見出し画像

ちゃんと”旅行”をやってみた4

これまでのお話は…

弾丸遠征ばかりしていたことに気づいたのでちゃんと”旅行”の計画を立ててみた。
【日程】10/23(日)〜10/25(火)
【行程】
<1日目>
往路 浜松駅着→ホテルに荷物をあずける→浜松市楽器博物館
→美容院→ホテルチェックイン→夕食(お蕎麦)
<2日目>
ホテル→さわやか→砂丘→アクトシティ浜松→夕食
<3日目>
朝食(ホテル)→天竜二俣駅→転車台ツアーに参加→浜松駅→帰路

”旅行”3日目 10/25(最終日)

写真をたくさん撮ってきたので、写真いっぱい回です。

朝食 ホテル

「Instagramに投稿すると朝ごはんをサービス」というキャンペーンをやっていたのでげんきに参加した。列に並んだら鰻いかがですかって聞かれたので自動でそれくださいしました。

この後お出汁をかけて最高となる

先ほど豪華な朝ごはんサービスを受けたばかりだが、少し足を伸ばす予定だし移動で食事を取る時間がないので、もう一回朝ごはんを食べます(バグ)

朝食2 マークスカフェ

ホテルからすぐ近く。シンプルでオシャレな店内が素敵なパンケーキ屋さんだ。フルーツ山盛りやお食事系も気になったが、あまり見たことがないクレームブリュレパンケーキにした。うっっま、、、、店長お一人で全て回しているようで、お水はセルフサービス。フルーツが浮かぶウォータータンクのコックを開けて水を注ぐのも楽しい。乗る予定の電車までは少し余裕があったので、落ち着いた空間を堪能した。

マークスカフェ クレームブリュレパンケーキ 1,550円

電車移動

ここから、「浜松まるっとパス」の力を全力で使っていく。


第一通り駅
| 遠州鉄道 西鹿島行き 13:01発(16駅)
西鹿島駅

西鹿島駅
 天竜浜名湖線 掛川行き 13:36発(2駅)
天竜二俣駅 13:41着


遠鉄線は第一通り駅から乗車し、西鹿島(にしかじま)駅で天竜浜名湖線に乗り換える。掛川行きに乗り2駅先、天竜二俣駅が目的地の約1時間の電車旅だ。車両は2両編成。行き先表示がバスっぽい。

レトロな雰囲気の車内
ネット上の都市伝説「きさらぎ駅」の元ネタと言われている、さぎの宮駅を通過。
すごく普通の市街地だった。

電車でどうやって「スマホの画面を見せる方式」の乗り放題チケットを使うんだろうと思っていた。やっぱりふつうに車掌さんに見せるのだが、都会っ子はそもそも人間がチケットを確認する電車が不慣れすぎる。いちいち挙動不審になりがらチェックしてもらい、進んでいった。改札がザルすぎて合ってるのか不安になる。1両編成の天浜線に乗り換え、ゴウンゴウンとゆったり進み時間通り天竜二俣駅に到着した。

ここが天竜二俣駅のホーム。
調べたことないけど何か伝説話でもありそうな地名だな。
達筆の看板が掲げられた駅の入り口

ここに何をしに来たのかというと、転車台見学ツアーに参加するためである。

転車台&鉄道歴史館見学ツアー

なんと、予約しなくても毎日ガイドツアーを開催しているそう。
なんて優しいんだ。まったく事前準備をしていないため、予約なしで楽しめるイベントはたいへん助かる。鉄道オタクでもない私がなぜ転車台ツアーなどというあまり耳慣れないものに参加することにしたかというと、この天竜二俣駅はあの映画エヴァンゲリオンの最終作に登場する「第3村」のロケ地なんだそうだ。だいすきな作品の関係する場所があると知ってしまったので行くしかなくなった。

ちなみに、2022年11月1日(火)~2023年1月31日(火)の期間、天竜二俣駅の駅名看板が『第3村』になるらしい。タイミングミスってる。

まずは、13:50からの見学ツアーに参加するためのチケットを購入する。
待合室を見回してもいまいちよくわからなかったのだが、どうも普通のきっぷ売り場の窓口で買うようだ。待合室は木の風合いが落ち着いていて結構過ごしやすい。ちなみに実質 外なので、冬場は寒そうだ。暖かくして遊びにいってほしい。自由に弾いて良いっぽいピアノが置いてあったが、ポロロンできるような実力がなかった。こんな遠くの地でもきっときちんと調律してるんだろうな。

自由に弾いていいピアノ
100円券もくっついていてお得な見学ツアーチケット。
大人600円。文化財みのある机にのせて。

大人一枚を購入してしばらくすると、ツアーの案内の声がかかった。
改札内に入り、線路を通り過ぎてフェンスの向こう側に集まる。わたしを含めて大体10人くらい。多分8割は電車かアニメのオタクだ。オタクはおとなしいので静かにツアーガイドさんについていき説明を聞く。静かだが、みんなの体からワクワク成分が出ている気がする。

天竜浜名湖線(以下 天浜線)はなんと非電化の路線だそうで、ディーゼルエンジンで動いている。そういえば駆動音がいつも乗っている電気の電車っぽくなかった。保有しているほとんどの車両がラッピング車両らしく、わたしがいた時間だけでも「ゆるキャン」やスズキの「KATANA」、ボーカロイドの「音街ウナ」のラッピング車両を見ることができた。また、駅舎もプラットホームも、視界に入る建物のほとんどが国の登録有形文化財なんだそうだ。

天竜浜名湖鉄道運転区高架貯水槽

貯水塔は蒸気機関車の炭水車に給水するために使っていたもの、だったと思う。水圧で押し出すために高い位置にあるが、現代はポンプの力で送り出せるので使用はしていない。

浴室。機関車を運転してると煤だらけになっちゃうのでお風呂に入るんだそうだ。

アヤナミレイ(仮称)がおばちゃんたちと入ったお風呂。結構広い。
建物の間にはそっと第3村の名残が。こういうシーンはなかったと思うので、イベント的に作ったものかもしれない。右上の「トロッコ」が気になる。なんだろう。

石を並べて作られた「第3むら」
今も使われている扇型の車庫。4台入る

ひらけたところに出ると、機関車転車台、機関車扇形車庫のあるエリアに到着。ロープで区切られたところは立ち入り禁止。それ以外は自由に見て回って良いとのことだ。

そしてこれが転車台
今は電気で動いているが、昔は人間が動かしていたらしい。蒸気機関車の向きを変えるために使われるもので、現在は車両を扇形車庫に収めるために使用されるそうだ。あと、ツアーでみんなに見せてあげるため。

鉄橋みたいなところに車体が乗って回る。
ススキもいい感じ

見やすいように写真撮るのを忘れてしまったが、1の車庫の左側にドアがありそこから鉄道歴史館に入ることができる。庵野監督がロケハンしてる様子や、実際に使われたシーンなどが展示されている、のはおまけで、歴史ある鉄道のいろんな展示物があった。

NATIONAL!!!!
古来からこの収納の仕方が良いということか。工場っぽい。
空襲警報発令の札にゾッとした。こういうのを作るぐらい普通にあったんだ空襲は。
エヴァだーーーーーっ

腕章ってなんだかかっこいいよね。現代にもこういうのあるんだろうか。

何かのつまみ
エヴァだーーーーっ(2回目)
エヴァのラッピング。2021年11月〜ということは今も走ってるのかな?
反射がえぐいが上空からも扇形車庫ってことがわかる。
結構そのまま使われている。
さっき見たー!
線路の分かれ方や転車台自体もかなりそのまま写っている
劇中に登場した画角を真似して撮ってみた転車台
劇中に登場した画角を真似して撮ってみた転車台2
覚えてないけどこれも登場したような気がする。信号?
とりあえずなんか撮っとけば後でインサートに使えるかもしれないって庵野が言ってた

ガチオタの方がすごく一生懸命撮影していて、心の中でいいねした。お気に召す写真は撮れたんだろうか。いいの撮れてたら見せてほしい。各々好き放題見学した後、また元の道を通って駅に戻った。
14:30ごろツアーは終了。ガイドさんが締めの挨拶をすると、物静かなツアー客たちからけっこう盛大な拍手が贈られた。600円で、ガイドさんの解説付きでこんなにゆっくり見学できるなら、その辺の博物館とかよりも充実してるかもしれない。ちょっと遠いけど。お土産にてんはまやでアクリルキーホルダーを購入しました。第3村が実在してる気すらしてくる。

満足したところで、帰りの電車を待つことに。
大体1時間に1本なので、逃すと東京に戻る時間が遅くなってしまう。

ふと、ホームで駅員のおじさんとお客さんが何か焦っている様子で話している声が聞こえた。どうやら、電車が動かないそうだ

ふむふむ、それは帰れないね!!!!東京に!!!!

思い返せば無線で「信号がなんちゃら」と聴こえていた。信号機トラブルというやつだ。点検してたっぽいし、特に気にしていなかったが、ダメなやつだったらしい。どうしよう。帰れない。

都会の電車であれば、構内放送で運転見合わせの原因や、復旧状況を知らせてくれるものだが、如何せん1両編成のピッのない駅だ。慌てた駅員さんの会話に聞き耳を立てるしか情報源がない。信号機の信号が出ない、みたいなことを言っている。すごいぞこれは。助けてGoogle。

どうやったら天竜二俣から浜松に戻れるか。幸い、乗り換えをした遠鉄線の西鹿島駅はたった2駅先だ。距離感がよくわからないがなんとかなりそう。近所の美術館付近からバスが出ており、それに乗れば西鹿島駅にいけそうだった。だいじょうぶ、おれには浜松まるっとパスがついている。
駅員さんは復旧の目処はわからないと言っている。バスの発車時間もまだまだ先だった。しばらく駅の待合室で待って、バスの時間になっても復旧していなかったらそちらに切り替えることにした。

自販機でお茶を買い、のんびり復旧を待った。
待合室には、おばさまが2人。私。お兄さん数人。皆、この後どうしようか不安げだ。困ったが無力なので何もすることなく待つ。15時ごろ、駅員さんがうれしそうに、電車が動きます!すぐ出るので乗ってください!と待合のみんなに声をかけてくれた。ホッとした表情を浮かべて、ド派手なラッピング車両に乗り込んだ。「音街ウナ」ちゃんだ。全然知らんけど。うなぎ帽子被っててかわいい。

おばさまが「スゴいわね〜」と言ってた。
帰りの足がなくなりそうだった民には刺激的。

無事に天浜線で西鹿島駅に到着し、乗換。ちょっと記憶がないが、なぜか一回改札の外に出て待った後に乗換だったと思う。入れ替え制なのかな?馴染みがなさすぎて、「出るの?なんで?」とキョドった。シンカリオンのパネルをガン見して乗り換える電車を待ち、浜松へ向かった。

よく見たらタイプEVAだ

浜松城

オタクの大イベントを消化して大満足なので、もうこれで帰ってもいいのだが、少し時間が余った。頑張れば浜松城に入って、サーっと見てから帰れるんじゃないか?と思い遠州病院駅で途中下車。浜松城とやらに向かう。

紫色だなあ
ご迷惑をおかけしている看板

ガッツリ天守閣を工事していた。外観は全て見られず、展望台には出られないし、中も思ったよりこぢんまりしていて展示スペースもワンフロア一周してすぐ終わってしまった。別に、、あるから来てみただけですしぃ。家康ぅ。今度は市役所前からバスに乗って、浜松駅に戻った。

夕食 福みつ

浜松駅からまたバスに乗り、駒形橋で下車。フォロワーさんに教えてもらった餃子やさん福みつへ。バス停からはすごく近かった。もう夕暮れ時だ。

お店の外観。市街地にとつぜんのネオン
偶然お客さんが全然いない時間だった

黄色いソファー席がたくさん。この後すぐ満席になる。常連さんがたくさん来て、食べていくよりも持ち帰りを買っていくひとが多かった。せっかくなので定食を頼んでみた。ご飯がでっかい。「餃子定食(小)」は餃子の数が小なだけで、米には適用されないらしい。美味しいのでよゆうで全部食べた。

餃子定食(小)970円
さくふわ
でかごはん
ちょうど千切れてた隙間から。野菜いっぱい

まんぷくになり、帰りのバスがちょうどよさそうだったのでお支払いへ。現金のみだが、精算機だった。外に出るともう真っ暗。
バスは多分来た時と道が逆だと思う。Googleマップを睨みながらバス停を探す。くらいし、方向音痴だし、なんか点々の途中でワープしてる気がするし、そんなバス停ないんじゃないかと思って半泣きになっていた頃ようやく目的のバス停を見つけた。浜松のバス停は必ず綺麗な木の椅子が置いてあるようで、椅子がなかったら見つけられず、一生福みつに住むところだった。

ぜったい空中にあるこのバス停

無事に浜松駅に到着。
ホテルに預けた荷物を回収した。お土産に無人餃子直売所で餃子を買って帰りたかったが、なんと支払いが現金のみ。細かい金属のお金をほとんど持ち歩いていないので、クーラーバッグ付きで買うことができなかった。というかさっき使っちゃった。
お店に入ると自動で案内の音声が流れ、買ったらお賽銭箱にお金を入れるようにできていた。楽しそう、、、今度行くときは小銭持って行こう。流石にここから東京まで保冷せずに持ち帰れない。代わりに焼き菓子などをお土産に購入し、帰路についた。

無人餃子直売所。なかなかひとが出入りしてた。
うなぎいもバターパイ。うなぎいもとは、、、
箱を開けると買いてありました。

おしまい

「旅行をするぞ」という気持ちで計画を立てて旅行に出たことがなかったので、なかなか楽しかった。ちょっと詰め込みすぎたかもしれない。いつもどれだけ行きあたりばったりで動いていたのか実感した。
日頃から下調べしたり、興味のあることの知見を広げておくとどこに行っても深みのある楽しみ方ができそうですね。長くなりましたがおしまいです。

noteをひさびさに開いて、ちょっと書いてみたら楽しかったのでいっぱい書きました。今後も主に日記っぽいものを書くと思いますが、今回は旅行の記録でした。またきてね。

この記事が参加している募集

もし気に入ったらサポートしてくださるとうれしいです♪ 私のおこづかいになり、たのしく暮らします。