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言葉の花束ーアキの詩集No.192
1.「たまには猫になって」
ぼうっとしたいと時は
ぼうっとする
寝たいときは
のんびり寝る
食べたいときは
食べる
たまには
猫になって
気ままに生きてみるのも良いよね
2.「矛盾する論理」
寒くても
なぜか求めてしまうよ
アイスクリーム
暖房の効いた部家で
食べるアイスクリームは
何でこんなに美味しいの?
この矛盾する論理は
未だ謎のまま
おっと
考えていたら
溶けてしまうね
暖房に溶かされる前に
食べてしまわないと
3.「自分を認める」
ホント
私よくやっている
よく頑張ったよ
それを認めるのは
まずは自分
他人の評価や許可を
ひたすらねだるのは
正直辛い
他人を軸にするのは
苦しいだけ
だからね
上手くいかない
不器用な自分を
許してあげようよ
3.「辛い過去」
辛い過去が
未だに足を引っ張ることがある
フラッシュバックして
再び地獄に引きずり戻そうとする
過去の私は
今の私が幸せになることを
許せないでいるのかもしれない
だからこそ
辛い過去がどうでもよくなるくらい
今を幸せに生きたい
辛い過去を手放して
今を幸せに生きて良いんだよ
そう
自分に言い聞かせたい
4.「他にどうすれば良かったの?」
誰も悪者にしなくても
平常心を保っていられるほど
私は
人が出来ていない
恨み通して
気持ちが楽になるなら
流されてしまえば良い
なんて
カッコ悪いかもしれないけれど
他に
どうすれば良かったの?
5.「表面的な正解」
他人と違うから
普通じゃないから
差別されたり
疎外されたりする
それを
正当化して良いの?
頑張れば
普通になれる
もっと
出来ていたら
いじめられることも
当たられることもない
それは
表面的には正解かもしれない
でも
そんな条件を付けるのは
辛いだけだよね
6.「自分だけの形」
誰だって
多少の偏りや歪みは
あると思うの
まん丸の石は
綺麗かもしれないけれど
あまり好感が持てないでしょう?
道端に転がる石のように
自分だけの形をしている
それだけで
自分を愛おしく思えるし
自分の形を
気に入ってくれる相手とは
きっと仲良くなれると思うの
7.「もったいない」
朝日が綺麗
ご飯が美味しい
楽しく語り合える人がいる
想ってくれる人がいる
その幸せに気付かないと
もったいない
8.「家族への愛おしさ」
家族が
愛おしいという気持ちが
よく分からない
今まで
家族にたくさん傷つけられ
私もたくさん傷つけたから
凄く
辛かったし
苦しかった
めっちゃ家族を
憎んでいたし
正直
自分がそれほど
優しくて思いやりがあるとは
思っていない
でも
その辛さや
苦しさ
憎しみは
優しさや
思いやりがあるから
生じたものかもしれない
そうであって
欲しいよ
9.「記憶にない痛み」
朝起きたら
左肩が痛い
寝違えたかな?
何したか記憶にない
他にも
体のあちこちが
痛い
うん
何が原因か
記憶にございません!
知らず知らず
蓄積していく
体の痛み
私って
それだけドジなのか?
いや
無理しているのは
確かだよね
記憶にない傷や痛みは
自分の声なき悲鳴
ちゃんと
聞いてあげないと
自分が
可哀想でしょ?
10.「よく泣きよく笑う」
子どもは
よく泣くし
よく笑う
それが
仕事
でもね
その仕事は
一生続くと思うの
だからね
大人のあなただって
よく泣いて
よく笑って良い
生きることの肝は
それだと思うの
感じるままに
自分の気持ちに
正直になって良いんだよ
11.「今」
明日は
明日の私に任せる
だから今日は
明日への不安や悩みを忘れて
今を楽しもう
自分がどうにか出来るのは
今だけなのだから
今を存分に生きないと
もったいないよ
それに
今が幸せなら
この先もそうなるはずだよ
12.「他人の心が分からない子ども」
私は
他人の心が
分からない子どもだった
でも
その子は
大きくなって
人一倍
他人の心が理解出来る
優しい人になった
自分で言うのも
なんだけどね
自分の痛みを理解し
受け入れられるようになって
少しずつ分かるようになったの
他人への優しさは
自分への優しさから始まって
そこから
こぼれ落ちたものかもしれない
やはり
自分の心を理解しないと
他人に優しくするのは
難しいね
13.「危険な美酒」
あなたに触れたくて
あなたを感じたくて
やっとそれが
叶ったときの喜びが
今も残っているの
あなたも
同じ気持ちかしら
体と体
心と心が
絡み合う
その快感に
酔いしれて
私は
どうにかなってしまいそうだわ
恋というのは
なんて危険な美酒なのでしょうね