あの日から
もう10年になるんですね。
ここしばらく、東日本大震災が10年目で色々と報道が出ています。俺も久しぶりにYoutubeを見た。
離れた地の沖縄では、遠い世界の気がするが、あの日、俺は偶然にも東京にいた。初めて震度5強の地震を経験した。そして、あの日の帰宅難民の1人になっていた。
偶然とはいえ、決して人ごとのような気がしないのはそういうことです。
地震の時間には、外にいたので全く情報が入ってこなかった。周囲をみると地下鉄が止まり、日比谷公園の周りには人があふれていた。停電、断水、ガスが止まり、JRも止まっていた。予定は全て中止になり、新橋方面に歩いていると店先にテレビを出して、津波の映像を流しているところもあったが、理解できなかった。ちょっと休める中華料理屋にはいって、底のテレビ報道を観て初めて状況が理解できた。テレビを見るまでは頭に入らなかった。現場にいるとわからないものなんだなと実感した。少し距離をおいて俯瞰してみることが必要なんだなと感じた。
新橋から上野のホテルまで歩いて帰った。まったく道がわからない。頼りはiPhone3GSに入っているGeogleMapのみでした。そのiPhoneも途中で電池が切れて、途中のコンビニに置かれていた地図を見てなんとかホテルにたどり着くことができた。
あれから10年なのか。
今回の写真は、あの日の翌日に撮った写真。あの震災があったけど、それ以外の地は意外にのどかだった。
少し、心が痛む
桜がキレイだった。
無事を祈るしかなかった。
今、思い出すと、心がワサワサして落ち着かない。
天災は人の力ではどうにもできないのはわかるが、その後の10年はどうだったのか、考えてしまう。
最後に、12日の夕方に見つけた「地震雲」
科学的に認められていないが、どういう形でも予知ができればと思う。