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債券市場はアメリカ大統領選を織り込んでいない
11月のアメリカ大統領選挙を控え、アメリカの株式市場は史上最高値を更新し続けている。
それは大統領選挙の結果を織り込み始めてのことなのかもしれないが、債券市場の方はまだそれを織り込んでいるとは言えなそうである。
大統領選挙前の株式市場
最近のインフレ統計がインフレ減速方向に推移しているため、市場では金利に対する警戒感は減っている。金利上昇に怯えていた株式市場ももはや警戒しなくなった。
S&P 500のチャートは次のように推移している。
![](https://assets.st-note.com/img/1720182607046-5yAwrzaObX.png?width=1200)
これは11月に決まる新大統領が経済対策を行なうことをある程度織り込んでいると言って良いだろう。
投資家は情報が織り込まれる前にポジションを仕込まなければ利益を得られないので、今の状況の株式市場は美味しいとは言えない。
だが他の市場を見渡せば、明らかに大統領選を織り込んでいない市場がある。債券市場である。
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