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赤ちゃんの体内時計はいつ完成? 昼夜リズムの芽生えとメラトニンの秘密

ごきげんよう、育児サイエンス案内人のヴィヴィアン・スリープよ。
新生児って昼夜の区別がまだついてなくて、夜でも平気で起きて泣く…親はヘロヘロになるわよね。でも、生後数か月を過ぎると、赤ちゃんも少しずつ“夜に寝て、昼に起きる”リズムに近づいていくの。いったいその仕組みはどうなってるの? メラトニンというホルモンが鍵を握ってるんですって。今回は赤ちゃんの体内時計が形作られるメカニズムと、昼夜リズム形成をサポートする方法を提案するわ。


1. 体内時計って何? 赤ちゃんは最初は“ゼロ”状態?

  • サーカディアンリズム(概日リズム)
    大人の体は約24時間周期で動く体内時計を持っていて、夜になるとメラトニンが分泌されて眠気を誘うのが一般的。でも、新生児はこのシステムが未熟な状態で生まれてくるのよ。

  • 昼夜の区別が未発達
    生まれたばかりの赤ちゃんは、昼も夜も関係なく2〜3時間おきに起きては寝る。この“短いスパン”が数か月かけて大人のリズムに近づくわ。


2. メラトニンが昼夜リズムを調整する要

  • メラトニンってどんなホルモン?
    “睡眠ホルモン”とも呼ばれ、脳の松果体から分泌されるの。光の刺激が少なくなる夜に分泌が高まり、体温や血圧を下げて「そろそろ寝よう」という信号を送るわ。

  • 赤ちゃんのメラトニン分泌はいつ安定?
    専門家によると、生後3〜4か月頃からメラトニン分泌リズムが徐々に形成され、6か月〜1歳になると昼夜のメリハリがかなりハッキリするケースが多いわ。


3. じゃあ、どうすればリズム形成を助けられる?

  1. 朝の日光でリセット
    朝起きたらカーテンを開けて部屋を明るくし、赤ちゃんに自然光を浴びさせるのが効果的。これが体内時計の“スタート”を教えてくれる合図になるの。

  2. 昼と夜をしっかり区別
    昼間は多少音や明るさがあってもOK。逆に夜は照明を落として静かにすることで「今は夜だ」と体に分からせるのよ。

  3. 寝かしつけルーティン
    お風呂→授乳→絵本→消灯…など、毎晩決まった流れを作ると、赤ちゃんが「これで寝る時間か」と学習して、メラトニンの分泌も合わせやすくなるわ。


4. よくある疑問:お昼寝はどう影響する?

  • 昼寝は必要だし、メラトニン形成も妨げない
    赤ちゃんにとって昼寝は脳と体の休息時間で、夜とのメリハリさえつけていれば、メラトニン形成を邪魔するほどではないの。

  • 夕方の遅い時間帯は長すぎに注意
    夕方以降にたっぷり寝ると夜の寝付きが遅れるかも。短めの仮眠にとどめるなど、少し調整すると夜の睡眠リズムと両立しやすいわ。


5. いつから「夜ぐっすり」が期待できるの?

  • 生後3〜4か月でメラトニンリズムが徐々に形成
    このころから夜に連続して寝る子も出てくる。とはいえ個人差が大きいから、4か月すぎても夜泣きがあるのは普通よ。

  • 6か月〜1歳で“人並み”に近づく
    多くの子が1歳前後で夜の連続睡眠が長くなるわ。親の助けを借りなくても再入眠できる赤ちゃんも増えて、ママパパもラクに。

  • 2歳近くで昼夜のリズムがほぼ完成
    お昼寝が1回に定着して、夜は10〜12時間ぐらい寝る子が多くなる時期。この頃にはメラトニン分泌も大人並みに確立するのよ。


〈まとめ:体内時計は生後数か月から育つ! 昼夜の区別をサポートしよう〉

赤ちゃんが昼夜の区別をし始めるのはメラトニンの分泌と体内時計の発達がカギ。3〜4か月頃から少しずつ形成され、6か月〜1歳でだいぶ整ってくるケースが多いわ。
ママパパができることは朝と夜のメリハリをはっきり、光と音のコントラストをつける、寝かしつけルーティンを整えるなど、赤ちゃんに優しいサポートを続けること。最初の数か月は夜泣きや頻繁授乳で大変だけど、メラトニンが育ってリズムが整えば、きっと夜の安眠も近づいてくるはずよ。焦らず見守って、赤ちゃんの体内時計を一緒に育てていきましょ!

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