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言葉の花束ーアキの詩集No.101


1.「若葉色は元気カラー」

春は
桜と言うけれど

桜が散った後の
初々しい
薄緑の

若葉色もまた
春の見所だと思うよ

夏に向かって
徐々に
深みを増していく
若い葉っぱ達は

これから
世の中に羽ばたき

色んな経験や出逢いを通し
自分を磨いて
力を付けて行くであろう
若者達を象徴しているかのようで

その
若々しく
エネルギッシュな
元気パワーを
感じさせてくれる

若葉色は
元気カラーだと
私は思う


2.「無色透明」

何かをして
何かを思い
考えることで

人生という紙を
着色していく

色んな色で塗って
きれいなアートが
出来ていき
私はご満悦

塗るのは楽しい

楽しいけれど
人生という紙が
広すぎて

塗りきらないよ

もう
塗るのに
疲れたよ

隅々まで
塗りたいのにな
悔しいな

でも
良いんじゃないかな

何も塗らない
スペースもあって

何もしないで
徒然なるまま
時を過ごす

そういう
無色透明な
箇所もあった方が
バランスが良いかもね


3.「大丈夫、平気だよ」


大丈夫
平気だよ

本当に
そうかな?

しんどくて
辛い時ほど
使っているよね

しんどさを
誤魔化す
おまじないは
唱えなくて良いよ

正直に
辛いと言って欲しいよ

弱みを出しても
良いんだよ

私はちゃんと
受け止めるから

本当に
大丈夫になったら

その言葉を
使って欲しい


4.「自分の味方」

自分の一番の味方は
自分でありたい

そうなれるように
自分を
主観的にも
客観的にも
よく理解し

味方をしたくなるような
人間であろうと

自分を
磨いていきたい


5.「道を作る」

既に
出来ている道を
進むよりも

一見
通ることが難しいところを

穴を掘るなり
壁をぶち壊すなり

ジャンジャン
バリバリ
開拓して
道を作る方が
燃える

道がなければ
作るのみ

ゴールまでの
道がない
見つからないなら

途方に暮れるよりも
道を作る

自分が
先駆者になれば良い

自分なら
出来ると
信じる気持ちを軸に

どんな困難も
攻略していきたい


6.「世界一可愛い子」

自分の中の
内なる子どもが

遊んで
抱っこと
せがんで

お母さんと
私に呼びかける

世界一
可愛い子よ

良いよ
一緒に遊ぼうね
抱っこしてあげるよ

良い子だね

そう
言って欲しかった

構って欲しかった

満たされなかった
自分という子どもを

笑って
満足してくれるまで

大人になった私が
抱きしめて
遊んであげる

すると

あんなに
自分が
大嫌いだったのに

世界一
可愛い子だなんて
思えるようになって

だからこそ
この子を
世界一幸せにしてあげたいと
思ってしまうんだ


7.「温もり」

頑張って

疲れた心身に

差し伸べられた

あなたの手が

心地よかった

あなたの

労りの言葉が

心に沁みた

人の手や

言葉にこもった

温もりほど

張り詰めた心と体を

解きほぐすものはない


8.「落ち着け、風」

風が
唸るように
吹き荒れている

落ち着け
落ち着くんだ風

話せば
分かる

とか
心の中で
風をなだめるような
言葉を唱え

いざ
会社へ出陣

お?
意外と
話が分かってくれたかな?

風と
相撲を取る覚悟で
いたのに

案外
風に押されずに
運転出来たよ

運が良かったのか
話が通じたのか

いずれにせよ
ありがとう


9.「深掘り」

どんな人も
どんな物事も

深く関わって
掘り下げて見ていかないと
よく理解出来ない

深く理解していくことで
今まで抱いていた印象だったり
自分の価値観や観念が
変わっていく


思っていることが全てではなく

そこで結論
断定するのではなく

もっと深く
物事や
相手への理解を
深めていく

その姿勢を
心がけ

より
視野を広げ

多角的に捉えられるように
していきたい

そうやって
自分の思いや考えが
徐々に変化していく過程を
楽しんでいきたい


10.「あなたの歩み」

焦らなくて良い

疲れたら
一休みして良いし

途中
寄り道したって良い

1日一歩だって

進んでいることには
違いない

一歩ずつでも
毎日続けて歩けば

どこかしら
たどり着くところは
あるよ

周りに
期待された通り
やれなくても良い

自分が納得のいくように
自分に出来ることを
コツコツやれば良い

どんな歩み方でも
何かしら得られるものは
あるはず

その歩みで得たものは
必ずあなたの
力になるよ


11.「その懸念いらないよ」


色々
懸念して
あれこれ助言したくなるのは
親心なんだろうけれど

もう
止めようよ

完璧に
出来なくても
許してあげてよ

本人なりに
頑張っているんだから

何でそれを
認めて
受け入れないのよ

その懸念は
本人にとっては
重荷にしかならない

その懸念
いらないよ

何だかんだで
やれば出来るし

助けが必要なら
向こうから相談しに来る

大丈夫と信じて
黙って
見守りなよ


12.「称号」

良い子の
称号が欲しくて

たくさん
良い子を演じた

次第に
誰も自分に
関心を向けなくなって

今度は
悪いことを
たくさんやって

悪い子の
称号を得た

けれど
これもまた同じで

次第に誰も
自分に関心を向けなくなって

自分は
何でもない子に
なってしまった

自分が欲しかったのは
称号

ではなく

みんなからの
愛だった

それに気付いたから

みんなからの
称号を求めるのを止めた

何の称号もなくても
私は私だし

どんな私も
私は自分が大好きだ

世界中の
誰もが
自分を愛さなくなったとしても

私は
自分を見放さない

そう決めたら
周りも怖くないし

自分も可愛く思えてきて

すごく
気持ちが楽になったんだ


13.最後に

10.の詩について
兄が教員として就労して一週間ほどになりますが

今まで食っちゃ寝るの生活をしていたので
体力やメンタルが大丈夫か心配です。

周り、特に親は
こうした方が良いと
普通はこうあるべきと助言してきますが

私は
周りの期待とおりにやれなくても
無理のない範囲で
出来ることをコツコツやって欲しいと思っています。

11.の詩について
兄が教職に就いて初めての日曜日。
食っちゃ寝の生活から
1日8時間×週5日勤務の生活
よく頑張ったとしか言えないです。

疲労も大分溜まっているようでした。
今日は一日休みたいと思うでしょう。

しかしうちの親、特に母が
「土日でも、部活に顔を出して好印象を持ってもらえ」的な助言をしてきて
半ば強引に兄の勤める農業高校に行かせようとする。

母よ
もう止めなよ。

これだけ頑張っているのに
もっと結果を求めるとか
普通とか常識に当てはめようとするのは
兄にとって苦痛でしかないよ。

兄も当然嫌がり
そこはちゃんとNoと言って
行きませんでしたが。

ホント
親心なのは分かるのですが
もう
いい加減にして欲しいです。

最後までお読み下さり
ありがとうございます♪



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