【わたしの中のわたしへ向けて】
今年のはじめに素敵な出会いをして
素敵な仲間たちと知り合って
そして少しずつわたしの中に色々な変化が生まれました。
それは外へ向かっていくものではなく
自分の内側の奥深く海の底へもぐってゆくようなものでした。
そして
海の底に置き去りにしたままの小さな頃のわたしと再会しました。
それは
忘れたフリをしてわたしの奥に閉じ込めていた
しんどくて苦しくって真っ暗闇の過去の記憶の中にいる
独りぼっちで傷ついて困り果てている小さなチビひでかでした。
ギリギリのところで一生懸命踏みとどまっていた
小さくて無力なかわいそうなチビひでかでした。
せっかく大人になったのにわたしは彼女を救うこともせず
ずっとなかったことにしていました。
振り返らない方がラクで前を向いていれば大丈夫だと思っていました。
ただのかすり傷なんだから大げさにするなんてバカバカしいとさえ思っていました。
チビひでかのことを知っているのはわたしだけだというのに。
でも今やっと
素敵な仲間たちとそれぞれの道を一生懸命模索する中で
ようやくわたしはわたしの中にいる彼女とちゃんと向き合うことができました。
そしてチビひでかの傷が自分が思っていたよりもずっとずっと深くてたくさんだったことに気づきました。
わたしはただただ涙が止まりませんでした。
自分のことをちゃんと見てあげていなかったことに
可哀想だったねといってあげていなかったことに
涙がどんどん溢れて止まりませんでした。
そうしてただただこみ上げてくるたくさんの涙と一緒に
ようやくわたしの奥底に閉じ込められていたチビひでかがふわっと浮かび上がってきたような気がしています。
辛かったことを辛かったと言えなかったこと
痛かったのに痛いと言えなかったこと
なんでもないフリばっかりしていたこと
全部思い出してたくさん泣いて
そして心がふわりと軽く暖かくなりました。
自分一人ではとてもできなかったことです。
周りで仲間達がそれぞれに抱えた何かと対峙していたからこそ
わたしはチビひでかを受け入れてあげることができたのだと思います。
みんなにありがとうの気持ちでいっぱいです。
そして久しぶりの久しぶりに
自分のイラストを描きました。
それは自然に
幸せいっぱいのチビひでかになっていました。
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ずっとひとりで傷ついて途方にくれていた
無力で小さなチビひでかへ
もうひとりぼっちじゃないよ
この世界にはわかってくれる人たちがちゃんといるよ
今まで頑張ってくれてありがとう
わたしを一生懸命大切にしてくれてありがとう
もう自由になろうね
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追記:
その後、この記事を書いた背景と朗読をPodcastで配信しました。よかったら聴いてみてね♡