言葉の花束ーアキの詩集No.30
1.「遊びを知らない子」
私は
いつも独りで
絵を描いて遊んでいて
時々
隠れて歌ったり
自分とお話ししたりして
幼い頃を
過ごしていた
独りが好きだったから
そういう遊びをしていた
それもあるけれど
本当のことを言えば
遊びを知らなかったから
独りで過ごしていた
私は幼い頃
人の話についていけず
状況やルールが上手く理解出来ず
だから
他の子達との輪に入れないでいた
彼らもそれが分かっていたから
当然のように
私をのけ者にしていた
もし
遊びが分かっていたら
話が理解出来ていたら
仲間に入れてくれただろうか?
それが出来ないから
独りでいたのだけれど
もし
私の特性に気付いて
理解出来るように
寄り添ってくれる人がいたら
私の幼少期は
少しはマシなものだったろうと思う
私は
遊びを知らないまま大人になった
いつか誰かと一緒になって
親になったとき
子供に
遊びを教えてやれる自信は無い
ならば
子供と一緒になって
遊びを探索して
知っていくのもアリかもしれない
遊びを知らないなら
これから
遊びを知っていけば良い
自分はどんなことが好きで
何なら楽しめるか?
色々試してみて
人生を楽しんでみたいと思う
2.「大切な自分、そしてあなたに手あてを」
手あてって
温かくて
気持ちが良い
手で触れられると
何だか心地良い
安心する
それは
手から
癒やしのエネルギーが
出ているから
調子の悪いところに
じっくり
手をあててごらん
次第に
回復していくよ
どんな
薬などの医学的治療よりも
効くかもしれない
薬は苦いし
治療は痛くて苦しいけれど
手あては
本当に気持ちが良いから
自分へのご褒美として
やるのも良いし
誰かにやってあげるなら
普段良くしてくれるお礼として
やるのも良いよね
生きていて
本当に良かった
いてくれるだけで良いよ
自分は自分だから良い
あなたはあなたで良い
そう思えるようなケアだから
大切な自分に
そしてあなたに
手あてをやってあげてね
3.「しっぽ」
しっぽ
しっぽ
ふわふわしっぽ
つるんつるんしっぽ
君のしっぽは
握れば必ず
幸せな気持ちになれる
そんなしっぽ
癒やしをもたらす
不思議なしっぽ
君の
やわらかなボディも
肉球も
しめった鼻も
耳も
みんな好きだけれど
やっぱり
つい
握りたくなるんだ
君のしっぽを
しっぽふりふり
上機嫌だね
そんな君のしっぽを
えい!と握ると
君は「何?」と言いたげに
こっちを見る
それがたまらなく
可愛いんだ
隙さえあれば
えい!と握ってしまいたくなる
魅惑のしっぽ
だって
君のしっぽが
「握ってくれ」と
誘ってくるんだもの
そして
握ればたちまち
私は幸せな気分になれるんだ
君のしっぽは
特別な魔法でも持っているのかな?
しっぽ
しっぽ
可愛い
しっぽ
さて
寝ている君のしっぽを
そっと握って
癒されたいな
4.「地球は生きている」
この世界の
生きる者たちは
地球から受ける恵みに
生かされている
そして
地球も
生きている
生きとし生けるもの達は
地球にとっての
器官であり細胞で
晴れるのも
雨が降るのも
朝が来て
昼になり
夜になるのも
地球が生きているからこそ
起こる現象だと
私は思う
地球にとって
人間は
どんな働きをもたらす細胞なのだろう?
生かす細胞か?
それとも
がん細胞か?
おそらく
どちらも正解だ
がん細胞の働きが強いせいで
地球は病気になり
その症状として
環境破壊や
異常気象が起こっている
ならば
がん細胞の作用を少しでも弱める
働きかけをしなければいけない
今こそ
ナチュラルキラー細胞として
地球を生かす
働きかけをしなければいけない
そのために
何が出来るだろう?
まずは
地球の症状を問題として
受け止めること
初めは認識することからで良い
一人一人の意識付けが
がん細胞の作用を弱めていく
私達を生かしてくれる
地球を生かそう
そして
地球と共に
生きていこう
その心がけが
大事だ
5.「香りのユートピア」
月に1回の楽しみ
それは
美容院に行くこと
そこで
スタッフさんと
色んなお話をするのも楽しいし
何より
アロマセラピーをしてくれる
先生がいるから
良い香りのする
アロマオイルを3種類
自由に選んでブレンドして
手に塗ってくれる
それが
一番の自分へのご褒美
今日は
ラベンダーとか
甘くて和やかな気持ちになれる
オイルを中心に選んでみた
塗ってもらった途端に
ふわっと香る
アロマオイル
良い香りに包まれながら
ハンドマッサージをされると
心身の緊張がほぐれて
眠たくなってきてしまうよ
何だか
花畑の中に自分がいて
妖精さん達が子守歌を歌い
それにつられて
眠気が誘われている気分だ
ユートピアって
こんな感じかな?
アロマに包まれて
うとうとしていたら
気が付けば
ハンドマッサージは終了していた
それでも
香りは続いていて
香りをかぐ度に
花畑も
妖精達も
私のイメージの中に
現れてくるんだ
つかの間の
リラックスタイムに現れる
香りのユートピア
ずっと
残っていて欲しいな
でも
明日には流石に
消えているだろうな
そう思うと
悲しくなってくる
悲しくなったらなったで
それでいい
安らぎを
ありがとうと
ユートピアの
花々や妖精達に
お礼の言葉を届けて
また
一月後に会いましょうと
約束するの
そうすれば
悲しみなんて
吹き飛んでしまうから
6.「アールグレイミルクティー」
仕事終わりの
自分へのご褒美
コンビニに寄って
アールグレイミルクティーを買って
ほっと一息入れる
すっきりとした
上品な味わい
アールグレイミルクティーは
そんな味
それをたしなむ自分って
素敵なレディーよね
なんて思ったりして
くすりと笑う
疲れている自分への
最高の労り
アールグレイミルクティーで
身と心を癒して
クリアな状態で
明日を迎えるの
大丈夫
明日も頑張れそうだわ
7.「小さい私」
頭の中で
好きな音楽を
イントロする
とても心地よくて
気分が良くなる
ただ歌が好きだから
というわけではなくて
歌わないと
心が落ち着かないんだ
常に自分の軸が
安定していない状態で
その原因は
周囲が怖くて
自分の気持ちを表に出せなかった
孤独な幼少期が
背景にあって
心の中の
小さな子供
インナーチャイルドが
傷ついたままだから
心の安定感が
常に無い
感情の起伏が激しく
高圧的な母親に
認知症の祖父を
日常的に虐めていた祖母
二人とも
弱い人だったんだろうけれど
そんな二人がいる家庭は
心から落ち着けるものではなくて
11歳くらいの頃なんて
嫁姑の間を取り持てと
母親が画策するし
今、思えば
我が家はおかしいと分かる
そんな環境にいたせいか
心の中の小さな私は
いつも母親を求めていて
大人になった私を
母と呼んで慕っている
現実の母親は
お世辞にも出来た母親とは言えないから
私自身が
自分の母親になるしかなかった
だから私は
小さな私と語らい
優しく抱きしめる
一番して欲しかったことを
自分でしている
そうすると
心がすっと
体の中心に定まるような
安定感が戻る
欲求や感情を
表に出して
それを満たす行為
それがきちんとなされないと
私みたいに
心が不安定なまま大人になる
それが
不適切な行動や言動だったとしても
理屈を言ってたしなめるより先に
いったんは受け止める
それをしないと
子供は自分を抑圧することを覚える
抑圧が過ぎれば
自分自身に許可を出せなくなって
次第に心のバランスが崩れていく
だから
大人は
子供の心の声を聞いて
受け止めてあげて
心の整理が出来るように
促していかないと
子供の心が健全に育っていかない
心のアンバランスを
自分で解消していくのは
正直しんどい
でも
諦めたくは無い
私は私の母親だから
絶対に見捨てたりしない
小さい私が
笑ってくれること
喜んでくれることを
やっていきたい
それが私の
幸せだから
8.最後に(詩の解説)
1.の詩は
自分の幼少期を振り返って書いた詩です。
2.の詩は
先日、レイキヒーリングというものを受けて
思ったことを書いた詩です。
3.の詩は
我が家の愛猫2匹について書いたラブポエムです。
4.の詩は
地球や環境問題について考えて書いた詩です。
5.の詩は
日曜日に美容院に行って
アロマセラピーを受けたときの気持ちを詩にしました。
6.の詩は
仕事帰りにアールグレイミルクティーをよく飲むのですが
そのこだわりについて書きました。
7.の詩は
自分のインナーチャイルドについて書いた詩です。
最後までお読み下さりありがとうございます。
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