです。

一方で、子どもは大人の思うようにならないのが当たり前な存在。
子どもや子育てに理想を持てば持つほど「裏切られた」と感じることも多くなるでしょう。

子育てそのものがイライラしやすい要素の集合体
◆親の今までのバックグランド(経験や培ってきた価値観)

その掛け合わせによって怒りが爆発してしまいます。

でも、怒りを子どもにぶつけてもいいことはありません。
瞬間的には子どもも言うことを聞いて、親もスッキリするかもしれません。

しかしその効果は長続きせず、何よりも親自身が自己嫌悪を感じてしまいます。

「怒り」という感情そのものは悪いものではありません。
例えば仕事の成績が目標を下回った時、悔しいから勉強して頑張り挽回する。
という風に、怒りは人のモチベーションアップにつながることもあります。

「怒り」という感情に自分が振り回されるのがよくないのです。

怒りの感情を無くすのではなく自分で感情を選択できるようにしていく、それをアンガーマネジメントでは目指します。

怒るべきところで適切に怒り、必要が無い時には怒らない。
これができるようになれば、子育てもかなり楽になるのではないでしょうか?

すぐにできるイライラ軽減テクニック

とは言っても、子育てのアレコレは今この瞬間に起こります。

ということで、応急処置ではありますがすぐに使えるテクニックをいくつかピックアップしました。

イライラピークの6秒をまずは乗り切る
イライラして瞬間湯沸かし器のようにすぐに怒りをぶちまける。そして後悔する。
それを繰り返してしまう方は、まず「怒りのピークは6秒」ということを頭の中に置いてみてください。
そして、その6秒を乗り切れば瞬間湯沸かしにならずに済みます。
①「1・2・3・4・5・6」を数字をカウントする
②自分の怒りを俯瞰する(点数にするなど)
③イライラしたらその場を離れる
        など。
因みに、私は自分の感情と距離をとるために「幽体離脱ごっこ」を心の中でしています。
イライラしてきたらフワッと意識を浮かせて上から自分を観察する。
「お、イライラしてますね。子どものこの言動が嫌だったよう。何で嫌なのかしら?」など分析します。
そうしている間に冷静になってくるような気がするのです。
ゲーム感覚でやってみるとけっこうおもしろくておススメの方法です!

表現方法を変える
①イライラしてきたら家族皆が好きな歌を歌う
②解説者になりきって子どもの行動を「ただいま○○選手がオモチャを投げました、飛距離は最高記録に惜しくも及びません!」などと解説する(自分の感情と距離ととる一つの手段)
③子どもの好ましくない行動への第一声を「なるほど」にする(冷静さを取り戻す合言葉にする)      
など。
言葉を変えれば気持ちも変わります。
こと子育てにおいては、表に出る言葉を「おもろい系」に替えれば「結果オーライ」におさまることも多いものです。

アンガーマネジメントは子のためでもあり親のためでもある

子育ての目的は「子どもの自立」。
そのためには何よりも子どもをのびのびと育てること。
子どもが好きなことを見つけて、自分の人生を楽しんでくれたら何よりです。

言うは易く行うは難し

実際の子育ては大変なことのオンパレードで、親だっていつも理想通りの子育てができるわけではありません。

自分の感情に振り回されて後悔することだってもちろんあります。

ただ後悔が多ければ多いほど、親自身が苦しくなってしまうのも現実。
頑張って子育てをして後悔ばかりが残るとしたら、そんなに残念なことはありません。

自分の感情に振り回されているのです、自分の。
感情の主は自分なのだから、振り回されるのではなくうまく取り扱うことができたら、子育てももっと楽になるのではないでしょうか?

難しい言葉を覚える必要はありません。
本を読みながら試行錯誤でももちろんいいのです。

大切な子どものため、そしてあなた自身のためにちょっとだけアンガーマネジメントを勉強してみるのもありですね。


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