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言葉の花束ーアキの詩集No.186
1.「何でもない私」
特別でもなく
何でもない私を
愛したいし
そんな私を
愛して欲しい
2.「何色でもない時間」
好きなことが
ない訳じゃないのに
何も出来ずに
呆然としてしまう
そういう時って
どうしたら良いの?
フリーズが
必要なのだとしても
何かしなければ
安心出来ない私には
苦痛でしかないのよ
何色でもない時間を
過ごす方法を
誰か教えてよ
3.「こぼれた涙」
心から
感情が溢れ
涙がこぼれるのを
どうか
止めないであげて
心が
心の浄化を必要としている
サインだから
あなたの心が
自分の気持ちに正直になろうとしている
サインだから
涙がこぼれるのは
恥ずかしいことじゃない
必要なのは
涙を堪えることではなくて
涙を流し
心を軽くすること
格好悪くても
情けなくてもいい
私もその涙を
一緒に受け止めてあげるから
自分の気持ちに
素直になって欲しい
3.「私にとっての文章」
大好きだった
お絵描きも
ピアノも
いつの間にか
やらなくなった
大人になって
自分の好きなことを
いくつ捨てただろう?
今は
生きるのに必死で
やらなければならないことに
しがみついている
でも
文章だけは
捨てたくなくて
今もこうして
綴っている
文章は
私の命綱だ
それまで捨てたら
私は私でなくなると思うの
4.「色んな面」
嫌な人だと思っていた
あの人は
実際は
そうでもないと感じたことがあって
本人は
ただ真面目に
筋を通しているだけなのかもしれない
人は
色んな面を持っている
一面的には
嫌みな人でも
別の面から見ると
そうでもなかったりする
相手を理解するには
一面的に見て決めつけるのではなく
多角的に
色んな面を見た方が良いのかもね
5.「幸せのアンテナ」
レッドカーペットを
歩くよりも
一面に広がる
落ち葉ロードを歩く方が
私には心地よい
贅沢しなくても
心を満たすものは
私の身の回りに転がっている
ちょっとの不便も
その手間が楽しかったりもする
お金をかけなくても
今の生活がちょうど良い
物は
多すぎない程度にして
あとは
幸せのアンテナを張っていれば
心は十分満たされる
6.「自分の望む生き方」
もう
自分に嘘はつきたくない
少なくとも
自分に対しては
正直に生きたい
目先の損得で
生きるのではなく
自分の信念や
大切にしていることを軸に
自分の生きたいように
生きていきたい
7.「言葉のキャッチボール」
どうしても
気持ちが苦しくなった時
気にかけて欲しいし
何か言葉をかけて欲しい
それ以外は
何も要らないから
どうか
私に心を向けて
言葉のキャッチボールをしたい時に
誰もいないのが
一番寂しい
8.「心の傷」
忘れるだけでは
心の傷は治らない
ふとした時に
ぶり返す心の痛みを
どうやって癒せば良いの?