ちょっとずつカンカクハンプク|学習のコツ①
こんにちは、Nekousagiです。
今回の記事では、間隔反復について解説していきたいと思います。
間隔反復とは
間隔反復は、分散学習とも言われる学習テクニックで、その名の通り、学習したことをちょっとずつ間隔を開けて復習することで記憶の定着を促す手法です。(注1)
色んな分野に応用可能ですが、特にたくさんの数を覚えなくてはいけない第二言語の語彙や漢字の習得に効果的だと言われています。
間隔反復のやり方
やり方はとってもシンプルです。
まずは、最初の学習をします。たとえば、「いぬ=Dog」という単語を覚えるとします。
最初の学習から、ちょっと間隔を開けて、「いぬ=Dog」が思い出せるかどうかテストをします。
(テストと書きましたが、お子さんの場合はゲームや遊び感覚で覚えているか確認する感じになります。)どんな感じで思い出せたか(すぐに思い出せた、時間がかかったけど思い出せた、ヒントがあれば思い出せた、思い出せなかった)によって、次に復習するタイミングを調整します。
忘れてしまう直前に思い出すと、より強い記憶力が身につくと言われているので、簡単に思い出せたものは長めの時間をあけて次の復習を、思い出せなかったものは、短い間隔で復習をします。
これの繰り返しです。
間隔反復のタイミング
脳科学で有名な「エビングハウスの忘却曲線」によると、個人差は多少あるものの、人は、話を聞いた20分後には約40%、1時間後には約55%、1日後には約75%、1か月後には約80%忘れてしまうそうです。
つまり、私達の脳は、忘れてしまうのが「デフォルト」なんですね🧠
で、忘れてしまう直前に思い出すのがベストのタイミングなので、そろそろ忘れかけてる頃かな〜と思ったら確認のタイミングです。
お子さんの年齢や状況にもよりますが、エビングハウスの数字を目安にすると、全く思い出せなかったものは20分〜1時間後、なんとか自力で思い出せたものは1日後、定着したなと思ったら3日〜1週間後などでしょうか。
ざっくりでいいので段々間隔を開けながら復習を続けます。
継続は力なり…ですが、サボる日があってもいいので、無理なく続けましょう😊
忘れるスピードを緩める
ちなみに、何かを覚えた時の状況によって、忘れるスピード(忘却曲線の傾き)は変わります。
たとえば、びっくりしたり、楽しかったりした体験って、記憶に残りやすいですよね!
そういう「覚えやすい記憶づくり」をするために、学習に「ゲームの要素」を取り入れてあげることが大切になってきます。
次のnoteでは、「ゲームの要素」を取り入れた学習方法についてどんなものがあるのか解説していきますね👍😊 バイリンガル・マルチリンガル教育、一緒に頑張りましょう💪🧡
脚注
(注1)英語では、spaced repetitionやspaced learningなどと言われます。
.┌┐ / / ./ / i | ( ゚Д゚)<そんなバナナ |(ノi |) | i i \_ヽ_,ゝ U” U