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アキのエッセイNo.25ー祖母の介護状態と対応についての情報を家族で共有するため資料を作成!ついでに地域包括支援センターさんに相談してみました!

こんばんは、アキです。

先日、祖母のが通所でお世話になっている老健にて入所申し込みをしに、父と行ってきました。

前回の記事にも書きましたが、入所して3ヶ月過ぎた後、再び「在宅で1ヶ月看ることになる」ことが原則であると相談員さんから伺ったため、自宅に復帰した際に、家族が祖母の対応が出来るように、「祖母の介護状態と対応について」という資料を作成しました!

また、私の働く老健にて、そこの居宅の相談員さんに我が家の状況を愚痴っていたら、「地域包括支援センターさんに相談してみれば?」とアドバイスを頂いたため、早速今日、仕事から帰宅した後に電話で相談してみました!


1.「祖母の介護状態及び必要な対応」について


●要介護度→要介護3
●認知症の度合い→中~重度

●症状
見当識障害あり、錯誤・換語障害あり。気分のむらが激しい。服薬や食事・通所やショートステイに行くことへの拒否もしばしば見られる。注意散漫あり(周囲の物品に注意が向きやすく、また何かが気になると次の行動に移りにくい)。周囲にある物品をいじる行為が頻回にあり、物がよくなくなる。そのため、コンロや包丁などの「危険物の管理」を家族が行う必要がある(元栓を閉める。包丁を隠すなど)
●病感・病識
→「動けない」、「忘れやすい」という実感はあるが、「~をすると危険」というようなリスク管理が出来ない。認知機能が低下しているのもあり、「病識はない」と思われる

●症状(主に周辺症状)の緩和
→①情緒的交流により安心感を得てもらう(なるべき気にかけ、話しかける。会話をする)
→②役割を見つけやってもらう(洗濯物をたたんでもらう○、テーブルを拭いてもらう○、料理にて野菜を切ってもらう×)。主婦的作業(なじみのある作業)でれば行う可能性がある。ただし、危険物は扱わせない。行ってもらう際、「指示、促し、一緒にやる」などの補助が必要


●ADL及び基本動作の評価


食事
→義歯装着にて可能(ポリグリップを義歯の裏面に付けてやり、「口に入れて」と指示をして渡す必要がある。装着は自分で可能)。食べこぼしあり。硬い物の咀嚼は困難なため、残すことがある。※食事の際、必ず「入れ歯が口に入っているか、外れないかをチェック」する!

整容(歯磨き、髪をとかす、顔を洗うなど)
→自立 ※歯磨きは不十分かもしれない


更衣(上半身・下半身の着替え)
→指示がなければ下着を上衣の上に着るなど、服を「あべこべ」に着る。また、際限なく重ね着をする、季節に合わない格好をするなど、更衣を行うことは可能だが、自立は困難。そのため、できる限り見守り、指示を出す必要あり。特に下半身の更衣は、右膝関節の疼痛や変形、座位バランスの不良により困難である。下衣の着替えは時折介助を要する。 


トイレ動作・排泄のコントロール
→常に見守りと介助が必要
(オムツ等をちぎって便器の中に入れることがしばしばある)。リハパンツ・尿取りパッドの装着は介助が必要排泄コントロールは不十分(尿便意はある)汚れているとオムツ等をいじる傾向があるため、①下衣を脱がした後、リハパンツと尿取りパッドを「すぐに」外す。②新しいリハパンツ、尿取りパッドを「すぐに」装着する。③手すりを掴んでもらい、立ってもらう。陰部を洗浄ポンプとお尻ふきで拭う(その際、陰部の汚れが垂れることがあるため、「トイレットペーパーを、装着した尿取りパッドの上に乗せておく」といいかもしれない)。④リハパンツを腹部に向かって上げてもらい(指示を出せば可能)、ベッドまで来てもらう。端座位にて開始し、ももしき(短1、長1)と下衣(ズボン)を履いてもらう。※ももしきを最後まで履いてもらった後、下衣をはいてもらう(立ったり座ったりを繰り返すため、疲労に注意)


移乗
→促し、指示により可能だが、「床に座ろうとする」くせがあるため、立ち座りの介助が必要


立ち座り
中~重度介助。特に床からの立ち上がりの際、身体を後ろから引っ張り上げる必要がある。その際、協力的動作はない。しかし、「自発的」であれば自立して可能である。※指示が理解出来ないため、介助が必要になると思われる。座る際、勢いづいて尻もちをつく(膝関節の疼痛や変形、座位バランスの不良が影響)


移動
→自宅内では「伝い歩き」か「歩行器」による歩行で自立から見守り。※基本的に歩行器を自ら使おうとしないため、「伝い歩き」が多い。歩行バランスは不良。しかし、1~3m程度であれば「独歩可能」である(見守りはあったほうがいい)
外出時は車椅子で移動する(介助)
→階段での移動は不可能なため、昇降機かエレベーター(車椅子)にて移動する 

と、こんな感じでまとめました。

とりあえず先に父に見せて、分からないところは解説しました。一応は理解してくれましたが、協力を得るとしても「父だけ」になる可能性が高いです(泣)。母(ワーカーホリック)も兄(引きこもりニート)も「祖母に無関心」ですので。そのため、在宅復帰に希望が持てません。父の協力は得られるでしょうが、父と私だけで対応しきれるかどうか不安です。

そこで、「地域包括支援センター」の相談員の方に相談してみました!


2.地域包括支援センターさんへの質問と回答


質問①「3ヶ月入所→1ヶ月在宅にて通所・ショートステイ等を利用しながら介護→評価により再入所」を繰り返すのが原則なのか?
返答
→3ヶ月入所し、その評価により「在宅復帰可能である」と見なされれば在宅で介護しなければならない。しかし、入所中、「在宅復帰不可能である」と見なされれば、「継続して入所」が可能である。在宅復帰に向けての評価の見直しは3ヶ月ごとに行われる
通所、及びショートステイの併用での在宅介護が困難である場合、入所も検討可能。その際、施設側からの評価によっても可能であり、「家族から入所の希望」を出し、入所させることも可能である。※ただし、施設側の状況にもよる。

質問②ケアマネージャーが「合わない」と感じた際、変更は可能か?
返答
→在宅のケアマネージャーであれば可能。ただし、施設に入ると、そこ(施設)のケアマネージャーが担当となる。つまり、入所すれば自動的にケアマネージャーが代わる。ただし、在宅復帰した際に別の担当にしたい場合は、希望を出して変更してもらうこともありかも?

以上が、質問と回答の流れです。

入所中の評価で、心身状態や家族の介護能力及び協力体制などにより、「在宅復帰が不可能」と見なされるか、「家族が入所を希望」することで、入所を継続できる可能性はあると言うことらしいです。

家族の入所の希望がそれ相応の理由でなく、感情的に入所を拒否している場合(実際は在宅で看る条件が揃っている)や、入所先の状況にもよっては入所継続は困難かもしれませんが

我が家の場合は「家族の協力体制の問題(私、父しか面倒が見れない)」や「介護のスキルの問題」など、色々問題点が存在しているため、入所継続が可能かもしれません。

また、担当のケアマネージャーさんが色々と力不足な感じがあったので(祖母がベッドから転倒して右足を負傷し、介護度が上がった際に、きちんと祖母の介護状態や必要な対応について十分な説明をせず、そのため父が「入所ではなく在宅介護を選択」してしまったことについて、少々苛立ちがありまして)

担当を変えることが出来ることが分かったことや、入所中は別のケアマネージャーさんが付いてくれることが分かったのも救いです。

以上のことが分かっただけでもとても安心です!

勤務先の居宅相談員の方、本当に感謝です!

貴重なアドバイスありがとうございます!

そして、読者の方々

お読み下さりありがとうございました。




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