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「こっちが元祖?学問の神様」 京都 菅原院天満宮神社(前編)

今日のお話は「菅原院天満宮神社」

こちらは、学問の神様で知られる「菅原道真」が生まれた所なんです。

天満宮といえばやはり「北野天満宮」の方が有名でしょうかね…
でも、こちらもとても由緒ある素晴らしい所なんです。
では、菅原院天満宮神社について一緒にみていきましょう。

菅原院天満宮神社は京都御苑の南西角、烏丸丸太町付近に位置しています。
地下鉄烏丸線の丸太町駅で下車、2番出入口から出て徒歩数分という近さにあり。

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烏丸通を少し北上すると護王神社もあり、こちらも一緒に楽しむのもいいかと。
ちなみに私は京都御苑をお散歩してから向かいました。

京都御苑の「下立売御門」を出ると、道を挟んですぐ目の前に見えます。
下立売御門からは菅原院天満宮神社が見えます。

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菅原院天満宮神社に到着。

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写真には写っていませんが、入り口にある石の鳥居の横に石碑があり、こちらに「菅原邸址」とかいてあるんです。
そう、つまり菅原氏の邸宅跡にある神社なのです。
道真公だけでなく、父是善卿・祖父清公卿である菅原氏三代がお住まいになられていた場所ということから、こちらには道真公含め菅原氏三代が祀られているのです。

鳥居をくぐるとまずはやはりいらっしゃいました。
菅原道真公の「お使いの牛」です。

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ここは手水舎も牛なんですね。
で、それを見て思い出したんです。
「そういえば、天満宮ってなんでどこも牛が座り込んでいる姿なんだろう…」と。

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調べてみると、
「菅原道真公を埋葬するため牛車で御遺体を運んでいると、牛はある場所で座り込んで動かなくなってしまいました。全く動かない牛を見て、人々は菅原道真公がこの場所に墓所をたてて欲しいと考え、そこを御墓所と決めました。」実はこの場所が後の「太宰府天満宮」だそうです。
以降、牛が座り込んでいる姿の意味はここからきているといわれているそう。
なるほど、この座っている姿にもちゃんと意味があったんですね。勉強になりました。

で次は、ん?

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境内の真ん中に蛇口が2つある。なぜ?

実はこちら、菅原道真公の産湯に使われていたという井戸水を汲むことができるそうなんです。
こんな風に、あまりに目立つ看板があるので、まずはその井戸に行ってみました(笑)

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井戸は社務所の奥にあります。
こちらが道真公の産湯に実際使われたといわれている井戸「御産湯の井」です。

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この井戸自体の深さは8〜9mで、現在は地下25mから湧水しているそう。
しかも、井戸は道真公の誕生時にお使いになられた平安時代からずっと当時のまま残り、周囲に使用されている石もその時代からのものなんだとか。
この時の水量はこんな感じ↓

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昔からずっと残っているということは、本当にすごいことですよね。
まぁつまり、さっきの蛇口は、道真公の産湯に使われていたという井戸水を汲むことができるということなんです。すごいね。
菅原院天満宮神社の計らいで、誰でもこの水が汲めるようにと、参拝者用の給水所ができたそうですよ。

あ、ちなみに産湯の井戸の横にこんな可愛いものがありましたよ。

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黄色の千両( ´ ▽ ` )
とってもいい色で、ちょこんとあるのが可愛かったです。

境内の中で色々寄り道もしましたが、
では、これからご本殿へ挨拶に行きましょう。

つづく。


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