言葉の花束ーアキの詩集No.175

1．「甘いもの」

世の中
そんなに
甘くないよ

しっかり
しないと

がむしゃらに
頑張らないと

なんて
張り詰めて

疲れた
心身に

あまあまの
ミルクティーと
杏仁豆腐をどうぞ

世の中は
甘くない

だからこそ
甘いもので
癒されてね

2．「自分に厳しすぎる私よ」

自分に厳しすぎる
私よ

少しは
己を戒める
縄を緩めて

たまには
ちゃんと

自分に
甘くしても良いんだよ？

今日のお昼ご飯だって
季節限定の
値段の高いパスタ料理を食べてしまって

なんて
罪悪感を持つ必要は無い

時には
自分を存分に
甘やかして良い

そのゆとりを
持って欲しいな

3．「秋の深まり」

少しずつ
秋の風になっていって

蝉の声から
鈴のような
秋の虫たちの合唱が
聞こえるようになってね

今日は
家の前を
赤とんぼがたくさん
飛び交っていたよ

次は
何だろうね

秋の深まりを
告げてくれるものは何か

考えるだけで
楽しいね

4．「反省できない大人」

自分の非を認め
反省する

それが出来ない
大人ほど
ろくな奴はいない

自己中心的で
被害者意識が強くて

だから
心が改まることなく
成長出来ない
厄介者なのだろうが

そういう
無責任な生き方は
楽だろうけれど

ある意味
苦しい生き方だと思う

5．「日本は良くも悪くも平和」

日本は
平和だ

ぼんやりと
生きていても

良くも悪くも
やり過ごせてしまう

ただ
最近
色んなものの価格が
高騰していて

お米も
通常の
倍の値段！

今
国民が知らなければならない
実情は何？

国政だけじゃなくて
それを国民に伝え

理解を促すのも
政治家の務めではないの？

6．「闘争と逃走」

苦難に対して

闘争するか？
逃走するか？

おそらく
どちらも正解

私は今まで
前者が多かった

でも
時には後者も必要で

逃げて
拓ける道もあるのだと知った

生きるのに
そこまで強くなる必要もないし

闘争も
逃走も

程よく
活用するのが良いね

7．「恋愛保留中」

気になっている相手と
何となく話をしていて

さりげなく
結婚について
話を聞いてみると

「自分は
その気はない」なんて

その一言で
大分ショックだった

この人と私は
考えていることが
違う

色んなところが
合わないなと
感じてはいたけれど

それを我慢してまで
貫ける愛なのか？

自問自答してみて
ちょっと自信が無い

傷つく勇気がないから
取りあえず
保留かな

8．「真面目さを手放す勇気」

自分の中の
正義心だけで動くと
ろくなことが無い

そこに
自分への過信が加わると
さらに厄介

後で振り返って
後悔するくらいなら

そこまで
真面目にならない方が良いのに

自分のくそ真面目な気質が
憎らしくて仕方ない

自分の掲げる誠実さが
周りが求めているものと違うならば

幾分か
真面目さを手放す必要があると学んだ

妥協する勇気が
今の私には必要なのだろう

9．「どっちつかずの心」

人に
囲まれ
わいわいしていれば

独りが
恋しくなり

かと
思えば

独りを
満喫していると

人の存在が
恋しくなり

どっちつかずの心を
持て余しては
振り回される

その
人らしさが
愛おしく思える